園児集客や宣伝の一環として、Instagramを運用する保育園が近年増えてきています。SNSやネットを通じて園の様子を発信することで、保護者世代に効果的に魅力をアピールできるというメリットがありますが、一体どのような投稿が効果的なのでしょうか?今回は、保育園向けにInstagramの運用ノウハウや事例を解説します。人気の投稿例や園児の個人情報にまつわる注意点もまとめました。
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目次
保育園の宣伝にInstagramの運用は必要?
Instagramとは、写真や画像、動画を投稿して楽しむSNS(ソーシャルネットワークサービス)で、無料で使うことができます。
”写真メインのSNS”というイメージが強いかもしれませんが、近年は若い世代を中心に情報収集のツールとして使う方が増えているそうです。
飲食店やショップの中には、お客さんを増やすためにInstagramのアカウントを作って宣伝をする店も増加しています。
そこで注目したいポイントがInstagramを通じて保護者に向けた園の宣伝をすることができるという点です。
少子化が進む昨今、保育業界でも園児集客に難航する園が徐々に増えてきています。
Instagramを通じた園の宣伝について、詳しく見ていきましょう。
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保育園のInstagramを運用する際の投稿例
「Instagramを始めると言っても、何の写真を投稿すればいいのかわからない…」とお悩みの方も多いかもしれません。
保育園の宣伝を目的にInstagramを運用する際の、効果的な投稿例を紹介します。
保育活動の様子
最も取り入れやすいのが、保育活動の様子を紹介する投稿です。
誕生会や運動会、夏祭りといった季節の行事の様子を写真に撮って掲載するのはもちろん、普段の様子がよくわかる何気ない遊びの風景を投稿するのもよいでしょう。
製作活動で作った作品
子どもたちが製作した作品は、子どもらしい素朴な味わいが保護者の目に留まりやすいと考えられます。また、自園の活動内容を知ってもらえるのもメリットです。
一斉活動で制作した季節の作品はもちろん、子どもたちが普段の遊びの中で作った工作や粘土などを撮影して投稿するのも一案です。
園児募集のお知らせ
園の様子を伝える投稿と合わせて、園児募集のお知らせを行うことでInstagramを見ている保護者の方に入園を検討してもらうきっかけとなります。
お知らせをするときは、園の所在地や募集期間など必要な情報をわかりやすくまとめて掲載することもポイントですね。
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保育園でInstagram運用を成功させるためのポイント
Instagramで保育園の宣伝をうまく行なうためには、下記のポイントを意識して運用してみましょう。
リアルな園の様子を発信する
ユーザーにとって日常使いが前提のInstagramでは、格式ばった内容よりも、日常感のある自然な投稿の方が親しまれやすい傾向があるようです。
そのため、集合写真ではなく子どもたちの自然な表情を写した写真を掲載する、コメントは定型文ばかりではなく職員の思いや人柄がわかる内容にする、などの工夫をするとよいでしょう。
定期的に更新する
SNSは定期的に更新をすることで、「きちんと最新情報が手に入る」とユーザーからの信頼につながります。
せっかくInstagramの運用を始めたとしても、忙しさのあまり投稿が滞ってしまうのは避けたいものです。
Instagram更新の担当者を決めたり、マニュアルを作って職員で分担したりすることで、更新頻度を高く保てるかもしれません。
たくさんに人に見てもらえる工夫をする
Instagramは情報拡散型のツールではないため、たくさんの人に見てもらうためには工夫が必要になります。そこで、下記のようなポイントに取り組んでいきましょう。
ハッシュタグをつける
ハッシュタグとは、キーワードの先頭に「#」をつけた投稿タグのことです。(画像赤枠部分)
投稿のキャプションやコメント欄にハッシュタグをつけることで機能するようになります。
Instagramではハッシュタグを検索することで、そのキーワードに近い内容の投稿を探すことができます。そのため、自園の投稿にハッシュタグをつければ、そのタグで検索しているユーザーの目に留まりやすくなるでしょう。
例えば、保育園の投稿では「#保育園」「#生活発表会」などのハッシュタグを使っているケースが多いようです。
位置情報を追加する
Instagramには、マップを利用して近くにある人気の施設やスポットを検索できる機能があります。
マップで見つけてもらうには、保育園のInstagramアカウントに位置情報を紐づけて、自園の所在地がわかるようにしましょう。
さまざまな種類の投稿をする
Instagramは写真を投稿するイメージがあるかもしれませんが、動画をはじめとするさまざまな種類の投稿が可能です。
保育園のInstagramアカウントで運用したい代表的な投稿機能をまとめました。
<フィード投稿>
Instagramのアプリを開いたときに最初に表示される、最も基本的な投稿。静止画を1枚~複数枚投稿でき、動画を挿入することも可能。
<リール投稿>
最長90秒の縦長動画を作成できる機能。スマホで閲覧しやすく、ユーザーに見つけてもらいやすい。
<ストーリーズ投稿>
24時間で自動的に消える投稿。よりリアルタイムで動画や写真をシェアできるのが特徴。
このように投稿を使い分けることで、ユーザーに園の様子をよりわかりやすく届けることができます。
写真のクオリティにこだわる
写真がメインのInstagramでユーザーの目に留まりやすいのは、画質や構図などにこだわったハイクオリティな写真だと言われています。
掲載写真を撮影するときは、さまざまな画角から何枚か撮り、一番目をひかれる写真を選定するとよいでしょう。
動画をうまく活用する
動画はユーザーに注目されやすい投稿の一つ。Instagramで人気のアカウントはストーリーズやリール機能で、動画をうまく活用していると言われています。 また、園の雰囲気や様子をわかりやすく伝えるのにうってつけの手段です。
子どもたちが遊んでいる様子や、園の保育士さんが保育をしている姿など、雰囲気がわかるような動画を撮影して投稿してみましょう。
どんな動画を撮ればいいかわからない…とお悩みの方は、こちらの記事をご覧ください!
園の情報をわかりやすく記載する
Instagramアカウントを見てくれたユーザーに向けて、園の情報をわかりやすく記載しておくことが重要です。
プロフィール欄に園名・住所、保育方針について2行~3行程度で説明するとよいでしょう。
保護者からの問い合わせ向けに、メールアドレスなどの連絡先を載せておくのも一手ですね。
保育園でInstagramを運用する際の注意点
最後に、保育園でInstagramを運用するうえで、注意が必要なポイントをまとめました。
個人情報の取り扱いに注意する
Instagramでは、園児の個人名や写真などを無断で掲載するとトラブルに発展する可能性があります。
各家庭の保護者に園児の写真掲載の許可を書面で確認・回収しておくことが大切です。
また、掲載する写真に園児の名前や住所・アレルギー情報といった個人情報が写っていないか、ダブルチェック体制で確認するとよいでしょう。
使用する写真・画像の権利に配慮する
インターネット上で見つけた写真・画像を許可なく自園のInstagramに転載すると、著作権の侵害になるおそれがあります。
掲載する写真や画像については、自園の職員が撮影・制作したものを使用することが大切です。
また、顔がはっきり写った写真を無断で掲載すると肖像権の侵害にあたる可能性もあります。
掲載の許可をもらっていない園児・職員は、個人が特定できないようモザイクやぼかしなどの加工を行うようにしましょう。
特定の他者を傷つける内容ではないか確認する
Instagramは世界中の人が利用するツールです。園の職員や保護者だけでなく、まったく関係のない人に届くことを認識しましょう。
また、そのつもりはなくても、読んだ人を傷つけたり不快にさせたりする可能性も考えられます。
不安な場合は、掲載内容について周囲の職員同士で相談したり責任者に承認を得たりと、トラブル防止に努めることが大切です。
Instagramを運用して保育園を宣伝しよう
今回は、Instagramを通じて保育園を宣伝する際の運用方法について紹介しました。
今後子どもの数が減っていくにつれて、園の宣伝に力を入れる必要性が出てきます。
写真や動画を通じてリアルな雰囲気を伝えられるInstagramを活用して、多くの方に園の魅力を広めていきましょう。
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