2024年11月最新の保育に関するニュースをお届けします。「手足口病の感染予防対策」「子ども主体を重視した保育行事見直し」「誰でも通園制度の試行」「こども家庭センター設立」「スマホに夢中になる子どもへの対応」など、面接や職員会議、保護者との会話で活用できる内容を紹介していますので、参考にしてくださいね。
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【2024年11月最新】保育に関するニュース
澄んだ空気に冬の気配を感じる11月となりました。
2024年11月最新の保育に関するニュースをお届けします。
また、保育施設での面接や職員会議、研修、保護者との会話などで、保育に関するニュースが話題になることもあるでしょう。
そのような場面で、自分の考えをどのように伝えるか迷う方もいるかもしれません。
ニュースに対するコメントの例を紹介するので、参考にしてくださいね。
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【2024年11月の保育ニュース】手足口病流行!保育園での感染症予防対策
秋から冬にかけて手足口病が流行し始め、保育園でも感染拡大を防ぐ対策が重要になっています。
手足口病は手や足、口の中に発疹や水疱が現れるウイルス性の感染症といわれています。
感染すると、発熱やのどの痛みを伴う場合があるため、家庭との連携を図りながら保育園での対策を徹底する必要があるでしょう。
子どもたちにこまめな手洗いやうがいの声かけを行ない、おもちゃや机、ドアノブといった多くの子どもがふれる場所の消毒を定期的に実施するなど、感染リスクを下げる工夫が重要になりそうです。
また、発疹や体調不良が見られた際は、早めに保護者へ連絡して連携することも大切です。
これからインフルエンザの流行も予想されることから、職員間で対策を共有し、感染防止の意識を高めていきましょう。
【このニュースへのコメント例】
手足口病が流行しているというニュースを見て、保育園でも感染症対策の必要性を感じました。
子どもたちが安心して遊べる環境を整えるためにも、手洗いや消毒の習慣を徹底したいと思います。
また、保護者の方へ園での取り組みを伝え、家庭でも予防を心がけていただけるよう、お話しすることも大切だと感じました。
なお、感染症対策を行なうだけでなく、子どもたちに「きれいにてをあらえたね」「うがいがじょうずになったね」といった声かけを行ない、それぞれが衛生に気をつける習慣を身につけられるようサポートしていきたいと思います。
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【2024年11月の保育ニュース】保育園の行事が減った?子ども主体の保育を実践
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近年、新型コロナウイルスの影響をきっかけに、行事の開催数を見直す園が増え、「子ども主体の保育」へと移行している傾向があります。
また、運動会や生活発表会の場が、保護者の方々に「子どもの成長を見せる場」から「見守る場」へと捉え方が変わりつつあるようです。
その背景には、2018年の保育指針改定で「子どもが自分でやりたいことに取り組む力を育てる」という考えが重視されるようになったことが挙げられます。
例えば、行事を進める中で、生活発表会の内容を子どもたち自身が話し合って決め、アイデアを出し合いながら進めていくといったケースが見られます。
また、乳児クラスでは、子どもに無理のない範囲で行事を調整する園が増えているようです。
運動会や生活発表会は、子どもたちが協力して取り組み、達成感を味わう貴重な機会であり、やみくもに縮小するのはよくないでしょう。
こうした行事の意義を見直しつつ、各園で行事の在り方について話し合う必要がありそうです。
【このニュースへのコメント例】
保育園の行事が減っているというニュースを目にし、行事の在り方について考えるきっかけになりました。
「子ども主体の保育」を考えるうえで、行事の開催を見直す園もあれば、子どもの意見を取り入れながら行事に取り組む園もあるようです。
保育士としても、子どもたちの自主性を育み、さまざまなことにチャレンジする力を養う大切さを日々実感しています。
改めて、運動会や生活発表会を行なう意義を見直し、子どもたちが協力し合って達成感を味わい、成長を感じられる機会となるよう、支えていきたいと思います。
【2024年11月の保育ニュース】誰でも通園制度、来年度も10時間を上限に調整へ
10月末、こども家庭庁は、保護者の就労状況に関係なく保育を利用できる「誰でも通園制度」について、試行を経て来年度の利用方針の案を示しました。
計画通り、来年度においても利用者の保育時間を月10時間を上限に設定し、必要に応じて保育園に通える体制が整備される予定です。
また、試行事業における利用者や保育者からのアンケート結果も公表されました。
資料によれば、利用者側の約半数の方が「園の先生からこどもの様子を聞くことで、新たな気づきを得られた」「こどもが新しいことに取り組む機会が増えた」といった好意的な意見を持っていることがわかったようです。
また、保育者の約8割が「同年齢・異年齢のこども同士で関わり合う機会を得ることができる」と回答し、約6割の方からは「預かりモデル事業を利用するこどもたちの成長・発達を感じることができる」という意見が集まりました。
その一方で、保育士の業務負担の増加や月10時間の利用条件が適切かどうかについての課題も残ります。
保育現場からも「利用時間が月10時間では子どもが環境に慣れることが難しい」といった声があることから、今後も利用者側と保育者の双方の意見を集め、2026年度からの制度の本格的な施行に向けて調整が必要でしょう。
【このニュースへのコメント例】
「誰でも通園制度」の試行が始まっています。保護者の育児負担が軽減され、子どもたち同士の交流の場が増えるという点で、とてもよい取り組みだと思いました。
ただ、保育士としては、月10時間という利用枠では、子どもが園の環境に慣れるには少し時間が足りないように感じます。
また、利用枠が増えることで保育士の負担も増え、十分に子ども一人ひとりのお世話ができるかなど不安な面もあります。
2026年度に本格的な施行が予定されているため、保育の質を維持しながら子どもたちを支えられるよう、環境の整備が進むことを期待しています。
【2024年11月の保育ニュース】「こども家庭センター」設立。地域で子育てを支える新たな拠点
2024年4月の改正児童福祉法の施行に伴い、全国の市町村に「こども家庭センター」が設置される予定です。この施設は、妊産婦や子育て世帯、子どもを対象に、包括的な相談支援を行なうことを目的にしています。
設立の背景には、児童虐待の相談件数が増えていることや、育児の孤立感を抱える保護者が増加している現状が挙げられます。
また、保育所や医療機関、学校といった既存の施設に加え、子ども食堂や子どもの居場所などの新しい支援体制の整備も行ない、地域全体で子育てを支える役割を「こども家庭センター」が担うとされています。
【このニュースへのコメント例】
「こども家庭センター」が全国に設置されると聞き、子育て世帯の心強い支えになると感じました。保護者の方が気軽に相談でき、地域全体で子どもたちを見守る体制がさらに広がっていくのではないかと思います。
保育士としても、日々子どもたちの成長を見守りながら、保護者の方に向き合っていきたいです。
今後、こども家庭センターと保育現場が連携し、共に子育て支援を行なう場面が増えるかもしれません。
そのような機会があれば、保育士として、子どもたちが安心して過ごせる環境を整えられるよう、取り組んでいきたいと思います。
【2024年11月の保育ニュース】スマートフォンに夢中になる。保育園で大切にしたい遊びの時間
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最近、保護者がスマートフォンを使う姿を日常的に見ている影響もあり、スマートフォンを「遊びの道具」として求める子どもが増えているようです。
子ども家庭庁の調査によると、2歳児の約6割がインターネットを利用しており、5歳児では約8割に上ることが報告されています。
スマートフォンの動画やゲームなどの強い刺激に慣れてしまうと、公園や自然の中での遊びに関心を持ちにくくなるのではと、保育現場でも心配の声が挙がっています。
そのため、保育園から家庭に対し、スマートフォンの長時間使用を控えるよう注意喚起を行ない、スマートフォンとの適切な付き合い方をいっしょに考えていく必要があるでしょう。
また、園での生活では、子どもたちがスマートフォン以外の遊びや体験を楽しめるよう、さまざまな働きかけが大切になります。
例えば、虫探しや植物観察、簡単な実験遊びなど、子どもたちが五感を使って発見のよろこびを感じ、好奇心を育む機会を設けることが重要かもしれません。
【このニュースへのコメント例】
スマートフォンが子どもたちの「遊びの道具」になりつつある今、スマートフォンからの刺激に慣れてしまうと、公園や自然の中での遊びに興味が薄れてしまうかもしれない、というニュースを目にしました。
そのため、保育現場では自然にふれ合う楽しさや発見するよろこびを感じられる活動を取り入れることの大切さを改めて感じました。
また、保護者の方と共にスマートフォンの使用について考え、子どもたちが健やかに成長できる環境をいっしょにつくっていきたいという気持ちを抱きました。
保育士として、園生活を通じて子どもたちがさまざまな魅力的な体験を重ねられるよう、これからも努めていきたいと感じています。
出典:保育所保育指針解説/厚生労働省
出典:保育所の空き定員等を活用した未就園児の定期的な預かりモデル事業具体的な実施状況/こども家庭庁
出典:こども家庭センターについて/こども家庭庁
出典:2024年青少年のインターネット利用環境実態調査調査結果(速報)/こども家庭庁
2024年11月の最新保育ニュースを知ろう
さまざまな保育に関するニュースを知ることは、子どもたちと向き合ううえでのヒントになるかもしれません。
日頃から保育に関するニュースをチェックし、日々の保育に役立てられるとよいですね。
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