子どもが1カ月や1歳6カ月になったときなど、定期的に行なわれる「乳幼児健診」。そもそもどのような内容なのか知りたいという保育士さんもいるでしょう。今回は乳幼児健診の目的や実施方法、時期などをわかりやすく解説します。自治体によっては保育士さんが育児相談などの重要な役割を担う場合があるようなので、その点もまとめました。
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乳幼児健診とは
乳幼児健診とは、乳幼児の発育や成長、栄養状態、先天的な病気を含めた健康状態を確認するために定期的に実施される健康診断です。
保護者の方は医師や看護師、保健師、保育士などからアドバイスをもらったり、悩みや心配事を相談したりすることができます。
実施方法
乳幼児健診には「集団健診」と「個別健診」とがあります。
集団健診は、同月年齢の乳幼児を集め、保健所・保健センターなどで健診を行ないます。対象者には、市町村から決められた日時が通知される仕組みになっています。
また、個別健診は、それぞれで市町村が健診を委託した医療機関に受診日時を予約して受診する方法です。主に1カ月健診(新生児健診)は出産した病院で行なわれることが多いようです。
時期
乳幼児健診は5歳までに7回あります。
時期は以下の通りです。
- 1カ月
- 4カ月
- 6~7カ月
- 9~10カ月
- 1歳6カ月
- 3歳児
- 5歳児
母体保護法により「1歳6カ月健診」「3歳健診」は法律で義務化されており、その他の健診については自治体の判断によって実施されているようです。
主な健診項目
乳幼児健診の主な健診項目は以下の通りです。
- 身体発育(身長、体重、胸囲、頭囲)
- 運動機能の発達状況※首の座りや歩行の獲得など、時期によってチェック項目が異なる
- 精神的な発達(音や声への反応など)
- 視覚や聴覚
健診の結果によってさまざまな助言があるでしょう。
乳幼児健診の費用
「1歳6カ月健診」「3歳健診」は無料で受けられます。
その他の自治体が行なう健診についての多くが無料ですが、中には自費の場合もあり、およそ3000円~5000円が目安のようです。
また、1カ月健診は検査項目によって5000円~1万円かかることがあるそうです。助成制度を設けている自治体もあるため、確認してみるとよいでしょう。
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乳幼児健診における保育士の役割
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乳幼児健診では医師や看護師、保健師が問診や計測を担当しますが、保育士による育児相談を実施する自治体もあります。
保育士は子育てについての不安や心配事を保護者から聞き、相談に応じます。
「子どもへの接し方が適切かわからない」「子育てでストレスがたまっている」など辛い状況の方もいるため、精神的なケアを行なうことも大切でしょう。
また、健診以外でも子育て支援センターなど育児相談の実施場所を伝え、継続的な支援に向けてアドバイスすることもありそうです。
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乳幼児健診の概要や保育士の役割を知ろう
乳幼児健診は、子どもの発育や健康状態をチェックするための大切な健診です。
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