「保育士の人材紹介は手数料が高い…」と利用を悩んでいる採用担当者の方も多いでしょう。会社によって手数料や返金規定が異なるため、安心して使える会社を見極めることが大切です。今回は保育士専門の人材紹介会社の概要、手数料の平均相場などを紹介します。サービス利用のメリット・デメリット、人材紹介会社を選ぶときのポイントをまとめました。
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保育士の人材紹介会社とは
保育士の人材不足が深刻化する中、人材紹介サービスの利用を検討する保育園もあるのではないでしょうか。
人材紹介会社の概要や手数料、企業を選ぶ際のポイントなどを把握したうえで活用することが大切ですね。
まずは人材紹介会社の仕組みについて詳しく見ていきましょう。
仕組み
保育士の人材紹介会社は、登録者の中から保育施設からの要望に適した人材を紹介するサービスです。
費用については成功報酬制を取り入れる企業が多く、紹介された人材の採用が決定した時点で手数料が発生する仕組みになります。
成功報酬型であれば初期費用がかからないため、安心して活用することができるでしょう。
利用の流れ
人材紹介会社の利用時の流れは以下の通りです。
1.契約
まずは人材紹介会社を選定し、契約を交わします。
いくつかの企業に相談してサービスの概要や手数料などを確認してから検討しましょう。
入社後に早期退職した場合の返金規則なども詳しくチェックすることがポイントになりそうです。
しっかり内容を確認したうえで契約しましょう。
2.打ち合わせ
契約完了後は人材紹介会社に自園の要望を伝えます。
打ち合わせ前に園の現状を把握したうえでどんな人材を求めているのか、明確にすることが大切ですね。
双方の認識に相違がないよう、念入りに打ち合わせを行うとよいでしょう。
3.募集開始
打ち合わせの内容を求人票に反映し、募集を開始します。
問い合わせがあった方のみに公開するなど「非公開求人」を出すケースもあるでしょう。
募集方法や求人票の見せ方については人材紹介会社に相談しておくとよいですね。
4.書類選考・面接
人材紹介会社から紹介された人材の書類選考や面接を開始します。
書類選考では自園が求める人材か確認したうえで、面接日程の調整を人材紹介会社に打診するとよいですね。
もし、紹介された人材が自園に合わないと感じた場合は断っても問題ないでしょう。
「まずは会ってみたい」と思われる人物がいた場合は、希望がすべて一致していなくても面接を実施してみるとよいかもしれません。
面接後は人材紹介会社を通じて求職者と希望条件のすり合わせを行うことも可能でしょう。
5.合否決定
続いて合否の決定を行ないます。
人材紹介会社経由で求職者に合否が伝わります。
不採用の場合も人材紹介会社が代わりに伝えてくれるため、不要なトラブルを避けられそうですね。
採用が決定した場合、内定辞退を防ぐため、面談を実施するなど内定者への配慮を大切にしましょう。
6.入社
入社後は内定者に何か質問や不安はないか確認して、手厚くサポートしましょう。
また、人材紹介会社は求職者/保育施設ともに入社後のフォローも行っているため、気になった点があれば相談するとよいですね。
7.手数料支払い
最後に人材紹介会社に手数料を支払います。
領収書の内容などもチェックしたうえで対応しましょう。
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保育士の人材紹介会社へ支払う手数料の相場
人材紹介会社について「手数料が高いのでは?」と利用を躊躇する保育園もあるかもしれません。
手数料については保育士さんの年収の約20%〜40%を手数料として設定している場合が多いようです。
厚生労働省の資料をもとに実際の相場を見ていきましょう。
<採用1件あたりの平均手数料>
76.9万円
(※回答事業者数:878事業所)
保育士の平均年収363.5万円をもとに手数料の割合を算出すると、想定される手数料の割合は21.2%となっています。(※厚生労働省「令和元年賃金構造基本統計調査」における「きまって支給する現金給与額」「年間賞与その他特別給与額」を加えた金額)
また、資料によれば紹介手数料が経営上の負担となっている事業者が7割ほどいるため、活用したくても経費がかかってしまう…と不安を感じるケースもあるでしょう。
ただ、保育士人材不足が慢性化している中で人材紹介会社を利用すれば人材の供給が安定するというメリットもありそうです。
実際に人材紹介会社を利用するメリット・デメリットを詳しく見ていきましょう。
そんな方は、採用のヒントが見つかる人材紹介の解説コラムをご覧ください!
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保育士の人材紹介会社を利用するメリット・デメリット
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メリット
- 自園に合った人材を採用しやすい
- 人事・採用担当者の工数を削減できる
- 急な人材不足に対応しやすい
- 初期費用がかからない
人材紹介会社はキャリアアドバイザーが保育施設側と保育士さん側の双方の希望をしっかり聞いたうえでマッチングを行ないます。
そのため、自園にあった人材の紹介を期待できるというのは大きなメリットでしょう。また、希望条件のすり合わせなどもキャリアアドバイザーが担うため、安心して採用活動を展開できそうです。
デメリット
- 紹介手数料が負担になる可能性がある
- 地域や条件によっては紹介が難しいケースがある
- 入社後のミスマッチや早期離職に至る場合がある
紹介が難しい状況の場合も採用の決定まで費用がかかるわけではないため、まずは相談ベースで問い合わせしてみることも大切ですね。
保育士の人材紹介会社を見極めるポイント
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保育士人材会社を選定したうえで契約を行ないますが、中にはどの企業と提携するべきか迷うこともあるでしょう。
実際に人材紹介会社を見極めるポイントを紹介します。
厚生労働省の認定を受けている
厚生労働省では医療や介護、保育分野における求人者が適正な紹介を受けられるよう、「適正な有料職業紹介事業者の認定制度」を策定しています。
「職種別に手数料をきちんと公表している」など一定基準を満たした人材紹介会社を認定しているため、安心してサービスを受けられるでしょう。
人材紹介会社を見極める際は有料職業紹介事業者として認定されている企業かどうか確認することが大切ですね。
規約が明確な企業を選ぶ
人材紹介会社を選定するポイントとして規約が明確な企業を選ぶというのも重要です。
特に早期離職や入職トラブルなどがあった場合の返戻金制度があるのかはチェックしておきたいポイントの一つ。
「採用したが3日で辞めてしまった」「入職日にやっぱり辞退したいと報告された」といった状況になる場合もあるかもしれません。
”1週間以内に離職した場合の返戻金は〇円”など細かな規定が設けられているか確認しましょう。
実績豊富な企業かチェックする
実績豊富な企業は保育士さんの登録者数も多いと考えられます。
締結先を選ぶ際は実績について問い合わせを行ない、どのような企業なのかヒアリングすることも重要です。
また、企業に関する口コミなどを見た場合はその内容に惑わされないように気をつけましょう。
特に悪い評価は目に留まりやすいですが、他の評価もチェックすることも大切になります。
問い合わせをした際の担当者の対応なども加味したうえで活用すべきか考えていきましょう。
出典:保育分野における職業紹介事業に関するアンケート調査集計結果(概要)/厚生労働省 出典:適正な有料職業紹介事業者の認定制度/厚生労働省保育士の人材紹介には保育士バンク!
保育士を採用する際、園の特色や保育観、労働条件にあった人材を見極める必要があるでしょう。
人材紹介会社を活用すれば、まず客観的に自園に合う人物かどうかをアドバイザーがチェックするため、自園の実情にあった人材の紹介が受けられそうです。
保育士バンク!では保育園や幼稚園、放課後等デイサービスなどあらゆる保育施設への人材紹介を行っています。
人材紹介会社の利用を検討中…という方向けにも、採用人員や予算をヒアリングしたうえで、適切な進め方のご提案をさせていただきますのでお気軽にご相談くださいね。
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