我が子と同じ保育園で働きたい!「母子同園」のメリット・デメリット

ワークライフバランスの重要性が高まるなか、「母子同園」という働き方が注目されています。保育士として、子どもを出産した後も子育てをしながら働きたいと希望している方は少なくないでしょう。本記事では、母子同園で働くことで考えられるメリットとデメリットを紹介します。また、おさえておくべきポイントもまとめました。

赤ちゃんとママ
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【保育士の働き方】母子同園とは?

「子どもを保育園に預けて現場復帰したい」と考える保育士さんの中には、「育児や家事を両立させながら保育士の仕事ができるのか」という心配を抱える方も多いのではないでしょうか。

母子同園で勤務可能な職場で働くことは、保育士さんが育児や家事とのバランスを保ちながら働くための、ひとつの方法です。

母子同園とは、母親が保育士として働く園と、子どもを預ける園が同じであることを言います。
母子同園のスタイルに変更することで送迎の負担が減るなどが期待できるため、時間にゆとりが持てるようになるかもしれません。

まずは、母子同園がどういったものなのかを、さまざまな視点からおさえておきましょう。

母子同園の普及状況

母子同園は、小規模保育園や事業所内保育園などで実施しているケースが多いようです。

ただし母子同園が可能であっても、入園希望者の多い園の場合、保育士さんの希望が通らないかもしれません。
母子同園が可能かどうかは園へあらかじめ確認することが必要でしょう。

母子同園は歓迎される?

子どもが保育士である母親に甘えてしまいほかの園児との待遇に差が生じかねないといったことから、母子同園を禁止している保育園があります。
母子同園を禁止していなくても、積極的に「母子同園可」と打ち出していない保育園もあるようです。

また、母子同園が可能な保育園であっても、同僚には歓迎されないといったことも考えられます。

このように、母子同園に対する考え方は、保育園によりさまざまでしょう。
母子同園で働く際には、保育士でありながら母親としての自覚も持ち、職場の理解と協力が得られるような配慮が大切かもしれませんね。

福利厚生の一環

母子同園で働ける制度を、福利厚生の一環として掲げている保育園もあります。

保育士バンク!でも自分の子どもといっしょに働ける保育園の求人を紹介しているので、気になる方は気軽に相談してみてくださいね。

母子同園で働ける保育園を知りたい


母子同園のメリットとデメリット

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子育てをしながら、これから保育士として働きたいと思っている方の中には、母子同園が自分に合っているかどうかを悩んでいる方がいるかもしれません。

母子同園で働くことで考えられるメリットとデメリットを以下にまとめたので、自分に合った働き方かどうかを検討してみてくださいね。

母子同園のメリット

まずは、母子同園のメリットを見ていきましょう。

送迎の負担を軽減できる

母子同園では、子どもをほかの保育園へ送迎する場合と比較すると、移動にともなう所要時間が短くなることが大きなメリットとして挙げられます。

勤務先以外の保育園へ子どもを預けている保育士さんは、母子同園の保育園に転職することで時間をより有効に使えるようになるでしょう。
保育士として働きつつ、現状よりも育児や家事と両立しやすくなることが期待できそうです。

我が子の成長を近くで感じられる

保育園で働きながら、日々変化する自分の子どもの成長を間近に感じられることもメリットのひとつとして挙げられるでしょう。

同僚の保育士さんといっしょに自分の子どもの成長を見守れることも、保育士としての喜びにつながるかもしれません。

子育ての悩みを相談しやすい

母子同園で働けば、自分の子どもが集団生活を送るうえでどのような様子なのかを日々把握しやすいでしょう。

子どものことで気になることがあったときに同僚の保育士さんへ状況を共有しやすいため、スムーズに相談ができるかもしれません。

子どもが安心感を持てる

同じ保育園内で母親がすぐ近くにいる環境のため、子どもは大きな安心感をいだくことができるでしょう。

他の保育園ですごすよりも、子どもがのびのびと園生活を送ることができるかもしれません。

母子同園のデメリット

ここでは、母子同園におけるデメリットをまとめました。

育児と仕事の気持ちの切り替えが難しい

保育士をしながら自分の子どもと一緒にすごせる環境は母親としてうれしい反面、育児と仕事の気持ちの切り替えが難しいことも考えられます。

たとえば、自分の子どもが同僚の保育士やクラスの友だちに迷惑をかけていないかと、勤務中に気になることもあるでしょう。
また、本来は親子で楽しめる行事であっても、保育士としての責任がともなうため、純粋に親目線で参加することはできないかもしれません。

子どもが母親に依存しやすい

母子同園で働けば、子どもが保育士である母親に甘えてくることがあるかもしれません。
また、母親が自分以外の子どもと仲よくしていれば、子どもにヤキモチを妬かれることもあるでしょう。

そういった場合でも、ほかの子どもと我が子を対等に見守れるよう、保育士として配慮する必要があるでしょう。

同僚との関係がうまくいかなくなる懸念がある

母子同園では、自分の子どもが勤務先の保育園でトラブルを起こした場合に、子どもの担任の保育士さんに気をつかわせてしまうかもしれません。 

母親と保育士の立場を区別し、同僚の保育士さんから理解が得られるよう配慮することが大切でしょう。

同僚に家庭環境や個人情報を知られてしまう

勤務先の保育園に自分の子どもが入園する際には、入園手続き時に提出する書類により、家庭環境が職場に知られることもデメリットとして挙げられるでしょう。

夫の勤務先などの個人情報などを職場に伝える必要があるため、抵抗を感じる方もいるかもしれません。その場合は、母子同園を避けた方がよさそうです。

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母子同園で働きたい場合におさえておくべきポイント

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これから母子同園で働きたいと考えた場合、どういったことに気をつければよいのでしょうか。
いくつかポイントがありますので、おさえておきましょう。

保育園の許可が必要である

前述したとおり、どの保育園でも母子同園ができるわけではありません。母子同園で働くには、勤務先の許可が必要です。

勤務する保育園に自分の子どもを入園させることができるのか、前もって確認しておきましょう。

定員に空きがあるか確認する

母子同園で働ける保育園であっても、そもそも定員に空きがないと、子どもを預けることはできません。

年度始めなど入園する子どもが増える時期は、「母子同園可」と打ち出している保育園であっても、入園を断られる可能性があるでしょう。

母子同園が可能な園には、母子同園を希望する保育士さんが集中している可能性もあります。
定員に空きがあるかどうかは、前もって確認することが大切です。

子どもの年齢により厳しいケースがある

母子同園が可能であっても、職場によっては月齢が6カ月以上になってからなどと、子どもを預けられる対象年齢が定められていることもあるでしょう。

そういった保育園で子どもが6カ月未満のうちから働きたいと考えた場合、子どもの成長に合わせて勤務先に子どもを転園させるべきかなど、悩むことになりそうです。

心身の健康に配慮する

保育士の仕事は、早番や遅番があったり、行事前などは持ち帰りの仕事や残業などで業務が増えたりすることがあるでしょう。
たとえ母子同園が可能な職場で働いたとしても、仕事と育児との両立に悩み、ストレスを感じることがあるかもしれません。

休日にはリフレッシュできるよう意識して生活を送るなどして、心身の健康を保つことが重要です。

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