保育園で新入社員の歓迎方法に迷う採用担当者の方もいるでしょう。歓迎会の開催やメッセージカードの用意などさまざまな工夫をすることで、人材の定着化につながるかもしれません。今回は新入社員の歓迎方法について詳しく紹介します。保育園でフォロー体制を整え、早期離職や採用ミスマッチの防止に役立てていきましょう。
milatas/shutterstock.com
目次
保育園での新入社員の歓迎方法を知ろう!
新入社員を迎え入れる際、どのように歓迎すべきか、考える採用担当者の方もいるでしょう。
「歓迎会を開く?」「プレゼントを用意したほうがよい?」などと迷うこともありますよね。方法を工夫することで、保育園の和やかな雰囲気が伝わり、新入社員の方も新しい環境に馴染みやすくなりそうです。
歓迎の仕方を考えて早期離職の防止や働きやすい職場づくりに役立てていきましょう。
お問合せ&資料ダウンロード
採用課題・経営課題に関する個別ご相談受付やサービスガイドなどの資料DLはこちらからどうぞ。
まずはお気軽にお問合せください!
保育園での新入社員の歓迎方法:①歓迎会を開催する
新入社員の歓迎方法を想像したときに「歓迎会」を思い浮かべる方も多いかもしれません。
歓迎会は、新入社員の入社を祝い、先輩保育士さんとの交流の場になります。居酒屋や飲食店などに集まって、食事をすることが多いようです。
先輩保育士さんや園長先生の話をじっくり聞く機会になり、親睦を深めることができるでしょう。
また、保育士バンク!の求人紹介サービスを通じてご成約された保育園でも、歓迎会を活用して新人さんの満足度向上につながった事例があります。
5名の入職者に対して歓迎会・顔合わせが⾏なわれた園では、入職後のアンケートで5名全ての保育士さんより「新しい職場に満⾜」という回答が集まりました。このような結果からみても、交流の機会を持つ大切さを感じますね。
ここでは、歓迎会の準備から開催までのスムーズな実施方法を見てみましょう。
準備
歓迎会の開催する場合の準備内容は以下の通りです。
- 日程・場所を決める
- 職員に手紙を配布して出欠を取る
- 当日の流れを決める
開催場所は保育園周辺の会場を選ぶと行きやすいでしょう。園長先生や副園長先生は多忙なことが予想されるため、早めにスケジュールを確認するとよいかもしれません。
園によって余興を準備することもあるようです。担当者が1人だと内容に悩んでしまう場合もあるようなので、担当は2人~3人として話し合いで決められるように配慮しましょう。
当日
当日は新入社員の方が安心して参加できるように席の配置に気をつけましょう。同僚の方と隣り合わせで設定すると話しやすいかもしれません。
お酒ありのお店を予約する場合は、飲めない方に配慮して、ソフトドリンクの種類が豊富な居酒屋を予約するとよさそうです。
読んでおきたいおすすめ記事
【採用担当者向けコラム】保育士の新卒採用やることリスト。テンプレに使えるチェックシートを紹介
新卒採用は計画的に進めることが重要。保育士を目指す学生の動きは年々早期化しているとも言われるため、事前に「やることリスト」をまとめておくとスムーズです。そのうえで、早め早めに動くことが採用成功の近道で...
【採用担当必見】保育施設のお悩み対策診断。今、あなたの園に必要な対策は?
保育施設の運営にまつわる課題は、採用・定着・園児集客など、園によって本当にさまざまです。一体、自園にとって必要な対策は何なのか?「保育施設のお悩み対策診断」を使って調べてみましょう。 &n...
【採用担当者向けコラム】保育士の意向調査実施マニュアル。来年度に向けた準備のポイント
保育士さんに向けて来年度の就業意思を確認する意向調査では、どんなことに配慮して進めるとよいでしょうか。今後の園の運営や保育士さんの育成に関わることなので、慎重に行なうことが大切です。今回は、意向調査の...
【採用担当者向けコラム】意向調査で「退職希望」を示している保育士の引き止めはできる?
意向調査で退職の希望を示している保育士さんの引き止め方を知りたいと感じる採用担当者の方もいるでしょう。保育士不足が続く中、頼りにしていた保育士さんが抜けてしまうと運営が苦しくなりますよね。今回は、意向...
【2024最新】保育士不足が続く原因は?解消に向けた国・自治体・園の対策も解説
なぜ保育士不足が続くのでしょうか。子育て支援の重要性が増す中で、資格を持ちながらも保育士として就業する人が少ない状況を受け、国や自治体ではさまざまな対策を行なっています。今回は、深刻な社会問題でありな...
【2024年最新】学童保育の補助金はいくら?開業や運営に関わる助成金について
全国的に共働き家庭が増えたことで、小学生の居場所となる学童保育の拡充が求められています。実際に学童保育の開業や運営を目指す場合、国や自治体からいくらの補助金を受け取れるのでしょうか。今回は、学童保育の...
【採用担当者向けコラム】保育士の人材紹介手数料は高い?相場や会社による違いを解説!
保育士採用でも利用される「人材紹介」。手数料が何十万にも上ったという話を聞き、利用を迷っている採用担当者の方もいるかもしれません。今回は、保育士の人材紹介について、手数料の相場と費用が高いと言われる理...
【採用担当者向けコラム】真面目な人ほど急に辞めるのはなぜ?保育士が突然退職する理由と対策
真面目な人から急に辞めると告げられて、「何がよくなかったのか…」と頭を抱える採用担当者の方もいるのではないでしょうか。おとなしい人や優秀で勤勉な保育士さんほど、職場にストレスを抱えているかもしれません...
【採用担当者向けコラム】人材紹介会社が保育士さんを紹介してくれないのはなぜ?原因と対策
人材紹介会社を利用したにもかかわらず「保育士さんを紹介してくれない」と悩みを抱える方はいませんか?採用活動がスムーズに進まないと人材不足が解消されず、運営に支障をきたすケースも。今回は人材紹介会社から...
転職フェア出展は意味がない?採用できない?保育士を集客するためのポイント
多くの保育士さんと出会い、自園の魅力を直接伝えられる「転職フェア」。人材確保のチャンスになる機会ですが、出展しても意味がないのでは、採用できないのではと不安を抱く方もいるでしょう。今回は、転職フェアで...
放課後等デイサービスの職員採用の方法は?求める人材に出会うコツ
保育・福祉業界では人材不足が深刻化しており、放課後等デイサービスについても採用に苦戦する施設があるでしょう。特に児童発達支援管理責任者(児発管)の不足は、全国的に大きな課題となっています。今回は、放課...
時短勤務とは?保育園が導入するメリット・デメリットや注意点
2009年度の育児・介護休業法によって制度化された「時短勤務」。正式には短時間勤務制度と呼ばれ、3歳に満たない子を療育する労働者を対象に多くの方が利用しています。今回は時短勤務の概要や対象者、導入状況...
学童保育の経営に必要な基礎知識!開業の流れや必要コスト、成功のポイント
学童保育の開業を考えている方は、開業の流れやランニングコストの目安を把握しておくことが大切です。学童保育を経営するうえで必要な基礎知識をチェックしていきましょう。今回は、学童保育の経営に関する内容や成...
【採用担当者向けコラム】保育士採用で合同説明会に出展するメリット。成功の秘訣
保育事業者にとって合同説明会への出展には、どのようなメリットがあるのでしょうか。採用の成功率をアップするために、出展を検討する採用担当者の方もいるかもしれません。今回は保育士さん向けの合同説明会の活用...
学童保育の採用に人材紹介サービスを利用するメリットと注意点。活用するポイント
学童保育の採用に人材紹介サービスを利用するべきかと悩む事業者の方はいませんか。「手数料が高いのでは?」「希望する人材の紹介が受けられるのか」と不安を抱くこともあるでしょう。今回は、学童保育の採用に人材...
【採用担当者向けコラム】退職代行を使われた時はどうする?保育園に連絡が来た時の対処法
職員から退職代行サービスを利用して退職の申し入れがあった場合、どのように対処すればよいのでしょうか。連絡が来た時点で直接該当の職員とやり取りすることが難しいため、戸惑ってしまいますよね。今回は退職代行...
ジョハリの窓とは?4つの窓の内容や注意点、具体例をわかりやすく解説
「ジョハリの窓」という自己分析ツールはご存じですか。「開放」「秘密」「盲点」「未知」の4つの窓を用いて、自分や他者からの印象を認識していく手法です。今回は、ジョハリの窓の概要や企業内での導入時の注意点...
今、重要視される「学び直し」は保育士に必要?園側が取り組む具体例
社会人の学び直しが注目されている昨今、雇用側の環境整備が求められます。今回は、保育士の学び直しが必要なのか、園側の取り組みや具体例についてわかりやすく解説します。保育士がやりがいをもって働ける職場を作...
人的資本経営とは?保育園経営に活用するメリットや保育士育成のポイント
人的資本経営とは、企業の人材を「資本」と捉え、人材の価値を高めることで企業価値の向上を目指す経営手法です。近年注目されている経営手法のひとつで、さまざまな企業で導入されています。今回は、人的資本経営の...
学童保育を開業するために必要な資格・条件・補助金制度について徹底解説!
全国的に学童保育の拡充が求められている今、学童保育施設を開業するためには何が必要なのでしょうか。今回は学童保育の開業に必要な条件や手続き、補助金制度などを紹介します。学童保育の開業は主に自治体から業務...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
保育園での新入社員の歓迎方法:②メッセージカードやプレゼントを渡す
K.Decor/shutterstock.com
新入社員の方への歓迎の気持ちを表し、メッセージカードやプレゼントなどを用意するとよさそうです。
メッセージカード
メッセージカードには「いっしょに子どもたちの成長を見守りましょう。」「わからないことがあったときは気兼ねなく質問してくださいね。」など優しい言葉を添えることを意識しましょう。
シールやマスキングテープ、スタンプなどを使うとかわいらしい仕上がりになりそうです。
プレゼント
ハンドクリームや化粧水などスキンケア用品をプレゼントするとよいかもしれません。シュシュや髪飾りを渡すと「プレゼントしてくれたから業務中につけるべき?」と気を遣う方もいるでしょう。消耗品であれば、気兼ねなく使用できそうですね。
また、子どもの作品をプレゼントしてもよさそうです。折り紙や画用紙で工作したものにメッセージカードを添えれば、園児からの言葉によろこぶ方は多いことでしょう。
その他にも「壁面製作で写真つきの職員紹介をする」「ウェルカムボードでイラストとメッセージを添える」などさまざまな工夫をして歓迎する気持ちを伝えられるとよいですね。
保育園での新入社員の歓迎方法:③内定後面談を行う
新入社員に歓迎の気持ちを表すことも大切ですが、入職への不安を和らげられるよう、フォロー体制を整えることも重要です。
内定者に向けた内定後面談もそのうちのひとつになります。
内定後面談とは、採用を通知した方と直接会ってコミュ二ケーションを図る場になります。入職意志や労働条件の確認、園のスケジュールや方針を詳しく説明します。その際に、質問や心配事なども聞いて、話しやすい雰囲気を作り上げましょう。
内定後面談の際、1年前に入社した先輩保育士さんとの交流の場を設け、「この1年間で感じたこと」「成長できたこと」などを新入社員の方に伝えられると、入職後のイメージがつきやすいでしょう。
保育園での新入社員の歓迎方法:④イベント・園見学に招待する
maroke/shutterstock.com
園の雰囲気が伝えられるよう、入職前にイベントや園見学へ招待しましょう。子どもたちや職員とのふれあいの場を用意することで、安心して勤務を開始することができそうです。
また、公園や園庭など外遊びをする際に声をかけてもよいでしょう。新入社員の方も園児が元気いっぱい遊んでいる姿を見ることで、子どもたちとすごすことが楽しみになりそうです。
保育園での新入社員の歓迎方法:⑤フォロー体制を整備する
新入社員を歓迎するためにフォロー体制を整えていきましょう。入職前と入職後に分けて紹介します。
入職前
新入社員の入職前に、まずは以下の項目を参考に職員の勤務状況を把握することが大切です。
- 職員配置
- 労働時間
- 役割分担
特に役割分担を調べてみると、職員ひとりに過度な負担がかかっている場合があるようです。新入保育士さんへの仕事の割り振りも考えて、業務バランスに問題がないか確認することが大切です。
また、新入社員をフォローするために「教育担当は行事の企画は行わない」「園だよりは教育担当以外のスタッフが作成する」など新人育成に集中できる環境を整えましょう。
入職後
新人社員は、入職後に慣れない環境の中でたくさんの仕事を覚える必要があるでしょう。「子どもへのケンカの仲裁方法が分からない」「メモを取る時間がなくてスケジュールが把握できない」などさまざまな不安を抱いた場合、一人で悩まないように精神的なケアを心がけましょう。
「何か質問ないかな?」「心配事があったら話してね。」などこまめに声をかけて、相談しやすい雰囲気を作り上げられるとよいですね。
保育園で新入社員を歓迎して人材の定着率をアップしよう
保育園で新入社員に歓迎の気持ちを表して「保育士としてともに頑張ろう」という想いを共有しましょう。
誰しも新人のうちは業務に対して不安を抱くものです。仕事へのモチベーションを高めるためには、職員同士のコミュニケーションが大切になります。
雰囲気のよい職場環境を作り上げるためにも、歓迎方法を工夫できるとよいですね。
保育施設の採用課題へのお取組み支援
保育士バンク!からのご提案
- 人材紹介サービス
- 求人広告制作代行
- 就職・転職フェア
- 認知拡大、情報発信支援
保育施設が抱える人材確保や採用課題について、保育士バンク!の担当エージェントがしっかりとサポートいたします。
各サービスへのご質問、採用課題・経営課題についてのご相談についても受け付けております。
人材紹介&求人広告採用のお問合せはこちら
お問合せ&資料ダウンロード
採用課題・経営課題に関する個別ご相談、お問合せはこちらからお願い致します。