保育の現場でトレーナーを着てもいいのかと悩んでいる保育士さんがいるのではないでしょうか。保育士さんの服装について細かな決まりがない場合は、特に迷ってしまいそうです。今回は保育の現場で保育士さんがトレーナーを着てもいいのかどうかを解説します。保育現場で着るためのトレーナーを選ぶ際のポイントや着こなし方も紹介するので、参考にしてくださいね。
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保育の現場でトレーナーを着ても大丈夫?
トレーナーとは、スウェット素材のシャツのことです。なお、トレーナーという表現は和製英語であり、海外ではスウェットシャツと呼ばれています。
トレーナーは、すっきりとしたシルエットでシンプルなデザイン・形状のものが多いため、動きやすさも兼ね備えているのが特徴です。
そのため、保育の現場でトレーナーを着たいと思っている保育士さんも多いでしょう。保育中にトレーナーを着用することは可能なのでしょうか。
結論から紹介すると、保育士さんが保育の現場でトレーナーを着て仕事をすることについて特に問題ないとしている施設が多いようです。
ただ、中にはトレーナーを運動着と考えて着用NGとしている施設も少なからずあるようです。
保育の現場でトレーナーを着てもいいかどうかは園によって異なることを理解しておきましょう。
保育の現場で着るトレーナーを選ぶ際のポイント
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トレーナーだからといって、どんなものでも好きに選んでいいというわけではありません。あくまで仕事中に着るものなので、仕事をするときにふさわしいものである必要があります。
ここでは、保育士さんが保育の現場で着るトレーナーを選ぶ際のポイントを確認しておきましょう。
素材
保育士さんは、保育中に子どもたちと一緒に活動することがほとんどであり、汗をかく機会も多いでしょう。
そのため、綿やポリエステルのような、通気性がよく吸湿性に優れた素材のトレーナーを選ぶことが大切です。
また、子どもを抱っこする機会も多いため、肌が敏感な子どもへの影響が少ない自然素材のもので作られたトレーナーを選ぶとよいでしょう。
保育中は、保育士さんの服が汚れてしまうことも少なくありません。汚れても気にならないように、洗濯機で簡単に洗える素材を選ぶといいかもしれませんね。
デザイン
保育士さんが保育中に着るトレーナーは、勤務先の理念や雰囲気に合ったデザインを選ぶのがポイントです。
基本的には、派手すぎず、シンプルで清潔感のあるデザインであれば、職場で浮くことはないでしょう。
サイズ
保育士さんは、保育中に子どもたちと一緒に座ったり立ったり、抱きかかえたりする機会が多いので、動きやすいサイズ感を選ぶことが重要です。
着用しても身体にフィットしすぎない、適度にゆとりのあるサイズのトレーナーを選ぶといいかもしれません。
また、トレーナーは基本的に秋や冬のような寒い時期に着ることが多いでしょう。重ね着をする可能性があることも考慮して、インナーを着込んでも快適に動けるようなサイズのものを選ぶとよさそうです。
機能性
保育士さんは、子どもたちの生活をサポートする中でさまざまな対応が必要になるため、それぞれに応じた機能性を求めてトレーナーを選ぶこともポイントのひとつです。
たとえば、運動遊びをする場合は、汗がすぐに乾く速乾性のあるトレーナーを選ぶとよいでしょう。
また、食事やおやつの時間、おむつ替えに対応するときなどは、濡れたり汚れたりすることがあるかもしれません。
水や汚れを簡単に拭き取れるように、撥水性や防汚性のあるトレーナーを選ぶとよさそうです。
そして、清潔さを保つために頻繁に洗濯することを考えて、耐久性のあるトレーナーを選ぶことも大切です。丈夫な作りのトレーナーを選ぶことで、コストパフォーマンスも向上するでしょう。
安全性
保育中に着用するトレーナーは、安全性の高いものを選ぶようにしましょう。たとえば、ボタンやひも、フードなどがついているトレーナーは、子どもが口に入れてしまうおそれがあるため危険です。
子どもは大人が予想できないような行動をすることがあります。大きな事故につながらないように、最初から不安要素を取り除いておくことが重要です。
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保育士さん必見!保育現場でのトレーナーの着こなし方
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保育士さんが保育現場でトレーナーを着用する場合は、以下のポイントに考慮して着こなすようにしましょう。
レイヤードで温度調節する
保育の現場では、室内外問わず活動をするということが多いでしょう。季節によっては、室内と屋外でかなりの温度差となるかもしれません。
あらかじめトレーナーの下にTシャツを重ね着しておくことで、暑いときには脱いで調整したり、寒いときには着用したままで暖をとったりできます。
動きやすさを重視する
保育士さんは日常的に子どもたちと動き回るため、動きやすさを最優先にした着こなしをするようにしましょう。
トレーナーを選ぶポイントで解説したとおり、自分のサイズに合ったものを選びつつ、ダボっとしすぎず、動きを妨げない程度のゆとりを持たせたトレーナーを着用することが大切です。
適度なフィット感があれば、子どもたちを抱きかかえるときや一緒に遊ぶときの邪魔にならないでしょう。
保育の現場で着るトレーナーは勤務先の雰囲気に合うものを選ぼう
保育士さんがトレーナーを着て仕事をすることを特に問題ないとしている施設は多いようです。
しかし、中にはトレーナーを運動着と考えて着用NGとしている園もあることを理解しておきましょう。
もしトレーナーの着用がOKの園で働いている場合は、素材やデザイン、サイズ、機能性、安全性などをしっかりと考慮したうえで選び、着用するようにしてくださいね。
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