保育園ではクラス全体で遊びを楽しんだり散歩に行ったりと、集団行動をする場面があるでしょう。保育士さんは活動を進めるうえでどのような点に気をつければよいのでしょうか。今回は、保育園での集団行動のねらいについてわかりやすく解説します。活動時の注意点や集団が苦手な子への対応もまとめたので参考にしてみてくださいね。

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保育園で集団行動をするねらい
集団行動とは、多くの人が集まり同じ目的をもって行動することを意味します。
保育園では、みんなでひとつの遊びをしたり散歩に出かけたりと、集団で行動をする場面が多いものです。
保育園で集団行動をするねらいは以下の通りです。
- 子ども同士が関わる中で友だちと過ごす楽しさを知る
- 子ども同士がいっしょに取り組むことで協力する楽しさや思いやりの気持ちを育てる
- 子どもがお互いに認め合い、意欲的に行動する中でチャレンジ精神や新しい能力を培う
保育園では初めて集団行動を経験する子どもが多く、戸惑うこともあるかもしれません。
保育士さんは集団行動を進めるうえで気をつけるポイントや集団が苦手な子への対処法を把握し、園生活が有意義なものとなるよう、サポートしていきましょう。
保育園で集団行動を進める際の注意点
続いて、保育士さんが集団行動を進める際の注意点を紹介します。
きちんと計画を立てる
まず、月案や週案、日案などの指導案において、集団行動が円滑に進むように子どもたちの様子をイメージしながら計画を立てましょう。
例えば散歩に行く場合、いきなり子どもたちに「みんなで散歩に行こうね!出発しよう」と伝えてしまえば、子どもが玄関に向かって走り出したり、その場で上靴を脱いでしまったりすることがあるかもしれません。
安全面に十分配慮したうえで、事前に保育の進め方や声かけの内容を考えることが大切になります。
魅力的な導入を取り入れる
集団で遊びや運動などに取り組む際は、子どもたちが楽しく活動に参加できるような魅力的な導入を行なうことも必要です。
遊びや運動に関連するクイズを出題したり、絵本の読み聞かせをしたり、子どもたちがワクワクする導入を考えてみましょう。
ただ、中にはなかなかアイデアが思い浮かばない保育士さんもいるかもしれません。
そんな時は子どもをグッと惹きつける導入ネタをチェックできるこちらの記事をご覧ください。導入時のポイントも紹介しています。
子どもたちをよく観察する
なかなか集団行動に馴染めない子もいるでしょう。保育士さんが子どもの様子をよく観察することで、変化に気づくことができそうです。
以下の点を確認し、子どもを注意深く見ていきましょう。
- 保育士や友だちとコミュニケーションをとろうとしているか
- 言葉や発達の遅れで心配になることはないか
- 自分の気持ちを表現できているか/表情は乏しくないか
特に1歳~3歳頃は自分の気持ちを言葉で表現することが難しく、泣いたり身振り手振りで伝えたりとさまざまな子がいるでしょう。
集団行動の中で困っている子がいないかをしっかり読みとったうえで、対応を考えていきましょう。
保育の振り返りを行なう
集団行動においては、活動後の振り返りも大切です。
保育日誌の記入や反省会を行ない、改善が必要な点はないか考えてみましょう。
また最近は、保育記録として写真を取り入れる園も増えているようです。保育ドキュメンテーションというやり方もあるため、興味のある方はこちらの記事をチェックしてみてくださいね。
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保育園で集団行動が苦手な子がいた場合の対処法

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集団行動について説明しましたが、中には集団で活動することが苦手な子がいるかもしれません。
苦手な要因はどういう行動をとればよいのかわからなかったり、感情のコントロールが難しかったりとさまざまです。
実際に保育園で集団行動が苦手な子がいた場合の対処法について紹介します。
職員同士で協力してケアを行なう
集団で行動するときには、子どもの一人が座って動かなくなったり、遊びに参加したくないと保育室を出ていったりといったように、さまざまな場面が考えられます。
担任はクラス全体をまとめなければならず、その子のケアをすぐに行なうことはなかなか難しいでしょう。副担任が集団行動の苦手な子に対応するなど、職員同士で役割分担を行なうことが大切になります。
また、職員同士で子どもの様子について情報を共有し、協力しながら子どもの様子を見守るとよさそうです。
一人ひとりと向き合う機会を増やす
集団行動が苦手な子の中には、園内に信頼できる大人や友だちがいないことで不安を抱き、活動に参加しない子がいるでしょう。
保育士さんは意識的に子どもと関わりをもち、いっしょに遊んだり近くで給食を食べたりしながらコミュニケーションをとる機会を増やしていけるとよいですね。
「先生と話すことが楽しいな」「友だちと遊ぶとおもしろいな」という経験を積み重ねることで、自然と集団行動が苦にならなくなる子もいるでしょう。
保護者や専門機関と連携をとる
子どもだけでなく、保護者の方へのケアを行なうことも大切です。
保護者の方の中には子どもが友だちと遊べていなかったり、一人で行動することが多かったりすると不安を抱く方もいるかもしれません。
しっかり信頼関係を築きあげ、ともに子どもの様子や変化を見守ることが大切になります。
定期的に連絡帳や保育園の送迎時に子どもの様子を伝えられるとよいですね。
また、言葉や発達の遅れに心配がある子がいた場合は、主任や園長先生などに対応方法を相談してみましょう。
そのうえで専門機関との連携が必要な時は、保護者の方とコミュニケーションを取りながら情報や記録を共有し、子どもへの支援方法をきちんと確認するとよいですね。
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保育園で集団行動のねらいを意識しながら子どもと関わろう
集団行動は、子どもが小学校に入学した後もさまざまな場面で求められるでしょう。
保育士さんは子どもが安全で豊かな保育園生活を送れるよう、集団行動のねらいを意識して関わっていくことが大切になりそうです。
また、園の保育方針によっては集団行動に対する考え方について違いがあるかもしれません。
中には「園の保育観と自分の考え方が合わない」という保育士さんも…。
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