院内保育がきついという声があるようですが、なぜでしょうか。一般的に院内保育園は残業が少ないなどのメリットが挙げられることが多く、仕事内容に興味を持っている保育士さんは気になりますよね。今回は、院内保育がきついと感じるポイントを紹介します。あわせて、院内保育士としての悩みを克服する方法もまとめました。
yamasan/stock.adobe.com
院内保育園とは
院内保育園は、病院に勤める医療従事者の子どもを預かっています。職場によっては、患者さんの子どもを預かるケースもあるでしょう。
院内保育園では一般的に、0歳から2歳までの子どもの院内保育を行なっています。保護者が同じ病院内で働いており、病院に休日がないなどの理由で、通常の保育園より行事は少ない傾向にあるようです。
そのため、院内保育士として働くうえで、行事関連の業務はそれほど多く感じないかもしれません。
なお、夜間診療を行なっている病院で働く場合は、保育士さんも夜勤があるでしょう。夜勤があると生活リズムが悪くなるなどのデメリットも考えられますが、そのぶん給料を高めに設定している院内保育園もあるようです。
院内保育が「きつい」と感じる理由は?
buritora/stock.adobe.com
行事の負担が少ないなどさまざまなメリットがあるため、院内保育士になりたいと考えている方もいるのではないでしょうか。
しかしながら、院内保育士として仕事がきついと感じることがあるようです。
考えられる理由を挙げてみました。
夜勤がある
先述したように、夜勤のある院内保育園もあることでしょう。
早番や遅番などシフトの時間帯に幅があるため、生活リズムが崩れやすいかもしれません。
日中働きたいと考えている保育士さんは、夜勤のない院内保育園を探す必要がありそうです。
急な出勤や残業がある
救急病院に併設している院内保育園の場合は、院内保育士さんも急な出勤や残業になるケースがあるかもしれません。
そのため、休日なのに気が休まらないことから、仕事がきついと感じる方もいるでしょう。
保護者が同じ敷地内にいる
院内保育園で働けば、保護者が同じ敷地内で働いているというケースがほとんどです。
保護者とすぐに連絡が取りやすいというメリットがある一方で、保護者にいつも近くで見張られているような気持ちになるかもしれません。
活動計画を立てにくい
保護者が夜勤の場合、子どもは夕方に登園します。
そのため、活動を行なう時間帯を2回確保するなどの工夫が必要でしょう。
シフトの希望が通りにくい
24時間開所している病院の場合は、早番や中番、遅番、夜勤などとシフトのパターンが多い院内保育園もあるでしょう。
バランスよく保育士さんを配置する必要があることから、シフトの希望が通りにくいことがあるかもしれません。
役職が少ない
院内保育園は、一般の保育園と比較すると役職が少ない傾向にあるようです。
キャリアアップが望めないことから、院内保育士としてのモチベーションが上がらないと不満を抱える方もいるでしょう。
このように、院内保育園ならではのデメリットを理由に、働くことがきついと感じることがあるかもしれません。
簡単1分登録!転職相談
転職に関するご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
読んでおきたいおすすめ記事
保育士をサポート・支える仕事特集!異業種への転職も含めた多様な選択肢
保育士の経験を経て、これからは保育士のサポート役として働きたいという方はいませんか?責任の重い仕事だからこそ、人の優しさや支えが必要不可欠な仕事かもしれませんね。今回は、保育士さんをサポートする・支え...
保育士資格を活かせる在宅ワークのお仕事特集!保育関係の自宅でできる仕事を徹底解説
保育士資格を活かせる在宅ワークにはどのような仕事があるのでしょうか。保育園の事務職や保育ママ、保育園業務のサポートなど自宅でできる仕事は意外に多いもの。今回は、保育士資格を活かして働ける在宅ワークの仕...
病院内保育とは。役割や仕事内容、病院内保育士として働くメリット
病院内保育とは、病院や医療施設の中、または隣接する場所に設置されている保育園のことです。保育園の形態のひとつであり、省略して院内保育と呼ばれることもあります。転職を考えている保育士さんの中には、病院内...
子ども・赤ちゃんと関わる仕事31選!資格の有無や保育士以外の仕事を関わる子どもの年齢別に紹介
子どもと関わる仕事というと主に保育園や幼稚園を思い浮かべますが、それ以外にも意外とたくさんあります!今回は赤ちゃんや子どもと関わる仕事31選を紹介!無資格で活躍できる職場もまとめました。子どもと携わる...
保育士を辞める!次の仕事は?キャリアを活かせるおすすめ転職先7選!転職事例も紹介
保育士を辞めたあとに次の仕事を探している方に向けて、資格や経験を活かせる仕事を紹介します。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事はもちろん、一般企業での事務職や保育園運営会社での本社勤務といった道も選べ...
保育士から転職したい!転職先としておすすめの異業種22選。保育士以外の仕事やメリット・デメリットも
保育士以外から異業種への転職を考えている際、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。今回は、次の仕事として保育士から転職しやすいおすすめの異業種22選を紹介します。保育士から異業種に転職するメリット...
保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで
保育園運営会社にはどんな仕事があるのでしょうか?保育園運営会社で働くことは「本社勤務」とも呼ばれ、保育園の運営に携わる仕事として、主に一般企業に就職したい保育士さんにとって人気の高い職種のようです。今...
【2024年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開
保育士の資格を活かして働ける人気の転職先をランキング形式で紹介!企業主導型保育園や病院内保育所、ベビーシッターなど保育士経験やスキルを活かせる職場はたくさんあります!今回は保育施設や異業種別に詳しく紹...
【完全版】保育士資格を活かせる仕事・働ける企業25選!
保育園で保育士として働くのが辛いと感じて、転職を考えているという方がいるかもしれません。しかし、せっかく取得した保育士資格を活かして働きたいですよね!保育士として得たスキルや経験は一般企業や福祉施設、...
【2024年最新版】幼稚園教諭免許は更新が必要?廃止の手続きや期限、対象者をわかりやすく解説
幼稚園教諭免許は更新が必要なのか、費用や手続き方法などを知りたい方もいるでしょう。今回は、2022年7月1日より廃止された教員免許更新制について詳しく、そしてわかりやすく紹介します。幼稚園教諭免許を更...
保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響
「年度途中で退職したい...けれど勇気が出ない」と悩む保育士さんはいませんか。クラス担任だったり、人手不足だったりすると、退職していいのか躊躇してしまうこともありますよね。そもそも年度途中で辞めるのは...
幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選
仕事量の多さや継続して働くことへの不安などを抱え、幼稚園教諭としての働き方を見直す方はいませんか。幼稚園教諭の転職を検討中の方に向けて、経験やスキルを活かせる18の職場を紹介します。保育系の仕事から一...
【2024年度】放課後児童支援員の給料はいくら?年代別の年収やこの先給与は上がるのかを解説
放課後児童クラブや児童館などで働く「放課後児童支援員」の平均給料はいくらなのでしょうか。別名「学童支援員」とも呼ばれ、「給与が低い」というイメージがあるようですが、国からの処遇改善制度などにより、これ...
保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先
保育園以外の職場に転職・就職先を探す保育士さんもいるでしょう。今回は企業内保育所や託児施設、児童福祉施設など、保育士さんが働ける保育園以外の職場を21施設紹介!自身の働き方や保育観を見つめ直し、勤務先...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
【院内保育士向け】「きつい」の克服法
polkadot/stock.adobe.com
ここでは、院内保育園で働くにあたって、どのようにきつさを克服すればよいのかをまとめました。
プライベートの時間を充実させる
休日なのに何もせずただダラダラと過ごしてしまうと、時間を無駄にしてしまったことにまたストレスを感じてしまうかもしれません。
休日に何をしたいのかをあらかじめ箇条書きにするなどして、やりたいことが実現できるように意識しながら過ごしてみるのもひとつの方法でしょう。
趣味に打ち込むなどして、存分にリフレッシュできるとよいですね。
別の院内保育園へ転職する
働くことにきつさを感じる要因として、現状の保育園の方針や雰囲気などが自分に合っていない可能性が考えられます。
他の院内保育園へ転職することで、これまでの悩みが解消されるかもしれません。
一般の保育園へ転職する
夜勤が辛かったり、キャリアアップを望んだりしている方は、一般の保育園へ転職することで満足な働き方ができるかもしれません。
保育園によって方針や特色はさまざま。自分の希望に合った保育園を探してみてはいかがでしょうか。
保育士バンク!に掲載されている夜間保育所の求人情報を知りたい方は、以下のボタンからチェックしてみてくださいね。
夜間保育所の求人はこちら
院内保育が「きつい」と感じる理由を考えてみよう
院内保育園で働いている保育士さんの中には、夜勤がきついなど働き方に不満を抱えている方もいるようです。
現在、院内保育士として勤めている方は、なぜ「きつい」と感じるのか考えてみましょう。
「きつい」と感じる理由によっては、他の院内保育園、または一般の保育園に転職することできつさが軽減されるかもしれません。
「夜勤が多すぎてきつい」「勤務先が遠い」など、お悩みを抱えている保育士さんは、一度保育士バンク!に相談してみませんか?
専属のアドバイザーが、あなたのご希望に沿った求人を紹介いたします。