◆日常のちょっとしたアイテムで子どもと遊ぶ方法
子どもと一緒に遊ぶ時、たまには変わった体験をさせてあげたいけど、どんな遊びをしようか・・・と悩んでしまうことってありますよね。
今回は、日常のちょっとしたアイテムで子どもと遊ぶ方法をいくつかご紹介いたします!簡単だけど、いつもと違ってワクワクするような遊びをやってみませんか?
◆プラバンで作る「オシャレタグ」
プラスチックの透明な板に絵を描き、オーブンで熱を加え小さく縮んだものでキーホルダーなどを作って楽しむ工作遊びです。
幼稚園のバザーや学校の文化祭で一度はやったことがある!という方が多いのではないでしょうか。
最近では作り方をいろいろ工夫して、大人向けのキレイなアクセサリー作りに人気が集まっています。
やり方次第では便利に使えるアイテムも作ります!もちろん子どもでも簡単に作るので、一緒に「プラバンタグ」を作ってみてはいかがでしょうか。
○用意するもの
・工作用プラバン(100均)
・塗料(油性ペン、アクリル絵の具など)
・紐(タグに通すもの、お好みで)
・はさみ
・アルミホイル
・穴あけパンチ
・おはし
・本など平らではさめるもの2つ
・オーブントースター
<プラバン選びのコツ>
プラバンの素材は厚みがある方が初心者でも失敗しにくくなります!熱で縮む時に曲がって歪んだり、つぶれてしまう場合があり、薄いもの(0.2mm程)の方が起こりやすいとされています。
○作り方
1.プラバンを切り取ります。
今回はタグの形なので長方形をベースの形で切りましょう。
熱で縮むと4分の1から6分の1程に縮むので、大きめに作ります。
(縮み方は商品によってばらつきがあります)また、プラバンの角は丸く切っておきましょう。
そのままだと縮んだ後にかなり尖ってしまうので、丸くしておくと子どもにも安全です。
2.プラバンに絵を描きます。
油性マジックなどでタグの名前や模様などを描いていきます。
子どもの名前を書いてネームタグにしたり、シャンプーやリンスなどお風呂の詰め替えボトルにしたり、調味料ケースとして作っても便利ですね。
水に濡れてもOKなのでいろいろな場面で使えます。
絵が完成したらタグの上の方に穴あけパンチで穴を空けます。
<絵を描くコツ>
色鉛筆やクレパスなどを使いたい時は、紙やすり(サンドペーパー)を使えば描けるようになります。
100均にあるサンドペーパーを使って、プラバンの両面をサンドペーパーでまんべんなくやすりがけをします。
十分こすれたら好きにお絵描きしましょう。
また、スタンプでデコレーションする方法もおすすめです。
ポイントは「多用途インク」というガラスや金属などにスタンプできるインクを使うことです。
この「多用途インク」は、100円ショップのセリアで購入できますよ。
スタンプを使えば手描きでは難しい細かい模様も簡単にできますね。
3.オーブンで焼きます。
※火傷に注意して、大人がやりましょう!
でき上がったらプラバンをオーブントースターで焼いていきます。
温度に規定はありませんが、なるべく高い方が失敗しにくいです。
(160℃では歪みや曇りが出る場合が多く、195から220℃の方が歪みも少なく艶もキレイに出ます)
くしゃくしゃさせたアルミホイルを裏返し(光沢が無い面)にして、その上にプラバンを置いてオーブンに入れて加熱します。
入れるとすぐに変形して、反り返ったりしながら縮んでいきます。
見た目が大きく歪みますが、しばらくすると平らに戻るのであせらず見守りましょう。
平らに戻ったらすぐにはしで取り出し、本で挟んでしっかりプレスします!この時冷めないうちに手早くやるのがポイントですが、火傷には十分注意しましょう。
冷えて固まれば完成です!
<プラバン作のコツ>
プラバンの加熱の工程は慣れが必要です。
思い掛けない所で歪んでしまったりしてしまいます。
頑張って描いた作品が歪んでしまうと大変ショックですので、簡単なもので練習をして、コツを覚えてから作ると安心です!
◆わくわく!科学遊び「ストローロケット」
科学に興味を持ってもらえる「ストローロケット」遊びもオススメです。
ストローに筒状のロケットをかぶせて、勢いよく息を吹くとロケットが飛んでいくという単純な遊びです。
ロケットの羽の大きさや位置、飛ばす時の角度などによって、飛距離が変化します。
一番遠くまで飛ばすために、何をどうすればいいのか自分なりの工夫が必要になってきます。
○用意するもの
・ストロー
・折り紙
・テープ
○作り方
1. 折り紙をストローに巻きつけるようにしながら、クルクルと筒状に丸めます。
2.ロケットの先端になる部分を折って、テープでとめます。
空気が漏れないようにしましょう。
3. 好きな形の羽をテーブで貼り付け完成です。
○遊び方
1.ロケットの穴が開いているほうにストローを差し込み、ストローを口にくわえます。
2. 2〜4人が発射ラインに並び、「3、2、1、発射!」の掛け声で勢いよく息を吹き飛ばします。
3. 一番遠くまで飛ばした子が優勝です。
○ポイント
・ 優勝者のロケットや飛ばし方について話し合いましょう。
・ ロケットを改良しながら、最高記録を更新していきましょう。
○この遊びのメリット
<理系力を養う>
ストローロケット遊びはまさに「手を動かして考える」の実践です。
一番飛んだ子の羽の枚数は?羽の形は?取り付ける位置は?息を吹く時の体勢は?遠くへ飛ばすために考えなくてはいけないことが盛り沢山です。
<工作力UP!>
ロケットのつくり、羽の取り付け、テープの貼り方などが汚いと空気の抵抗が大きくなり失速してしまいます。
空気抵抗が小さく美しい形のロケットを作るためには工作力が必要になってきます。
<空気の力を知る>
ロケットは、目に見えない息(空気)の力で飛んでいきます。
空気をギュッと圧縮すると強い力が発生することを体感的に学びます。
◆マニキュアとワイヤーだけでOK!簡単「マニキュアフラワー」
アクセサリーに興味津々の女の子って多いですよね。
せっかくなら子どもと楽しくハンドメイドアクセサリーを作ってみてはいかがでしょうか。
「マニキュアフラワー」なら子どもと一緒に遊びながら作れると思いますよ。
一見複雑そうに見えますが、ワイヤーをお花の形に曲げて、マニキュアを塗るだけなんです!色んな色のマニキュアを使って、かわいいお花を作ってみませんか?
○用意するもの
・マニキュア
・細めのワイヤー
・ペンチ
・はさみ
・鉛筆や箸など(ワイヤーを巻きつける時にあると便利です。)
○作り方
1.ワイヤーを曲げて花の枠を作ります。
まずはペンチを使ってワイヤーをねじり、お花の形を作ります。
花びらがあまり大きすぎるとマニキュアが塗りにくく、固まる前に剥がれてしまう場合があるので、花びら1枚の直径5㎜位がおすすめです。
2.花びらの形を整えます。
5枚の花びらができ上がったらしっかり形を整えます。
1枚1枚が離れていたり、逆に重なっていたり、あまり形がばらばらだと色が付いた後目立ってしまいます。
編み棒などを使って、ここで丁寧に直しておくことが大切です!花びらに軽くカーブを付けると立体感が出てオススメです。
また、中心に接着剤を塗って固定すると作業がしやすくなります。
3.マニキュアで花びらを塗ります。
ワイヤーが完成したらマニキュアの膜を貼ります。
刷毛でワイヤーを繰り返しなぞっていき、マニキュアを乗せていきます。
※マニキュアは有機溶剤の匂いが強いので、使う時は気分が悪くならない様しっかり換気をしましょう。
もし塗るのが細かくて難しい時はマニキュア液に浸してつけるやり方がおおすすめです。
紙皿やラップなどにマニキュア液を出して、しっかり浸ければOKです。
4.乾燥させる
塗り終わったら30分程乾燥させましょう。
スポンジや粘土、発泡スチロールに差すなど、ワイヤーを固定して乾燥できるようにします。
完全に固まったら完成です。
◆発想次第で遊びが広がる!
いかがでしたか?身近なちょっとしたアイテムで、子どもたちがワクワクするような新しい遊びを教えてあげられるかもしれません。
ぜひ試してみて下さいね。