仕事の疲れをリフレッシュできる長期休暇。なかには、夏休みを心待ちにしている保育士さんもいるのではないでしょうか。しかし保育士は連休を取りにくいと言われることも。今回は、保育士さんや幼稚園教諭の方は夏休みを取れるのかを紹介します。また、2023年~2024年に取得できる長期休暇や連休を取るための方法をまとめました。
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保育士に夏休みはある?
一般企業は夏季休暇を設けているところが多いですが、保育士も夏休みを取ることができるのでしょうか。
園の方針によって異なるものの、基本的に保育士さんも夏休みを取得することが可能です。特に幼稚園には子どもも夏休みがあり、一定期間子どもの預かりを行わないため、幼稚園教諭は保育士よりも長期休暇を取得しやすいでしょう。
ただし、夏休みがあるのは正社員のみでパートやアルバイトにはないケースもあるため、園側へ確認が必要です。
また、8月中旬のお盆の時期は保護者の仕事もお休みになることがほとんどです。それに伴って職員の人数を最小限に抑え、3日から5日程度の夏休みを設定している園が多いよう。
このように、保育園を利用する子どもの人数が少ない場合、規模を縮小したり保育協力日(各家庭で子どもを見てもらうよう協力をお願いする日)を設定したりして、保育士さんが夏休みを取れるようにしている園は多数あるようです。
しかし、実際は長期間の休暇は取りづらいといった声も聞かれます。保育士さんが夏休みを取りづらくなる理由として、何が考えられるでしょうか。
保育士が夏休みを取りづらい理由
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保育士さんが夏休みを取りづらくなる理由は、主に2つあるようです。
保育園は夏休み期間も開園しているため
1つ目として、一般的な認可保育園は夏休み期間であっても開園していることが挙げられるでしょう。
児童福祉法により、保育所は保育に欠ける子どもを預かる児童福祉施設として定められています。
お盆は世間的な夏休み期間とはいえ仕事をしている保護者も多いため、休園すると保育園を利用したい方が子どもを預けられなくなるでしょう。保育園を長期間休園して保育ができない状態が続くことは望ましくないため、ほとんどの園は夏休みの間も開園して保育を行っています。
登園する子どもがいればその分保育士も必要になるため、夏休みの時期であっても出勤することになり、休みが取りにくくなるかもしれません。
保育士の人数が足りていないため
2つ目として、園の保育士の人数が足りていないことが挙げられるでしょう。
お盆時期は利用児童が少なくなるため、保育士さんの人数が足りている園であれば交代で夏休みを取ってシフトを回すことができるかもしれません。
しかし保育士不足の園ではシフトを回すことができず、夏休みを取りづらくなってしまうことも考えられるでしょう。
休みが取りづらい現状に悩む方は一度休暇を取得しやすい園を探してみることも大切!お住まいの地域のどのような園があるのか、確認してみましょう。
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保育士が夏休み以外に取得できる長期休暇
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保育士さんは夏休み以外でどのような長期休暇を取得できるのでしょうか。2023年~2024年にかけて取れる連休をまとめました。
ゴールデンウィーク
2023年のゴールデンウィークは5月3日(水)~5月7日(日)までの5日間です。
4月29日の昭和の日が土曜日、4月30日が日曜日となり、5月1日、5月2日が平日になるため、有給休暇を2日取得すれば最大9連休になります。
保育園も幼稚園も祝日は休園しているため、比較的まとまった休みを取りやすいかもしれません。
ただし、休日保育を実施する園で働く公務員保育士さんの場合、連休は取りづらいかもしれないため、園側に確認してみるとよいでしょう。
9月の連休
2023年の9月は3連休が1回あります。
具体的には、敬老の日と土日がつながって9月16日(土)~9月18日(月)が休みになります。
2023年にシルバーウィークはないものの、前後に有給休暇を取れば4連休や5連休も可能でしょう。
ただし、土曜日出勤があると連休にはならないため、まとまった休みを取りたい場合は園側に相談してみるとよいですね。
年末年始
年末年始も保育士さんが休める休暇の一つです。
公務員は一般的に12月29日~1月3日までが休みとなります。2023年~2024年の年末年始は前後に土日がつながらないため、公立保育園で働く保育士さんは6日間の休みを取ることが可能です。
私立園の場合、年末年始の開園状況は園によって異なるので保育園側に尋ねてみるとよいでしょう。
保育士さんのくわしい年末年始のお休み事情を知りたい方はこちら。
保育士が夏休みを取得するための方法
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では、保育士さんが夏休みを取るためにはどうすればよいのでしょうか。
有給休暇を活用する
1つ目の方法が、有給休暇を活用することです。
私立園の場合夏休みの具体的な日数は園によって異なり、3日程度の園もあれば10日以上連続で取得できる園もあります。1週間以上の連休を取得できる場合、遠出をしたりゆっくり過ごしたりとリフレッシュすることができるでしょう。
しかし、なかには夏休みを連続で取るのが難しい園もあるかもしれません。その場合は、有給休暇を前後に組み合わせて長めの休暇を取得し、心身を休める時間を作るとよいですね。
夏休みの取得実績がある園で働く
2つ目の方法が、夏休みの取得実績がある園で働くことです。
先述したように、一般的に夏季休暇制度が設けられている園がほとんどですが、私立園のなかには求人の「休日・休暇」欄に記載がない園もあります。そういった園では、保育士さんが夏休みを取れない可能性があります。
それに対し、前年度の取得実績が記載してあれば、夏休みを取りやすい環境が整っていることがうかがえるため、求人を見る際は注目してみるとよいでしょう。
ちなみに、公立保育園で働く保育士さんは地方公務員となるため、夏休みの日数は自治体ごとに決められているようです。
現在夏休みがない園に勤めている場合は、エージェントを利用して夏休みありの園への転職を検討してみるのもよいですね。
夏休みありの園で保育士として働こう!
保育士は体力的にも精神的にも大変な仕事。夏休みがあるとゆっくり身体と心を休めることができますよね。
現在夏休みがない、あるいは少ない園で働いている方は休暇を取得しやすい園に転職するのも一つの方法。
ただ転職後「働いてみたら人手が少なくて休みづらかった…」と後悔することもあるよう。
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