放課後児童支援員認定資格研修を受講すると、それぞれの科目についてレポートを提出する必要があります。レポートを書くのが苦手だという方は、どうしたら読み手に伝わるのか、書き方のポイントをあらかじめおさえておきましょう。今回は、放課後児童支援員認定資格研修の受講内容とあわせて、研修のレポート作成のコツをまとめました。
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目次
放課後児童支援員認定資格研修とは
子育てをしながら働く女性が増えている背景を受け、小学校に通う子どもが放課後や学校休業日に利用する放課後児童クラブ(学童保育など)のニーズが高まっています。
そのような中、放課後児童支援員の仕事に興味を持つ方も増えているようです。
放課後児童支援員とは、放課後児童クラブなどで子どもの遊びや生活のサポートを行なう専門職です。
放課後児童支援員になるには、自治体が実施している放課後児童支援員認定資格研修を受講する必要があります。
放課後児童支援員認定資格研修を修了することで、放課後児童支援員としての認定が受けられます。
【放課後児童支援員認定資格研修】受講条件
放課後児童支援員認定資格研修を受講するには、以下のいずれかの条件を満たす必要があります。
- 保育士の資格がある
- 社会福祉士の資格がある
- 幼稚園・小学校・中学校・高校・特別支援学校のいずれかの教員免許がある
- 大学(短大を除く)や大学院で、社会福祉学・心理学・教育学・社会学・芸術学・体育学のいずれかの専門課程を修了した
- 高卒以上(高卒相当)で、かつ2年以上児童福祉事業に従事した経験がある
- 高卒以上(高卒相当)で、かつ2年以上学童保育に類似する事業に従事し、市区町村長が適当と認めた
- 学歴問わず、学童保育での実務経験が5年以上あり、市区町村長が適当と認めた(2000時間以上の勤務経験が目安)
保育士や社会福祉士の資格、教員免許などがある方や、大学や大学院で社会福祉学や心理学、教育学など特定の専門課程を修了した方は、受講することができます。
それらの条件を満たさない場合は、実務経験が必要です。最終学歴によって認められる業務や期間が異なるため注意しましょう。
なお、放課後児童支援員認定資格研修では、受講したそれぞれの科目の理解度を確かめるためにレポートを提出することが必修となっています。
レポートを提出するにあたり、あらかじめどのような受講内容なのかをおさえておきましょう。
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【放課後児童支援員認定資格研修】受講内容
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放課後児童支援員認定資格研修は6分野16科目(1科目90分、合計24時間程度)です。
講義内容は自治体によりますが、原則2~3カ月以内で行なわれているようです。
以下、放課後児童支援員認定資格研修の受講内容の一例を紹介します。
1.放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の理解 ※4.5時間(90分×3)
- 放課後児童健全育成事業の目的及び制度内容
- 放課後児童健全育成事業の一般原則と権利擁護
- 子ども家庭福祉施策と放課後児童クラブ
2.子どもを理解するための基礎知識 ※6時間(90分×4)
- 子どもの発達理解
- 児童期(6歳~12歳)の生活と発達
- 障害のある子どもの理解
- 特に配慮を必要とする子どもの理解
3.放課後児童クラブにおける子どもの育成支援 ※4.5時間(90分×3)
- 放課後児童クラブに通う子どもの育成支援
- 子どもの遊びの理解と支援
- 障害のある子どもの育成支援
4.放課後児童クラブにおける保護者・学校・地域との連携・協力 ※3時間(90分×2)
- 保護者との連携・協力と相談支援
- 学校・地域との連携
5.放課後児童クラブにおける安全・安心への対応 ※3時間(90分×2)
- 子どもの基本的な生活面における対応
- 安全対策・緊急時対応
6.放課後児童支援員として求められる役割・機能 ※3時間(90分×2)
- 放課後児童支援員の仕事内容
- 放課後児童クラブの運営管理と職場倫理
なお、保育士資格を持っている方は「子どもを理解するための基礎知識」の分野はすべて免除されるというメリットがあります。
【放課後児童支援員認定資格研修】レポートの書き方
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先述したように、放課後児童支援員認定資格研修を修了するには、受講した科目について、レポートを提出する必要があります。
レポートの記入時間には限りがあるため、スムーズにかけるようにあらかじめ書く内容やポイントをおさえておくとよいでしょう。
レポートに書く内容
放課後児童支援員認定資格研修は、必要な知識や技能を修得するという目的があって実施されます。
そのため、講義を受講して理解できたことが読み手に伝わるようにレポートをまとめられるとよいでしょう。
また、講義を通して得られた知識を、現場でどのように活かすのかを書くことも大切です。
レポートを書くポイント
以下、放課後児童支援員認定資格研修の講義内容をレポートにまとめるコツを紹介します。
講義内容を確認しておく
あらかじめどのような内容の講義を受けるのか確認しておきましょう。
講義の内容を理解することにもつながり、レポートを書く際にポイントを整理しやすいかもしれません。
キーワードを書き出す
あらかじめ放課後児童支援員として大切だと感じるキーワードを書き出してみましょう。
いくつかキーワードをおさえておくと講義を受けながら要点をつかみやすく、レポートをまとめる際にも役立つでしょう。
箇条書きで記しておく
講義を聞きながら、得られた情報や理解できたことなどを箇条書きで記しておきましょう。
昼休憩中などを活用して、メモをもとに講義内容の要点をまとめておくとよいかもしれません。
以上のポイントを踏まえ、読み手に伝わりやすい文章になるよう意識しながらレポートを作成できるとよいですね。
参考文献:放課後児童支援員に係る都道府県認定研修ガイドライン(案)の概要/厚生労働省
放課後児童支援員認定資格研修について概要をおさえておこう
放課後児童支援員として認定されるためには、放課後児童支援員認定資格研修を受講し、各科目の理解度を確認するためにレポートを提出する必要があります。
あらかじめ受講内容やレポートの書き方のポイントを押さえておくと、当日は気持ちに余裕をもって臨めるかもしれませんね。
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