慢性的な人手不足が叫ばれる保育業界。募集してもなかなか応募がこないと悩む園も多いかもしれません。「すぐに採用したいときはどうするべき?」「このままだと保育が回らない」と焦りを感じる採用担当者様に向けて、保育士さんを募集しても応募がこない原因を紹介します。急ぎで募集をかける方法と人手不足の解消ノウハウをまとめました。
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人手不足なのに募集しても保育士さんがこないのはなぜ?
人手不足にもかかわらず、保育士さんを募集しても「なかなか応募が集まらない」「面接に至らない」といった状況が続く保育園・幼稚園もあるのではないでしょうか?
園のニーズに対して働き手となる保育士さんが少ない現状が続いており、実際に2024年1月時点の保育士の求人有効倍率は3.54倍といまだ高い水準で推移しています。
前年の同月に比べては下がっているものの全職種平均である1.35倍よりも高く、依然として保育士人材の獲得競争は熾烈であることがわかります。
そのため、人手不足の状況で人材の補充がスムーズに進まないケースも少なくありません。
ただ、募集しても応募が集まらないのには採用活動に問題がある可能性も考えられます。
なぜ募集しても保育士さんからの応募がこないのか、要因を把握して人手不足の解消に向けて対策を立てていきましょう。
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募集しても保育士さんがこない!人手不足に陥る4つの原因
まずは、保育士さんの募集をしても応募がこない原因を見ていきましょう。
求人票の内容がわかりにくい
応募が集まらない原因のひとつに、求人票の内容がわかりづらさが挙げられます。
必要最低限の簡素な内容や、むやみに長い長文の求人票からは、応募につながりにくいかもしれません。
求職者の「この園に応募したい!」という気持ちを後押しできるよう、働き方を具体的にイメージできるようなわかりやすい求人票を作り込んでいきましょう。
他園と比較して条件が劣っている
保育士の採用市場を把握していないことが原因で応募が集まらないケースもあるでしょう。
求職者は、求人票を見て自分の希望条件が叶うところを吟味してから応募することが予想されます。競合の園に勤務条件や内容が負けていると、求職者が他の園に流れてしまうケースもありそうです。
地域の保育士求人を確認してみて、自園の条件が著しく劣っていないか一度チェックしてみましょう。
募集している媒体がミスマッチ
募集に使っている媒体(求人サイトや情報誌など)に原因があることも考えられます。
媒体を使っている求職者の中に保育士資格を持つ人が少ないと、いくら募集をかけても応募数が増えないことでしょう。
保育士専門の求人サイトを使うなど、利用者層に求めるターゲットがいるかどうかも意識するとよいですね。
計画的な採用活動ができていない
「人が辞めたからとりあえず募集をかける」「園児が増えたからそろそろ採用を始めないと」と無計画に進めていると、ゴールを見失い採用活動が長期化してしまうおそれがあります。
現在の園の状況を整理して「●月までに~という条件で働ける人を●名採用する」など基準を設けることで、より効率的に採用活動を行うことができますよ。
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保育士さんを募集しても応募がこない…緊急時の人手不足解消策
保育士募集してもなかなか応募がこないときは、これまでの採用活動が適切だったのか見直して対策を立てることが大切です。
ここからは保育士さんの応募を増やすための方法を紹介します。
求人票の内容を見直す
まずは、多くの方の目に触れる求人票をブラッシュアップさせることで、応募の増加を図ることが大切です。
求職者が働き方をイメージできるよう、不足している内容はないか見直していきましょう。
給与や勤務時間はわかりやすく記載する
働きやすさに直結する給与や勤務時間といった条件面を重視する求職者は多いもの。
例えば給与欄であれば下記を参考に、求職者が「自分の場合どのような条件になるか」がわかるような書き方を意識してみましょう。
<before>
月給20万~25万円(評価による)
<after>
月給20万~25万円
内訳
└基本給 18万~20.5万
└資格手当 1万円
└住宅手当 ~3万円
└処遇改善手当 5000円
※基本給は経験年数・クラス配置・昨年度評価によって変動します。クラスを受け持つと担任手当(5000円/月)が加算されます。
※住宅手当は別途支給要件があります。詳細は面接時にご説明いたします。
給与の内訳を記載したり、具体的な数字を明記したりすることで求職者の安心感につながり、応募を後押しできそうですね。
求める人物像を明記する
求める人物像を記載することで、条件に当てはまる求職者からの応募が期待できます。
- 1歳児クラス担任の保育士さん募集!経験者は優遇します
- 16時~20時の遅番に入れる方優遇。保育士資格の有無は問いません
など、求める経験や勤務条件、スキルなどを求人票に入れ込むのも一案ですよ。
選考の流れを提示する
求職者にとって、面接の回数や実施形式は事前に把握して、できるだけ心の準備をしたうえで応募したいもの。
下記のように、選考フローを明記しておくことで安心してもらえるかもしれません。
書類選考⇒一次面接(WEB面接可)⇒二次面接(園での実施)⇒内定
また、遠方の方向けにWEB面接の可否を明記したり、筆記試験を行なう場合は試験内容を記載したりすることもポイントです。
職員・保護者に知人の紹介をお願いする
職員や保護者の方といった園の関係者にお願いして、知人の保育士さんを紹介してもらうことも一つの手。
園の雰囲気や内情を理解してもらったうえで採用できるので、入職後のミスマッチにもつながりにくいでしょう。
ただ、採用後の人間関係のトラブルや情報漏洩には注意が必要ですね。
人材紹介を利用する
どうしてもすぐに保育士さんを採用したい場合は、人材紹介の利用も効果的です。
紹介会社に申請すれば、登録している求職者の中から求める条件にあった保育士さんを紹介してくれるため、人を探す手間が大きく省けますよ。
保育士バンク!は保育施設を専門とした人材紹介サービスを取り扱っています。直近での採用もご対応いただけますので、まずはご相談ください。
詳しくはこちら【人手不足を防ぐ】保育士さん募集における採用ノウハウ
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ここでは、人手不足な状況に陥らないようにするために知っておきたい、採用ノウハウをお伝えします。
採用市場をしっかり把握する
保育士さんを安定的に採用するためには、求職者がどのような動きをしているか採用市場を把握することが大切です。
地域の給与相場を調べる
各地域によって給与相場が違うため、しっかり情報を収集することが重要になります。
給与相場が高いエリアでは設定給与が低いとなかなか応募が集まらない可能性があります。
自園の給与と地域の平均給与を比較したうえで、募集条件を設定することが大切ですね。
時期ごとの求職者の動きを知る
特に1月~2月は新年度の入職に向けて転職活動を始める保育士さんが増え始める時期。
先述した、こども家庭庁が出している月別の有効求人倍率 を参考に求職者の動向をチェックするとよいですね。
定期的に求人票の内容を見直し、応募の増加に向けて取り組んでいきましょう。
年代別のニーズを把握する
採用したい人物像が決まっている場合、年代に合わせたニーズを汲み取ることが大切です。
例えば、若手であれば給与や働きやすさ・園の雰囲気を重視する傾向にあり、子育て世代であれば勤務時間の融通の効きやすさが条件に上がってくることが多いようです。
採用したいターゲットに合わせて求人票に入れ込む内容を工夫してみましょう。
求人票の内容を充実させる
さらに採用効果を後押しするために、より魅力的な求人票作りのプラスアルファについて紹介します。
キャッチコピーを見直す
魅力的な求人票作りは応募増加の近道。
特に求人票のタイトルにキャッチ―な言葉を盛り込むと、求職者の目に留まりやすくなりそうです。
<求人票のキャッチコピー例>
「賞与4カ月分の支給実績あり!定員19名で子どもとじっくり向き合える小規模保育園」
「有休消化率100%!夏休みには長期休暇が取れる幼稚園」
「無料駐車場・住宅手当完備!子育てと仕事を両立しやすいアットホームな保育園」
他園の求人票もチェックしながら、自園の魅力が伝わるタイトルにすることが大切です。
また、職員に一度求人票を確認してもらい、保育士さん目線でチェックをお願いするとよいアイデアが集まるかもしれませんね。
写真や動画で園の雰囲気を伝える
文章のみでは、園の雰囲気や保育の様子を伝えるのは難しいもの。
求人広告に写真や動画を掲載すれば、どんな園なのかを求職者の方に感じ取ってもらうことができます。
保育士バンク!では 保育施設向けのPR動画制作を承っています。
採用活動はもちろん園児集客にも役立てられるなど、幅広くご活用いただけるので検討してみてくださいね。
保育士専門の採用支援会社に相談する
募集しても人がこないなど人手不足が常態化している場合、採用サービスを専門に取り扱う会社に相談してみるのも一つの手です。
園の実情や地域の特性に合わせた解決策を提供してもらえるうえ、他の園で効果の出た採用方法といった情報を教えてもらえることも。
保育士バンク!は、保育士専門の採用支援サービスです。
長らく保育業界を専門にしてきた弊社ならではのノウハウをもとに、貴園にマッチした採用方法をお探しし、課題解決のお手伝いをいたします。
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出典:保育士の有効求人倍率の推移(全国)/こども家庭庁人手不足で募集しても保育士さんがこない園の採用を支援します!
人手不足の中で募集がなかなかこないと現場の保育士さん一人ひとりに負担がいき、退職者が増加する悪循環に陥る可能性があります。
そのような状況を防ぐためにも求人票の見直しや採用市場の把握をしっかり行い、応募増加に向けて対策を立てることが大切ですね。
採用活動でお悩みの保育事業者様は、一度保育士バンク!にご相談ください。
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