保育事業者が出展する就職・転職フェアは、求職中の保育士さんと園をつなぐリアルイベントです。求人を出しても応募がこない、人材紹介はピンとくる人がいないなど「求職者と出会えない」昨今の状況下では、園側からの積極的にアプローチできる就職・転職フェアが鍵になります。今回は、出展の流れや成果事例、注意点を徹底解説しました。
目次
保育業界専門の就職・転職フェアとは
保育士不足が続く中、有効求人倍率は2.21倍とまだまだ園にとっては「保育士さんに園を知ってもらい、その中から選んでもらう」採用活動が必要な市況感です。
求人広告を出しておくのみの”待ちの採用”よりも、求職中の保育士さんに対して積極的に直接アプローチする”攻めの採用”が大切になります。
そんなときに有効なのが保育士専門の就職・転職フェア。
就職・転職中の保育士さんと、採用活動を行う多数の保育法人が一つの会場に集まって話をすることができる採用のリアルイベントです。
保育士バンク!が開催する就職・転職フェアの様子
このように、保育士さんと直接コミュニケーションを取りながら自園のよさをアピールできるのが強みです。
保育士さんにとっては一度に多くの園の説明を聞くことができ、園にとっては大勢の保育士さんにアプローチをかけられるといったように双方メリットがあります。
就職・転職フェアを採用活動に取り入れて、保育士さんの人材確保に動いていきましょう。
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就職・転職フェアにはどのくらい採用効果がある?
求職中の保育士さんと保育法人が一堂に会する就職・転職フェア。
ここでは実際にどのくらい採用に効果があるのか、保育士バンク!が開催したフェアの実績をもとに見ていきましょう。
来場した学生の4人に1人がフェア出展法人に内定!
独自に行った調査の結果、保育士バンク!就職・転職フェアに参加した学生の約3割がフェア出展法人に就職を決めていることがわかりました。
すなわち、4人に1人がフェアで出会った園に魅力を感じて就職しているということになります。
直接会ってコミュニケーションを取り、より具体的に働き方をイメージしてもらえたことが功を奏しているのかもしれません。
実際に参加した保育士さんの反応は?
保育士バンク!で実施したアンケート結果をもとに、求職者として来場した方の声を紹介します。
Aさん:7月に就職・転職フェアへご来場⇒11月上旬に内定!
Aさん
就職・転職フェアで直接やりとりさせてもらった理事長先生がすごく好印象でした!
その後もやり取りを続け、園見学後に面接してもらい内定をいただけました。
Bさん:7月に就職・転職フェアにご来場⇒9月に内定!
Bさん
フェア当日、園長先生からお誘いが来て見学にお邪魔しました。
数カ月後、就職先に迷っている時に再び園長先生から面接のお誘いの連絡をいただき、それをきっかけに受けたら内定につながりました!
上記の意見から、フェアでつながりを持った法人とやりとりをするなかで見学・面接につながっていることがわかります。
うまくコミュニケーションを取り続けることで、採用のご縁が結ばれると言えますね。
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就職・転職フェアに出展するメリット
ここでは、保育法人が就職・転職フェアに出展するメリットを見てみましょう。
数多くの保育士さんと直接話せる
いい人となかなか出会えない…という園にとって、就職・転職フェアは欲しい人材に直接アプローチできるチャンスです。
求人票では伝えきれない自園の魅力を伝え、志望度を高めることで採用の成功率アップが期待できるでしょう。
自園の認知度を高めることにつながる
基本的に採用活動では自園に応募した方としか話せませんが、就職・転職フェアでは応募前の方に自園をアピールすることができます。
就職・転職活動まっただなかの方はもちろん、まだ検討中という方にアプローチできるのは、中長期的な視点で認知度アップにつながりそうです。
ミスマッチになりにくい
園の理事長や実際に働く保育士さんがフェアに参加することで、保育士さんに園の雰囲気を理解してもらいやすいというメリットがあります。
さらに就職・転職フェアは、面接とは異なり選考が関わらない場面であることもポイント。保育士さんからの素朴な質問や本音の部分を聞くことができるかもしれません。
就職・転職フェアに出展する流れ
Andrii Zastrozhnov/stock.adobe.com
就職・転職フェアに出展するメリットを紹介しましたが、ここからは実際に出展した場合の流れについて見ていきましょう。
<①主催者にフェアの開催スケジュールや出展時期を確認>
まずは人材紹介会社や自治体などの主催者に対して、フェアの概要を問い合わせてみましょう。開催スケジュールや出展内容を詳しく問い合わせることが大切です。
エントリーの受付期限は1カ月前に設定されていることが多く、ブース枠に限りがあるケースもあるため、出展の可否も確認してみるとよいかもしれません。
<②事前打ち合わせを行う>
採用人数や求める人物像について主催者側と打ち合わせを行います。
来場者への声のかけ方や面談内容についても必要に応じて確認をして、当日に向けて準備していきましょう。
<③イベントに出展する>
イベント当日、来場した保育士さんと直接話をします。
会場によっては、園の紹介動画を流すことができる場合もあるようです。園の概要をまとめた冊子を用意すると説明しやすいかもしれません。
一般的には上記のような流れになっています。ただ、転職・就職フェアに参加したことがない保育施設では、出展に不安を感じる方も多いでしょう。
まずは一度問い合わせして概要を確認してみるとよさそうです。保育士バンク!の就職・転職フェアの詳細はこちら
就職・転職フェアに出展する際の注意点
最後に就職・転職フェアに出展する際の注意点を紹介します。
園のアピールポイントを明確にしておく
就職・転職フェアに出展する前に園のアピールポイントをまとめておくことが大切です。そのうえで、当日参加する職員同士、話す内容を打ち合わせておくようにしましょう。
また、保育士さんの中には各園の保育観や労働条件、雰囲気を比較したいという想いで訪れる方もいるようです。質問を受けたらきちんと対応できるように話し合っておくとよいですね。
主催者のフォローを受ける
自園の魅力を効果的にアピールするためにも、主催者と綿密な打ち合わせを行いましょう。園の保育方針や労働条件、待遇などの伝え方について話し合うことも重要です。
主催者に依頼して、過去のフェアの写真や動画などを見せてもらうと当日の様子がイメージしやすくなります。ブースの装飾の仕方や保育士さんへの声かけ方法などのアドバイスをもらい、開催に向けて準備しましょう。
当日参加する職員と連携する
主催者や会場の広さによって違いがあるものの、保育業界の就職・転職フェアの参加人数は、2~5名前後で構成されることが多いようです。
フェア当日の動きを想定して参加する職員を決め、説明役・質問応対役など役割を明確化しておくとスムーズですよ。
就職・転職フェアで保育士さんに直接アプローチしよう
就職・転職フェアは保育士さんの採用にうってつけのサービスです。
保育士不足が懸念される中で、積極的に就職・転職フェアなどイベントに参加することで人材の確保に役立つでしょう。
保育士バンク!では、 保育士さんを専門にした就職・転職フェアを開催しています。
採用担当者
費用はどのくらい?
採用担当者
ちゃんと採用できるかな
と不安な方はお問い合わせください。
地域の市況感とともに、効果やコストについてご説明させていただきます。
【調査概要】
対象者:2019年~2020年開催のフェアに来場された2021年卒の学生668名中、アンケートにご協力いただいた138名
対象期間:2021年1月5日~1月29日
調査方法:通電によるヒアリング
保育施設の採用課題へのお取組み支援
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