山形市の保育士転職事情。給料や求人事情、保育士向けの支援や取り組みをチェック

山形県の中部東に位置する山形市。山形県の中で最も人口が多い山形市の保育施設に転職しようと考えている保育士さんもいるのではないでしょうか。実際に働くなら、事前にその地域の保育士の給料や年齢、求人などを知っておきたいですよね。今回は、山形市を含む山形県の給料事情や保育士不足を解消するために市が行なっている取り組みなどを詳しく解説します。

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山形市の保育施設数や待機児童数

まずは山形市内の保育施設数や待機児童数のデータを押さえておきましょう。

保育施設数

山形市には、2023年4月時点で認可保育施設が41園、2023年5月時点で認可外保育施設が18園あります。

待機児童数

2024年4月時点で、山形市の待機児童数は0人でした。

認定こども園などを整備し、受け入れ枠を増やしたことが功を奏し、山形市は5年連続で待機児童数ゼロを達成しているようです。

山形県の保育士の現状

正社員やパートで保育士として働く際は、職場の年齢層や年収などに注目して求人情報を確認するのではないでしょうか。

ここでは、厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査をもとに、山形市を含む山形県の保育士さんの平均年収や賞与、勤続年数などを、全国平均と比較してみました。

山形県の保育士の平均年齢

山形県の保育士さんの平均年齢は39歳です。

全国の保育士さんの平均年齢は38.1歳であるため、山形県では全国平均よりもベテランの保育士さんが活躍していることがわかります。

山形県の保育士の平均勤続年数

山形県の保育士さんの平均勤続年数は8.2年です。

全国の保育士さんの平均勤続年数は8.6年であるため、山形県では全国平均とほぼ変わらない傾向にあることがわかります。

山形県の保育士の所定内労働時間（残業時間は除く）

山形県の保育士さんの月平均労働時間は160時間です。

全国の保育士さんの月平均労働時間は167時間であるため、山形県では全国平均よりもかなり短いことがわかります。

山形県の保育士の「決まって支給する現金給与額（給料）」

山形県の保育士さんの平均給料は23万4900円です。

全国の保育士さんの平均給料は26万8900円であるため、山形県では全国平均よりも低い傾向にあることがわかります。

山形県の保育士の年間賞与その他特別給与額

山形県の保育士さんの年間賞与は28万4400円です。

全国の保育士さんの年間賞与は70万5500円であるため、山形県では全国平均と比べても大幅に低いことがわかります。

山形県の保育士の平均年収

平均給料と賞与額をもとに平均年収を算出したところ、山形県の保育士さんの平均年収は310万3200円です。

全国の保育士さんの平均年収は393万2300円であるため、山形県では全国平均と比べてかなり低いことがわかります。

山形県の保育士の労働者数

山形県で働く保育士さんの労働者数は1790人です。

全国の保育士さんの労働者数は25万5990人なので、山形市で働く保育士さんが全国に占める割合は約0.69％であることがわかります。

山形県が実施する保育士向けの支援や取り組み

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ここでは、山形市を含む山形県が実施する保育士さん向けの支援をまとめました。どのような事業があるのかを確認しておきましょう。

保育士相談窓口

山形県では、山形県福祉人材センター内に保育士相談窓口を設置しています。こちらでは、仕事と家庭の両立から職場の人間関係など、さまざまな悩みの相談に乗ってもらうことが可能です。

相談する内容に応じて、社会保険労務士やキャリアコンサルタントといった専門家、もしくは保育士就職支援コーディネーターに対応してもらえます。

山形県保育インターン等旅費支援補助金

山形市を含む山形県では、県外の保育士養成施設に在学する学生が、山形県内の保育施設で保育実習、就業体験、ボランティアに参加するための交通費を助成する支援を実施しています。

この事業は、実習を通して山形県内の保育所や子どもたちの様子を知ってもらい、就職のきっかけとしてもらうことが目的です。補助金額は、保育士養成施設の所在地によって異なります。

山形市が実施する子育て支援の取り組み

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山形市が実施している子育て支援についてまとめました。お子さんがいらっしゃる保育士さんは、どのような支援が行なわれているのか確認しておきましょう。

山形県事業に基づく山形市保育料負担軽減補助金

山形市では、山形県と連携して国の無償化の対象とならない3歳未満児を対象とした保育料の負担を軽減する事業を実施しています。

なお、この事業では認可保育施設と認可外保育施設によって保育料の負担軽減額が異なりますので、お子さんが通う保育施設に確認した上で申請しましょう。

一時保育

山形市では、保護者が仕事や病気などで一時的に保育できないとき、育児疲れを解消したいときなどに児童を一時的に預かる事業を実施しています。

利用できる年齢は1歳から就学前までのお子さんが対象です。一時保育を利用したい理由および状況によって、利用できる日数と時間帯が異なります。

こども家庭センター

山形市では、子育て世代包括支援センターと子ども家庭総合支援拠点を一体化させたこども家庭センターを開設しています。

こちらでは、18歳未満のすべてのお子さんやその家族、妊産婦の相談を受け付けているのが特徴。保健師や社会福祉士、精神保健福祉士などの専門職員が対応してくれます。

また、地域とのつながりを活かした子育て支援も行なっているほか、来館したお子さんが自由に遊べる親子交流スペースも設置しているようです。

支援が充実した山形市で保育士として働いてみよう！

今回は、山形県の保育士さんの平均年収などとともに、山形県が取り組む保育士さん向けの支援制度を紹介しました。

山形市を含む山形県は、保育士さんを対象とした相談窓口を設置したり学生向けのインターン旅費支援を行なったりしています。気になった保育士さんは、利用を検討してみてはいかがでしょうか。

保育士バンク！は、全国の保育士さんの転職のお手伝いをしております。山形市で働きたいと考える保育士さんの転職も手厚くサポートいたしますので、この機会にぜひご登録ください。

出典：認可保育所（園）一覧/山形市子育て情報サイト パパママ応援 元気すくすくネット

出典：山形市内の認可外保育施設一覧/山形市

出典：保育所等の利用及び待機児童の状況について/山形県

出典：令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口（e-Stat）

出典：保育士相談窓口/山形県

出典：令和6年度山形県保育インターン等旅費支援補助金/山形県

出典：保育料の補助・無償化/山形市

出典：一時保育について/山形市

出典：こども家庭センターの開設/山形市