保育士さんの中には「退職後にやることって何?」と迷う方がいるかもしれません。健康保険・国民年金の切り替え、失業保険の受け取りなどさまざまな手続きが必要になる方がいるでしょう。今回は、「退職後にやることリスト」として、必要な手続きをわかりやすくまとめました。期限や手続きに必要な書類も詳しく紹介しているので、参考にしてみてくださいね。

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目次
保育士さんが退職後にやることは?
退職の予定がある保育士さんは「健康保険や住民税に関する手続きは必要?」「何をやればよいの?」と不安を抱くことがあるでしょう。
退職後にやることを事前にリスト化してチェックしておけば、手続きがスムーズに済みそうですね。
仕事を辞めてから必要な手続きは以下の6つです。
- 給料未払いについての確認
- 健康保険の切り替え
- 国民年金への切り替え
- 失業保険の受け取り手続き
- 住民税の納付や切り替え
- 確定申告
「重要な書類を提出し忘れて期限が過ぎていた…」ということのないように、しっかり必要な手続きを行なっていきましょう。
【保育士さんが退職後にやることリスト】給料未払いについての確認
まずは、給料の未払いがないかの確認を行ないましょう。
残業代が支払われていなかったり、規定よりも少ない退職金を支給されたりとさまざまなトラブルに見舞われる方もいるようです。
給与や残業代、退職金、手当などが規定通りに支給されているか確認することが大切です。
給料の未払いが発生している場合は、保育園の運営元に問い合わせを行ない、支払われない場合は労働基準監督署に相談するとよさそうです。
また、給料が未払いのまま保育園の運営元が倒産した場合は「未払賃金立替払制度」を活用しましょう。これは、賃金の一部を国が立て替えて支払う制度です。詳細については労働基準監督署に問い合わせするとよいでしょう。
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【保育士が退職後にやることリスト】健康保険の切り替え

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退職後は健康保険証を園に返却し、切り替えをする必要があります。切り替えの際は退職した園から「健康保険資格喪失証明書」を受け取ります。
退職後すぐに転職先が決まっている場合は、新たな職場で健康保険の加入手続きをしてくれます。
ただし、以下のような場合は自身で切り替え手続きを行なわなければならないため、注意しましょう。
国民健康保険に加入する
国民年金に加入する方は退職日の翌日から14日以内に市区町村の役所で「健康保険資格喪失証明書」を提出し、手続きを行ないます。自営業の方も対象になります。
家族の扶養に入る
家族の扶養に入る方は、被扶養者となる手続きを退職日の翌日から5日以内に行ないましょう。
基本的に扶養に入る家族の事業所から「被扶養者(異動)届」をもらい、必要事項を記入して事業者経由で提出してもらうとよいでしょう。本人の年収が130万円未満であれば、加入できます。
前の園の健康保険を任意継続する
前の園の健康保険の任意継続をする場合は、退職日の翌日から20日以内に健康保険組合へ申し出て、継続手続きを行ないましょう。
最長加入期間は2年間で退職時の標準報酬月額にお住まいの都道府県の保険料率※を乗じた額が保険料になります。都道府県毎の保険料額表はこちらでご確認ください。※40歳以上65歳未満の場合は介護保険料率を含む
健康保険は退職日翌日から適用されなくなります。病院を受診する場合があることを考えて、早めに手続きを行ないましょう。
【保育士が退職後にやることリスト】国民年金への切り替え
退職後は厚生年金の資格がなくなるため、速やかに切り替え手続きをしましょう。
退職後の月内や翌月に転職先で就業する場合は、第2号被保険者として継続して厚生年金に加入することができ、新しい職場が手続きしてくれます。
また、退職後に家族の扶養に入る方は手続きが不要です。
ただし、すぐに転職しない、または扶養に入らない20歳以上〜60歳未満の方は、退職日の翌日から14日以内にお住まいの地域の役所で国民年金への切り替えの手続きを行ないましょう。
基礎年金番号かマイナンバーがわかる書類や印鑑、退職日が確認できる離職票や退職証明書書類などを持参します。
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確定申告で所得税を納付する必要がある場合は期限を確認し、速やかに納付しましょう。逆に所定よりも多くの税金を納めていた方は還付金を受け取れます。確定申告書に記入した口座に入金されるのを待つとよいですね。

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出典:賃金の不払いが発生したら、迷わず労働基準監督署に相談、申告してください!/厚生労働省
出典:日本年金機構
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