静岡県浜松市を中心に保育園を構える株式会社「ヒーローズホールディングス」様。
「豊かに生きる力の基礎を育てる」という理念に共感できる方と出会うべく、保育士バンク!の求人広告掲載サービスを利用。多くの求職者から反響があり、当時目標としていた採用数を確保することに成功しました。
今回は、株式会社「ヒーローズホールディングス」取締役の鈴木様にインタビュー。
求人広告を通じた採用の肝となる”求職者の視点に立った採用戦略”についてご紹介します。
目次
採用活動で大切なのは「求職者の視点」に立つこと
ーーー16の園を運営する、株式会社「ヒーローズホールディングス」様では、広く多数の方に募集をかけるため、認知の拡大に重きを置いて採用活動を行なっているそうです。
まずは、採用で意識しているポイントについて聞いてみました。
(鈴木様)採用でまず大事なのは、なるべく多くの求職者さんに園の情報を知ってもらうことです。
オープンに求人情報を発信し、求職者さんに”今この園で募集しているんだ”と知ってもらわないと応募にはつながりませんからね。
すなわち採用の確率を上げるには、「園の求人を見た方」の母数を増やすことが大切なんです。
そのためにこれまで、ハローワークや求人情報誌、一般的によく知られている総合媒体の求人サイトなどいろいろな求人媒体に掲載していました。
しかし、どれほど有名な媒体を利用したとしても、保育士さんへの集客力がある求人サイトでないと求人を掲載しても応募につながらない。
そのためには、保育士さんからの知名度や信頼性が高いサイトを選ぶ必要があることを実感したんです。
ちょうど募集拡大にあたって求人広告の掲載先を検討しているタイミングだったので、保育士さんの生の声を聞いてみようと、園の先生たちに「保育園の求人はどこで探しているの?」と質問したんですよ。そしたら保育士バンク!の名前が多く挙がったんです。
調べてみると、保育士バンク!は保育業界の中でトップシェアのサービスというのがわかり、この評判は間違いないなと確信しました。
sodawhiskey/stock.adobe.com
また、担当の方から「保育士バンク!はSEO対策*に力を入れているのでWEBで検索したとき上位に表示されやすい」と聞きました。
自分で「浜松 保育士 求人」と検索してみたところ、実際に上位表示されていたのでサイトパワーの強さを実感しましたね。
*SEO対策とは…検索エンジン最適化。Googleなどで検索した際に、サイトが上位に表示されるように、コンテンツやサイトの作り方を改善すること。
やっぱりWEBサイトで調べものをしているときって、検索結果で上位にくるサイトをクリックすることが多いじゃないですか。
私自身も、普段から求職者さんがどんな情報を見ているか、自社サイトがどのくらいの順位にいるかを勉強するくらいこだわっているので、保育士バンク!のサイトパワーは非常に魅力的に感じました。
実際、保育士バンク!に求人を出したところ、多くの保育士さんから反響をいただき、こちらとしても大変うれしかったです。
このように、情報の拡散力がある求人サイトを使うからこそ、多くの方の採用につながっているし、投資する意味があるなと実感しています。
これは無料の求人媒体や人材紹介では実現しがたい、求人サイトならではのメリットだと思いますね。
ヒーローズ保育園の様子。
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求人を掲載する中でわかった求職者の動向
ーーー保育士バンク!に求人を掲載するようになってから気づいたことや、採用に活かせそうなことはありましたか?
(鈴木様)最近わかってきたのは、採用活動は早めの時期から始めて中長期的に募集をかけるのが効果的だということです。
保育業界の場合、次年度の採用をする時は秋〜冬頃から募集をかけるケースが多いと思うんですが、それだと遅いんですよね。
私たちも以前は、入職してほしい時期から逆算して3カ月くらい前から募集を始めていたんですが、それだとなかなか応募が集まらず、採用が間に合わなかったんですよ。
そのため、次年度に向けた採用をするなら夏前から募集をかけるのがいいなと思っています。そもそも次年度の転職を考えている保育士さんの場合、秋の意向調査の前には転職先を決めておきたいので、早い方だと夏頃から求人を見ていますからね。
実際、早めに募集をかけるよう心がけたら、以前より余裕を持って採用人数を確保できるようになりました。
保育士バンク!担当者より
実際、株式会社「ヒーローズホールディングス」様の求人広告のデータを見ていると、意外と春先の4月・5月頃から閲覧数が増えてくるんです。
もちろん、次年度の4月を目指して転職活動をする方が多いので直近1~2カ月後に入職のケースは少ないですが、求職者さんに向けた「認知形成」を広く行なうという観点では早い時期から募集をかけるのが非常に効果的だと感じています。
ーーーなるほど。求職者の動向をふまえて早めに募集開始することが大切なのですね。
ちなみに今は保育士バンク!以外にご利用されている媒体はありますか?
(鈴木様)地元で有名な求人情報誌や折り込みチラシといった紙媒体をいくつか利用しています。
求人情報誌や折り込みチラシは保育士専門の媒体ではないのですが、紙媒体だと保育士さんに限らず、地域全体に向けて広く情報を届けられるんですよ。
私の予想ですが、紙媒体で求人情報を見た方が身近にいる保育士さんに情報を教えているのかな。そのくらい、WEBでは届かないような層まで多くの方に広く情報を届けられるのは紙媒体の良さな気がしてます。
逆に、保育士バンク!は保育業界専門なので、メインターゲットである保育士さんに効率よくアプローチできるのでいいですよね。
これは肌感覚なのですが、保育士バンク!経由で応募してくださる求職者さんを見ていると、勉強熱心な方が多い印象があります。保育士バンク!にあるコラムを読んでいる方たちなんですかね?普段から情報収集して勉強しているからなのか、とても熱心な方が多いなと感じています。
WEB・紙それぞれのよさを感じているので、並行しながら採用を進めていきたいですね。
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応募者対応で意識したい”レスポンスの早さ”と”本質を見抜く工夫”
ーーー採用するにあたり、募集開始のタイミングだけでなく、応募してくれた方への連絡や面接などその後の対応も重要だと鈴木様はおっしゃいます。応募者への対応で気をつけていることを伺いました。
(鈴木様)求職者さんって、求人に応募をした時が一番転職意欲が高いタイミングだと思うんですね。
だから、応募してくださった方にはなるべく早くレスポンスをするように意識しています。
そのときに注意しているのが連絡のタイミングです。在職中の方も多いので、電話をかけるときはだいたい仕事が終わる18時くらい。応答がなければメッセージを残して気づいてもらえるようにしています。
保育士バンク!担当者より
鈴木様の求職者さんへのレスポンスの早さは、採用につながる要因の一つだと思います。
コンスタントな連絡は求職者さんにとっての安心材料になりますし、園にとっても転職意欲が高いうちにアプローチできるというメリットがあると思います。
ーーー連絡の取り方やタイミングが大事なんですね。面接や選考において意識していることはありますか。
(鈴木様)面接は基本的に、施設の園長先生が行なう現地面接、責任者である私が対応する本社面接の2回行なうことが多いです。
ただ、面接という特別な場では、どうしても求職者さんも肩肘を張ってしまっていて、本音や人柄の部分が見えにくい。
だから私は、緊張をときほぐすためにあえて「趣味は何ですか?」と雑談を挟んだり、「お茶でも飲みながらゆっくり話しましょう」とフランクに接したりしています。
あと、現場面接を担当している先生から聞いた話だと、求職者さんの協調性を確認するために「同じクラスの先生と意見が合わなかったらどうしますか?」といった質問をしているそうです。
こんな風に、会社全体としてしっかりと人柄を見て、園の方針や理念にマッチした方とご縁を作れるよう工夫しています。
保育はワンチーム。保育士バンク!と協同して愛される園を目指す
ヒーローズ保育園の様子。
ーーー共に働く保育士さんを探すうえで、求職者の想いや人柄を重視しているという鈴木様。その背景には「子どもたちや保護者から愛される保育園を作りたい」という信念があると語ります。
今後の保育園運営において求められることや、鈴木様が目指す展望について伺いました。
(鈴木様)今後、子どもたちや保護者の方から愛される保育園になるためには、職員の採用と教育に力を入れていく必要があると考えています。
少子化が進むこれからの時代、保育園の数はどんどん減っていきます。
子どもたちや保護者の方、そこで働く保育士さんを守るためにも、保育の質を上げていく必要があるし、職員の入退職が激しかった従来の保育業界を変えていかなければならないと思っています。
だから今当社では、保育の質を高めるために、チャットグループを通じて毎日全職員に向けて理念を発信したり、良好な人間関係を構築するためのナレッジを共有したりといった取り組みに力を入れています。
また、当社の保育士さんたちには、子どもや保護者の方から「ファン」になってもらえるような保育をしてほしいと考えています。
そう思うのは、私の原体験として、当時通っていた幼稚園の先生が大好きだった記憶があるからなんです。
母も「我が子が好きな先生」ということでその先生をものすごく信頼していたんですけど、やっぱり子どもが先生を好きだと保護者の方からの信頼にもつながると思うんですよね。こういうのってある種、「ファン」みたいなものなんじゃないかなと。
ヒーローズ保育園の様子。
そういった想いもあり、私たちの会社には「ファンを作る」という保育への想いが共通している保育士さんに集まってもらっているんですね。
その中で、園を知ってもらう一つの入り口を作るのが求人広告の役割だと思っています。
間口を広く設けて多くの人に募集情報を届ける工夫をしていければ、「保育園のファンを増やしていく」という想いや理念が一致する人を見つけられると考えているんですね。
ただ「採用を通じて愛される保育園作りをする」という大きな理想を叶えるためには、私たちだけの力ではなく、保育士バンク!のような採用支援をしてくださる会社と気軽に情報交換をできるような関係作りも大事だと思っています。
今後はより一層、”保育業界をよくしていく”という一つの目的に向かってワンチームで取り組み、子どもも保護者も、保育士さんも、みんなが幸せになれる未来を作っていきたいですね。
保育士バンク!について
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