Q.「.保育の引き出しをひろげるためにはどうしたらよいか?」
いつも保育がワンパターンになってしまう。保育雑誌や先輩の保育を見つつも、一人ひとり違う子ども、毎回違うクラス運営で、それぞれに合った保育ができるようにするためにはどうしたら良いか。
A.一人ひとり違う子どもに合った保育をしたいという心掛け、当たり前のことのようですが、とても素晴らしいと思います。先日、主任の先生の集まる会を主催したところ、「保育雑誌からそのままのものを持ってくるので、子どもに合わせて工夫しようという気持ちになって欲しい……」と主任先生たち、言っておられましたよ。
保育雑誌は私も現役の時にいつも参考にしていました。そこから工夫をする、発想を膨らませる、ということができるといいですね。
日常の中から保育のアイディアを探そう
そして、保育の専門雑誌だけでなく、いろいろなものからアイディアはもらえます。日常の暮らしの中で、目につくものから「これ、遊びに使えないかな?」「面白そうだな、保育室に持っていったら、子どもたち、どうするかな?」そんな風に思えることが大事だと思います。
お菓子の空箱や袋、食品や化粧品の空容器、包装紙やリボン、雑誌やチラシの紙、…ある意味、子どもたちのほうが遊びの天才で、想定以上の遊び方をしてくれます。
つまり、「これを使って、こう遊ぶ」と決めてしまわないことがポイントかな、と思います。
保育がワンパターンになるのは、大人がやることを決めてしまっているからです。大人の発想を超えて、子どもたちが遊べるように、計画自体にゆとりを持たせておくことです。そうすることで、子ども一人ひとりに合わせて、保育をしながら柔軟に、保育を展開していくことができます。
子ども主体で遊びの展開を考える
大人が主導権を持ってしまわず、子ども主体で展開するのです。私たちがすることは、子どもの発想が自由にどんどん広がっていくように、環境を広げていくことです。
環境を広げることで、子どもの経験の幅を広げます。目に触れるもの、手に触れるものを増やす、室内だけでなく、室外、園庭にも。今まで保育園になかった物を出してみてください。暮らしの中にある物でOKです。自分の「当たり前」を崩していくことが「広げる」ことになります。
園外の活動(お散歩)なら、いろいろなコース、場所。目的地を「広場」や「公園」にしなくてもOKです。同じ場所に行くにしても、別のルートで行く、違うクラスのお友だちと行く、などの工夫です。
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子どもから引き出す保育で、子どもの伸びる力を育もう!
自分の生活の中にも色んな方向にアンテナを張っておくこと。
頭を柔らかくして、発想を膨らませる、転換すること。
子どもの遊びの展開を助長する環境構成をすることが、保育の仕事ですから、まず「子ども主体」であること。
大人から「与える」保育ではなく、子どもから「引き出す」保育をしてこそ、子ども自身の持っている「伸びる力」を育み、支えることに繋がります。
※この連載では、現役の保育士の皆さんからのお悩みを募集しています。
こちら(info@hoikushibank.jp)まで、保育士お悩み相談と明記の上、お送りください。
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プロフィール
内田淑佳(うちだよしか)
一般社団法人そだち 代表理事。心理カウンセラ―。
保育士、認可保育園の園長などを経て、一般社団法人を立ち上げ、子育て支援、保育運営サポート、研修講師を数多く務める。
カウンセラーとしてメンタルサポートの仕事に取り組みつつ、現役の保育士、保育教諭から主任・園長などの管理職、資格取得を目指して勉強中の人、潜在保育士などに向けて、保育の仕事の素晴らしさや、保育をする上で大切なことを伝え続けている。
ウェブサイト https://www.sodachi.net/
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