「保母」という言葉にはどのような意味があるのでしょうか?保母資格証明書をお持ちの方は、保育士資格への変更手続きについても気になりますよね。今回は、保母という言葉の意味や保育士との違いを紹介します。ブランクがある方向けの復職ポイントもまとめたので、「長年、現場を離れていたけれど、保育士として働きたい」という方は参考にしてみてくださいね。
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保母(ほぼ)とは
保母とは、保育園や児童養護施設などで働く女性職員のことを意味する言葉です。
ただし、1999年の児童福祉法改正後に、「保母」は「保育士」へ名称が変更されました。
名称の変更理由としては、1999年に「男女共同参画社会基本法」が施行されたことが挙げられます。「保母」「保父」など性別を区別するような名称ではなく、「保育士」という性別の区別がない呼び名に統一されたのです。
また、2003年には専門性や保育の質の向上などを目指し、保育士が「国家資格」として認定されました。
よって、保育士として就業するためには「保育士」資格の取得、都道府県の保育士登録簿に登録される必要があります。
また、2003年11月28日まで発行されていた「保母資格証明証」をお持ちの方が保育士として働くには、「保育士資格」への切り替え手続きが必要です。
手続きを行なわなければ、保育士の有資格者であることを証明できないため、注意が必要です。
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保母資格証明書から保育士資格への切り替え手続き
保母資格証明書から保育士資格への切り替えの手順を紹介します。
1.「保育士登録の手引き」を手に入れる
「保育士登録機関の登録事務処理センター」から「保育士登録の手引き」を取り寄せましょう。
取り寄せる際には送付封筒の中に「返信用角形2号封筒」」と「返信用封筒に貼る切手」を同封しましょう。送付先の詳細は、登録事務処理センターのホームページで確認するとよいでしょう。
2.手数料を支払う
保育士登録の手引きが届いたら郵便局の窓口で「同封された専用の払込用紙」を使用し、手数料4200円を振り込みます。
郵便局の日付入り受付印が押印された振替払込票兼受領証と振替払込受付証明書の2点を受け取ります。
3.必要書類の準備をし、提出する
以下の必要書類をそろえて、「保育士登録機関の登録事務処理センター」に郵送します。
- 保母資格証明書の原本
- 保育士登録申請書
- 振替払込受付証明書
また、現在の氏名が結婚などを理由に保母資格証明書と異なる場合は「戸籍抄本」の同封が必要です。※申請書を送付する日から発行日が6カ月以内のもの
郵送時は必ず郵便局の窓口にて簡易書留郵便で送付するようにしましょう。
4.保育士証を受け取る
保育士証は申請先の都道府県による審査や決定、保育士登録を経て、登録事務処理センターから簡易書留郵便で交付されます。
保母資格証明書からの切り替え手続きには約2カ月間かかるようなので、早めに手続きを行ないましょう。
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保母資格証明書をお持ちの方が保育士として復職するポイント
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「保母資格証明書」の取得者の中には、保育士としての復職について検討されている方がいるかもしれません。
保育士資格の切り替えと同時に復職に向けて行動することが大切です。
ただ、「長い間、保育園で働いていなかったから不安..」「子育てがひと段落して50代…就職先はあるかな?」などと、さまざまな思いを抱く方がいるかもしれません。
近年、保育士不足が続いているため、40代〜60代の方も保育士として活躍しています。不安がある方もご安心を!
ここからは、保育現場への復職のポイントを紹介します。
求人票の詳細を確認する
保育施設の求人票の中には「ブランクあり大歓迎」「未経験OK」などさまざまなキャッチコピーが記載されたものがあります。
このような文章を記載した求人を出す園は、経験に関係なく求職者を募集していると考えられるでしょう。
その中で気になった保育施設があれば、詳細を確認し、自身の希望条件と照らし合わせてみるとよいですね。
園の概要をホームページで調べたり、園見学に出向いたりして、復職について前向きに行動してみましょう。
転職エージェントを利用する
転職エージェントの中には保育士専門のサービスもあり、求人相談や面接日程の調整、給料や勤務時間の交渉などのサポートを行なってくれます。
復職に不安がある場合も、全面的に職場復帰に向けてフォローしてくれるので安心です。
また、保育士専門の転職エージェントである「保育士バンク!」では、長年ブランクがあったという方も保育士として復職できるようにサポートした実績があります。あなたが働きやすい職場を見つけるお手伝いをいたしますので、まずはお気軽にご相談ください。
保母資格証明書から保育士資格への切り替えを行なおう
保母資格証明書をお持ちの方で保育士の資格に切り替えていない方は、早めに手続きを行ないましょう。
全国的に保育士の需要が高まっており、保育士資格を活用して転職・復職されている方はたくさんいます!
「子どもと関わる仕事に就いてみたいけれど、どんな仕事があるのかな?」などといった相談もお待ちしていますので、保育士バンク!にお問い合わせくださいね。
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