学童保育指導員は、子どもたちの放課後を支える重要な役割を担っています。働くにあたり給料について気になっている保育士さんもいるでしょう。この記事では、学童保育で働いた際にどのくらい給料がもらえるのかを、地域別・勤務形態別に紹介します。また、給料アップの可能性についてなど、学童保育の給料にまつわる情報をまとめました。
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学童保育とは
学童保育は、自治体や設置者によって「学童クラブ」「放課後(児童)クラブ」「学童保育所」などさまざまな名称があります。
子どもの利用時間に合わせて平日は放課後より、土曜日や学校の長期休暇期間中などは朝から子どもを受け入れています。
学童保育に携わる学童保育指導員は、主に小学校に通う子どもを預かり、保護者の代わりに子どもの生活全般をサポートする仕事です。
学童保育で働くための特別な資格は必要なく、保育士の資格やスキルを活かせることから、保育園から学童保育への転職を考える方も少なくないでしょう。
学童保育で働くにあたって、気になるのは給料などの待遇面ではないでしょうか。
次より、学童保育の給料についてみていきましょう。
【学童保育の給料】勤務形態による違い
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厚生労働省の資料によれば、正規職員として働いている学童保育指導員は少なく、ほとんどが臨時職員やパートなどの非正規職員となっています。
まずは、学童保育の基本給や各種手当について、勤務形態による違いをまとめました。
基本給
厚生労働省の資料によると、学童保育指導員の正規職員における全国平均は、年収381万9000円、月給21万8000円となっています。
アルバイトやパートとして働いた場合は、保育士バンク!の求人情報によると時給1000円~1400円程度が相場です。
時間外手当
厚生労働省の資料を参考にすると、学童保育で超過勤務をした場合の時間外手当のない施設が大半であることがわかります。
なお、アルバイトやパートとして働いた場合は、時間外に働くケースは少ないでしょう。
保育士バンク!の求人情報によれば、時間外手当を支給する学童保育も複数件あるようですが、正規職員であっても残業は月5~10時間程度のようです。
深夜手当
夜間も開設している学童保育の場合、深夜手当を支給するケースが大半でしょう。
具体的には、翌朝まで勤務した際に、正規職員であれば1日6000円~8000円程度の手当がついたり、パートやアルバイトの場合は時給がアップしたりします。
なお、学童の夜間開設は、子どもに負担をかけるといった理由から推奨されていません。開設時間は夜7~8時くらいまでという学童保育がほとんどのようです。
以下の記事では、学童保育指導員に向いている人や学童保育で働くメリット・デメリットを解説していますので参考にしてくださいね。
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【学童保育の給料】地域による違い
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学童保育指導員の給料額は、勤務する地域によっても差がみられます。
東京や大阪といった大都市のほうが土地や物価が高いため、地方よりも比較的平均年収も高い傾向にあるようです。
保育士バンク!の求人情報によると、東京の学童保育の給料は、正規職員の場合で月給約18万円〜35万円、パートやアルバイトの場合は時給1113円〜1600円が相場となっています。
一方、北海道の学童保育の給料は、正規職員の場合で月給約16万円〜17万円、パートやアルバイトの時給は960円からとなっており、東京と比較すると低い傾向にあるようです。
ただしそれぞれの施設によって異なるので、地方においても大都市と変わらない給料設定の学童保育もあるでしょう。
学童保育の給料をアップさせる方法
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学童保育の給料事情を知り、いま勤務している保育園より年収が低い…などと感じた方がいるかもしれません。
いま学童保育で働いているという方も、以下に紹介する方法により給料がアップする可能性があるでしょう。
経験年数を積む
学童保育指導員としての経験年数を積めば、徐々に給料は上がるはずです。
年々スキルが磨かれて職員や保護者からの信頼が高まれば、キャリアアップもしやすくなるでしょう。
役職につく
放課後児童支援員の資格を得て正規雇用となれば、役職に就くことも可能です。
施設長などの管理職へ徐々にキャリアアップすれば、年収アップが見込めるでしょう。
放課後児童支援員の資格を取得する
これまでアルバイトやパートとして働いていた人は、放課後児童支援員の資格を得て正規雇用に変更すれば年収アップが見込める可能性があります。
放課後児童支援員は、学童保育に最低2名の配置が義務付けられているので、今後も需要が見込まれるでしょう。
放課後児童支援員の資格取得を目指す際、保育士資格があれば自治体が行なう研修を受講できます。
研修期間も数日なので、学童保育で働きたいと考えている保育士さんは資格取得を検討してみるのもよいかもしれません。
詳細は以下のコラムを参考にしてくださいね。
転職する
学童指導員の年収は、設立団体や運営母体によって大きな差があるのが現状であり、公立よりも民営の学童保育のほうが年収が高い傾向にあるようです。
また、施設によっても給料形態に差があることから、転職することで収入が上がる可能性も。
いまの給料に満足できない…とお悩みなら、転職することで指導員としての悩みが解消されるかもしれません。
就活に関する疑問などがあれば、保育士バンク!へ気軽にご相談くださいね。
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参考文献:学童保育指導員/厚生労働省
学童保育指導員の給料について知っておこう
学童保育指導員の給料は、施設や雇用形態などによって差がみられます。
無資格でも学童保育で働くことは可能ですが、放課後児童支援員の資格を取得して正規雇用として働いたりキャリアアップしたりすることで、給料アップが見込めるでしょう。
保育士資格があれば放課後児童支援員の資格を取得できるので、チャレンジしてみてもよいかもしれませんね。
保育士バンク!では、学童保育の求人情報を多数掲載しています。
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