保育園などの保育施設でよくあるヒヤリハット事例集紹介!事故対策も確認しておこう

ヒヤリハットとは、重大な事故や災害にまではいたらなかったものの、あと一歩で事故・災害に直結する可能性が潜んでいる事例のことをいいます。名前の通り、思いがけないことが起きたときに「ヒヤリ」としたり、事故寸前のミスに「ハッ」としたりすることが名前の由来となっているようです。今回は、そんなヒヤリハットについて保育園などの保育施設でよくある事例集を紹介します。


子どもを見守る保育士

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ヒヤリハットとは?

重大な事故や災害にまではつながらなかったものの、危険を感じてヒヤッとしたり、ハッとしたりすることをヒヤリハットといいます。


事故や災害につながる要因を特定し、対策する貴重な機会であるため、リスクマネジメントの観点から多くの企業で重要視されている対策のひとつです。



保育園などの事故報告は2022年だけでも2000件以上に及ぶ


実際に保育園などの保育施設でも事故報告が多く、たとえば2023年8月にこども家庭庁が公表した「令和4年教育・保育施設等における事故報告集計」では、教育・保育施設などで発生した報告件数は2461件にも及びます。


前年の報告から114件も増加しており、2461件中1897件は骨折を伴う事故であることが明らかになりました。


このような事故を防ぐためにも、保育施設で起こりうるヒヤリハット事例を把握しておき、環境を整備することが大切です。

保育園で起こりうるヒヤリハット事例をご紹介

遊んでいる子ども

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保育士さんたちが常に気を配っている環境でも、子どもの思いがけない・予想だにしない行動で発生する事故は意外と多いものです。ここでは、保育園で起こりうるヒヤリハット事例をいくつかご紹介します。



事例1:衝突


布団や段ボールなど、大きな荷物を抱えて運んでいるときに、子どもや周囲のものにつまずきそうになったことはないでしょうか。大きな荷物を持っていると、視界が遮られて、足元がよく見えなくなってしまいます。


そんなときに、子どもが目の前を横切ったり、足に抱きついてきたりしたら、バランスを崩してしまうことも。荷物を持っている状態のため、咄嗟に手をつくこともできず、荷物ごと倒れてしまい、子どもに当たったり、自分自身がケガをしてしまったりするということもあるようです。

対策

    事故を防ぐための対策としては、大きな荷物を運ぶときには、前もって通り道にものが置かれていないかをしっかりと確認するようにしましょう。


    また、たくさんの荷物を運ぶ必要がある場合は、保育士同士で役割を分担し、荷物を運ぶ人と子どもの動きを見守る人に分かれることで、予測不能な事態を防げる可能性があります。



事例2:転倒


保育施設に通う園児の中には、走り回ることが大好きな子もいるでしょう。周囲に気をつけながら走ってくれればいいですが、走ることに夢中になっていると周りがよく見えていないことも多いです。


走っているときにうまく止まることができないと、棚に激突したり、転んだ拍子に机の角にぶつけてしまったりすることもあるでしょう。廊下を曲がったところで別の子と鉢合わせするなどの事故が起きてしまうと、走っている本人だけではなく、別の子もケガをしてしまう可能性があります。

対策

    この場合の対策としては、棚や机の角など子どもがぶつかりそうな場所があるなら、あらかじめクッション素材を当て、ガードしておくとよいでしょう。


    また、廊下は走らない、大勢で活動するときは周りを見ながら走るなど、日頃から子どもに声をかけることも大切です。



事例3:誤飲


子どもは、思いもよらないものを口に入れることが多いです。床に落ちているごみやおもちゃの誤飲による窒息なども、よくある事故のひとつとして挙げられます。


この事例は、特に乳児期の子どもに多いです。手で触れたおもちゃを口の近くに持っていき、舌を出して感触を確かめることもあるので注意する必要があります。

対策

    保育士さんは、常に床にものが落ちていないか気を配るようにしましょう。子どもたちの行動を予測し、定期的に清掃して、口にものを入れない環境を整えることが大事です。


    稀におもちゃの部品の一部が壊れていたり、欠けたりしていて、誤飲が発生することもあるようです。子どもが触れる機会の多いおもちゃなどは、特に壊れていないかどうかを定期的に点検することが大切です。



事例4:水の事故


これは夏の暖かい時期に多い事故で、プールなどの水遊びをしている最中に起こる可能性があります。たとえば、プールの中で足を滑らせ溺れそうになったり、プールの水を飲んで溺れてしまったりなどさまざまなケースがあるようです。


ちょっと目を離したすきに起こりうることでもあり、万が一気づくのが遅れてしまうと、取り返しのつかないことになってしまう可能性が高くなります。

対策

    乳幼児は、大人と違ってわずか10cmの深さの水でも溺れてしまう可能性があります。不慮の事故を防ぐためにも、プールなどの水遊びをする際は見守る職員の配置人数を増やすなど、子どもたちが安心して遊べるよう環境を整えるようにしましょう。



事例5:食物アレルギー


園児の中には、牛乳や卵、小麦などの食物アレルギーを持っている子もいるでしょう。アレルギーのある食べ物を口に入れるだけでなく、手で触れたりする場合も発症してしまう可能性があります。


また、給食の配膳ミスも起こりうるトラブルのひとつなので細心の注意を払わなければなりません。

対策

    このようなケースでは、調理時や配膳時のダブルチェックはもちろんのこと、食器の色を変えたり、ネームプレートに食べられないものを記載したりするなどの対策が有効です。


    また、保育士さん同士で連携を図り、担任の保育士さんだけでなく、園の職員全体でアレルギー情報を共有することが重要となるでしょう。

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保育士さん必見!保育施設でのヒヤリハット対策をご紹介

保育士二人と子ども

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保育施設で起こりうるヒヤリハット事例を知っておくことも大切ですが、大事なのは普段から施設全体でしっかりとした対策を行なうことでもあります。ここでは、具体的な対策をいくつかご紹介します。



情報の共有


保育士さん同士で常に情報を共有し、その施設で働く職員全体が施設内外の危険な場所、子どもたちの状態を把握しておくことが大切です。


定期的にミーティングを開くなどして、保育士さんたちが事例や報告書をもとに話し合える場を設けましょう



緊急時の対応をマニュアル化させる


大きな事故やケガが起きてしまったときのために、緊急時の対応方法を施設全体で把握するようにしましょう。


内閣府の「教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン」によると、緊急時の役割や119番通報のポイントなどがまとめられています。


施設の環境に合わせて、上記の資料をもとに緊急時マニュアルを作成し、万が一のことがあった場合にスムーズに行動できるようにしておきましょう。



子どもたちへの注意喚起も忘れずに


普段は気をつけていても、遊びに夢中になっているとケガや事故に発展する場合もあるでしょう。このようなケースを防ぐためには、子どもたちの協力も必要です。


危ないこと、やってはいけないことなどの約束事を、定期的に子どもたちに伝えるようにしましょう。


出典:「令和4年教育・保育施設等における事故報告集計」の公表について/こども家庭庁

出典:教育・保育施設等における事故防止及び事故発生時の対応のためのガイドライン/内閣府



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ヒヤリハットが起こらない環境を整えることが大切

紹介したように、保育施設でヒヤリハットを感じる状況は多いものです。しかし、あらかじめ事例を知っておくことでヒヤリハットに気づける力を養うことができます。



大切なのは、万が一ヒヤリハットが起こったとしても、重大な事故につながらないように対策を立てることです。


施設内で報告し合うのはもちろんのこと、普段から注意深く子どもの行動を観察する、保育士同士で情報を共有するなどして、事故を防ぎましょう。


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