内定者に入職意思の確認や労働条件の説明などを行う「内定後面談」。保育園での面談に向けて、事前に準備している担当者の方もいるでしょう。今回のコラムでは、内定後面談の目的や内容、実施するポイントなどを紹介します。内定者から質問を受けた場合の回答例も紹介しているので、参考にしてみてくださいね。
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目次
保育士向けに行う内定後面談とは
採用担当者の方の中には、保育士さん向けに内定後面談を考えている場合もあるかもしれません。
内定後面談とは、内定通知を出した企業や園が内定者に対して行う面談になります。
内定者に入社の意思を確認したり、就業する際の疑問や不安を解消したりすることが主な目的です。
事前に内定後面談の内容や想定される質問項目をまとめ、内定者が安心して入職できるようなフォロー体制を整えていきましょう。
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保育士向けに内定後面談で話す内容とは?
実際に内定後面談で話す内容にはどのような項目が挙げられるのでしょうか。保育士さん向けに考えられる内容をまとめてみました。
- 内定者の入社意思確認
- 労働条件希望の確認、説明
- 給与や手当、ボーナスなど賃金の確認・説明
- 厚生年金や社会保険の詳細説明
- 有給休暇や福利厚生についての説明
- 配属の担当クラスの説明や希望の聞き取り
- 通勤手段などの確認
- 保育理念、方針の紹介
内定者が不安を抱くことのないように、上記の内容をしっかり説明するとよさそうです。
特に求人票や面接などの内容と実際の労働条件に相違があると、就業開始後にトラブルに発展する場合もあるようです。内定後面談では自園の労働条件と内定者の希望条件に違いがないか、きちんと確認するようにしましょう。
また、コミュニケーションの場でもあることを意識し、一方的に説明するだけでなく、内定者の希望の確認や疑問なども伺うとよいですね。
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内定後面談で内定者から逆質問を受ける場合も
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内定後面談では労働条件や自園の説明後、内定者から逆に質問を受ける可能性もあります。ここで、実際の質問例をみていきましょう。
1.担当のクラスなど配属は決まっていますか
保育士さんの中には、内定後の配属先について気になる方もいるでしょう。どのクラスを担当するのか不安を抱いている場合もあるかもしれません。
配属先が決まっているケースもあれば、決まっていない場合もあり、園によって質問の対応に違いがあるでしょう。
その際は「○○クラスに決まっています。ベテランの保育士さんが指導してくれるので大丈夫ですよ。」「まだ、配属先は決まっていませんが引継ぎや研修期間を設けているので安心してくださいね。」など、内定者の不安が和らぐような声かけを意識するとよさそうです。
その時点で教育担当が決まっている場合は、担当者を紹介して挨拶を交わすと、内定者も安心して入職日を迎えられそうですね。
2.入社後はどのようなスケジュールとなりますか
内定者から入社後のスケジュールを聞かれることもあるでしょう。「1週目は○○クラスに実習に入り、2週目は~」など具体的に答えられるように準備するとよいかもしれません。
内定を機に現在勤務している園の退職や引っ越しを考えている保育士さんもいるかもしれません。
内定者が計画を立てやすいように、できる限り入職後のスケジュールの説明を行うことができるとよいですね。
3.年間の行事予定などを詳しく知りたいです。
内定者の中には、年間の行事予定を把握したい方も多いでしょう。特に子育て中の保育士さんはお子さんの保育園や学校行事を参加できるように、勤務スケジュールを調整することが考えられます。
内定者に年間行事の予定表を渡すことができるように、準備しておくとよさそうです。
保育士向けに内定後面談を実施する際のポイント
次に内定後面談を実施する際の注意点について紹介します。
内定者と積極的にコミュニケーションをとる
内定後面談は内定者とコミュニケーションをとることができる大切な機会となります。労働条件や配属クラスなどを伝える際も一方的な説明とならないように、相手の反応を見ながらゆっくり話すように心がけましょう。
また、内定者の方の中には入職の意思を示しながらも、他の園での内定が決まり、辞退するべきか迷っている場合もあるかもしれません。
内定辞退を防ぐためにも、積極的にコミュニケーションをとり、自園の魅力を話すだけでなく、「共に働くことができる」というよろこびも伝えられるとよいですね。
内定者が安心して働くことができるように配慮する
内定後面談は、内定者が安心して働くことができるようにフォローする目的があります。
そのため、疑問点や不安点を解消できるように「何か質問はありますが?」「気になる点があれば、〇時以降は対応できるので連絡くださいね。」など気遣いのある言葉をかけられるとよいですね。
面談では、内定者を迎え入れる体制が整っていることも意識して伝えていきましょう。
保育士さんの内定後面談に備えて事前準備を行おう
内定後面談は入職意志の確認の他、自園での働き方について詳しい説明を行う場となるでしょう。
事前に説明項目や聞くべきことをまとめ、内定者から質問を受けた場合も対応できるように準備することが大切です。
また、内定者は内定が出たよろこびと共に、入職に向けてさまざまな不安を抱いている可能性もあります。
自園で安心して働くことができるように、積極的にコミュニケーションをとり、和やかな雰囲気で面談が行われるように配慮できるとよいですね。
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