保育園でボール遊びを楽しみましょう。ボール遊びはアイデア次第で0歳児から5歳児まで取り入れられます。ネタをストックしておけば日々の保育に大変役立ちそうですね。今回は、保育園でできるボール遊びのアイデアを年齢別に紹介します。屋外だけではなく室内でできるボール遊びもあるので、雨天時にも導入してみてくださいね。
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保育園でボール遊びを行なうねらい
保育園で気軽にできる活動のひとつとして、ボール遊びが挙げられます。
全身を使って楽しめるボール遊びを通して、子どもの身体の発達を促すことが期待できそうですね。
保育園で行なうボール遊びには、次のようなねらいが考えられるでしょう。
- ボールを使って身体を動かす遊びを楽しむ
- ボールがはずんだり転がったりする動きに興味を持つ
- ボールを受け取ったり投げたりしながら、瞬発力や集中力が身につく
友だちといっしょにボール遊びを行なえば、コミュニケーション能力が高まるかもしれませんね。
次より、保育園でできるボール遊びのアイデアを年齢別に紹介します。
保育に使えるボール遊びのアイデア【乳児クラス編】

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まずは、0.1.2歳の子どもが楽しめるボール遊びをまとめました。
バランスボールに座ろう
用意するもの
-
- 大きなゴム製のボール(バランスボールなど)
遊び方
子どもを抱いてバランスボールの上に座らせたり、子どもに向かってボールを転がしたりしてみましょう。
ポイント
0歳児から楽しめるボール遊びです。
子どもを上に座らせて、上下にバウンドさせればスリル満点!
ボールを転がすときには、力加減に気をつけてくださいね。
ボールといっしょにお散歩しよう
用意するもの
-
-
- カラーボール
- 新聞紙
- PEテープ
- ビニールテープ
-
作り方
1.細長くまるめた新聞紙で、カラーボールよりひとまわり大きいサイズの輪を作ります。
2.(1)の形状が崩れないようにビニールテープで補強します。
3.(2)にPEテープを結び付けます。
遊び方
1.新聞紙の輪を床に置き、その中にボールを入れます。
2.PEテープを引っ張りながら、ボールを移動させます。
ポイント
勢い余るとボールが輪から飛び出してしまうので、ゆっくり進みながら引っ張ることがポイントです。
行事の際には、親子製作から親子競技に発展させても盛り上がりそうですね。
牛乳パックでボール転がしを作って遊ぼう
用意するもの
- ボール(スーパーボールやビー玉など)
- 牛乳パック(1個)
- 画用紙(飾り用・動物用)
- ダンボール
- ハサミ
- 接着剤
遊び方
動画を参考に牛乳パックやダンボールを使って製作を楽しんだあとは、さまざまなボールを転がして遊びましょう。
ポイント
牛乳パックをカットするなど、難しい部分は保育士さんが対応しながら製作しましょう。
画用紙で施すデザインは動物に限らず、子どもの自由な発想で好きなモチーフを作ってもよいですね。
大きさや素材の異なるボールを用意すると、それぞれ転がるスピードが異なるのでおもしろいですよ。
宝探しゲーム
用意するもの
- カラーボール(複数個)
- ビニールプール
- カプセルトイの空ケース
- 折り紙
遊び方
1.カプセルトイの空ケースのなかに、折り紙で製作した宝物を入れておきます。
2.ビニールプールの中にさまざまな色のカラーボールを入れ、(1)を複数個沈めます。
3.子どもがボールプールの中からカプセルトイの空ケースを探します。
ポイント
寝そべったりボールを投げたりして遊ぶボールプールに、あらかじめ宝物を忍ばせておけば子どもはびっくりするでしょう。
行事にちなんだお菓子を宝物に見立ててもよいですね。
煙突ゲーム
用意するもの
- ボール(複数個)
- マット
遊び方
1.マットを丸めて縦に置き、煙突に見立てます。
2.子どもが煙突の穴の中にボールを投げ入れます。
3.保育士さんはマットの中に入り、飛んでくるボールを外へ出します。
ポイント
子どもの人数分のボールを用意すると、子どもがボールに触れる機会が増えるでしょう。
テンポの速い音楽を流せば、より楽しい気分で遊べそうですね。
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保育に使えるボール遊びのアイデア【幼児クラス編】

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ここでは、3.4.5歳の子どもが楽しめるボール遊びをまとめました。
的当てゲーム
用意するもの
- ピンポン玉(1個)
- マジックテープ(1枚)
- 画用紙(1枚)
- 大小異なる大きさのフェルト(数枚)
- ハサミ
- ペン
遊び方
1.画用紙やフェルトで、保育士さんがあらかじめ的を製作しておきます。ピンポン玉には放射状にマジックテープを貼りつけましょう。
2.スタート地点に立ち、的に向かってピンポン玉を数回投げて合計点数を競います。
ポイント
ボールを投げる位置から的までの距離を徐々に広げ、難易度を変えながら遊んでみましょう。
点数を意識しながら、数字に興味を持つきっかけにつながるかもしれませんね。
曲に合わせてリトミック
用意するもの
- ゴムボール(グループに1個)
- 音源(ゆったりとした曲)
遊び方
1.3~5人のグループに1個ずつボールを配ります。
2.ゆったりとした曲に合わせて、ボールを床についたりポーンと上へ投げたりしましょう。
ポイント
よくはねる柔らかいゴムボールを用意しましょう。
保育士さんがお手本を見せると、子どもがどのように動けばよいのかイメージしやすいかもしれません。
友だちにパスをしたり、股下をくぐらせたりと、ボールを使ったいろいろな動きを取り入れてみてくださいね。
爆弾ゲーム
用意するもの
- ボール(1個)
- 椅子(人数分)
- 音楽
遊び方
1.内側を向くように椅子で円を作り、内側に向かってって座ります。
2.1人が爆弾に見立てたボールを持ちます。
3.保育士さんが音楽を流している間、隣の子どもに次々とボールを渡していきます。
4.音楽が止まったとき時にボールを持っている子どもが負けです。
ポイント
ボールを爆弾に見立てるスリル満点のゲームです。
ゲーム中に流す音楽は、保育士さんがピアノを弾いて対応してもよいでしょう。
普段お話ししない子ども同士でも、隣に座ることでコミュニケーションの輪が広がるかもしれませんね。
中当て
遊び方
1.地面に大きな円をえがきます。
2.2チームに分かれて、1チームは円のなかに入ります。もう1チームは円の外に立ちます。
3.円の外の子どもは、円の中にいる子どもに当たるようにボールを投げます。
4.円の中にいる子どもはボールに当たらないように、なおかつ円からはみ出ないように動きます。円からはみ出たり敵の投げたボールに当たったりした場合は、円の外に出なければいけません。
5.最後まで円の中に残っている子どもが勝ちです。
ポイント
園庭で外遊びを行なうときに導入してみましょう。
ボールを当てた人は当てられた人と陣地を交替できるというルールにしてもよいですね。
あるいは制限時間を設けて、円の外の人が円の中の人を全員当てられるかどうかで勝敗を分けてもよいでしょう。
ボールがワンバウンドで当たった場合はセーフなど、子どもとルールを相談しながら遊んでみてくださいね。
5本でボウリング
用意するもの
- ペットボトル(5本)
- ボール
遊び方
1.ペットボトルを5本並べて立て、ボウリングのピンに見立てます。
2.ボールを転がしてペットボトルを何本倒せるのかを競います。
ポイント
1人3回投げたりチームを組んだりして、倒れたペットボトルの数の合計を競ってもよいでしょう。
足し算に親しむきっかけにもつながりそうですね。
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保育園でいろいろなボール遊びを楽しもう
大きなバランスボールやよく弾むゴムボール、製作も楽しめる新聞紙のボールなど、使うボールによっていろいろなアイデアが広がるでしょう。
子どもの成長に合わせてルールをアレンジしながら、保育にボール遊びを気軽に取り入れてみてくださいね。
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