保育士さんの引継ぎ書について知ろう!スムーズに退職するための必須書類

    保育士さんが退職や転職・転園する際にやるべき重要な仕事に「業務の引継ぎ」があります。クラス担任を持っている場合は特に後任の保育士さんへの細やかな引継ぎは欠かせません。今回は、保育士さんのための引継ぎ書作成のコツや、退職時期ごとのポイントなど、退職にあたっての引継ぎについてお伝えします。


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    退職する保育士さんは「引継ぎ」を忘れずに

    勤めている保育園を退職・休職することが決まった保育士さんが、最終日までにやらなくてはいけない大事な作業のひとつが、今まで行なっていた業務の「引継ぎ」です。


    引継ぎは主に、その保育士さんの後任としてクラスや子どもたちを見る担当の保育士さんに対して行なうものです。


    後任となった保育士さんに、今までの流れや保育の状況が伝えられない状態で前任者が退職してしまうと、後任者だけでなく子どもたちや保護者に対しても多大な迷惑がかかり、個人ではカバーしきれないトラブルになる可能性もあります。


    これを避けるために、引継ぎは退職する保育士さんの最後の大仕事といってもよいでしょう。



    「引継ぎ書」を作成する重要性


    クラス全体、個別の支援、子どもの家庭の状況などを後任者にもれなく引き継ぐためにも、引継ぎは口頭ではなく書面でしっかり作成 することが重要です。


    書面にしておくことで、後任者があとで困ったときに読み返すことができるだけでなく、引き継ぐ側にも伝え漏れがないか確認することができ、引継ぎの精度を高めることができます。


    引継ぎ書を作る際には、自分が引き継がれる立場にあることを想定しながら、相手が使いやすいマニュアルや情報になるよう気づかいを持って作成しましょう。


    作成した引継ぎ書はただ渡して終わりではなく、後任者といっしょに読み合わせする、もしくは読んでもらって質問を受けつけるなどの時間を確保することがのぞましいでしょう。



    後任が決まっていない場合


    退職日を迎えるまで、後任が誰になるか決まらないという状況もあるようです。

    このような場合も、あとから誰が後任になっても問題なく業務がまわるように、誰が読んでもわかる詳細な引き継ぎ書を作成しておく必要があります。


    そのうえで、後輩や同僚、主任保育士などに引継ぎ書を預かってもらい、必要になったらすぐに参照できるように保管してもらいましょう。

    これだけは押さえたい!保育士さんの引継ぎ項目

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    いざ引継ぎ書を作成する段階になって、園内のことから園児本人や家庭の状況、支援の有無や進捗など、膨大な量の情報をどうまとめたらいいか…と途方にくれてしまう保育士さんも少なくないようです。


    ここでは、最低限これだけは引き継いでおきたい4つの項目について解説します。



    子どもの情報


    まずは、子ども一人ひとりについての基本情報を残しましょう。情報をまとめるにあたっては、以下の内容を基本フォーマットとしてもよいでしょう。


      • 子どもの名前・生年月日(顔写真)
      • 性格、行動、得意・不得意なこと
      • アレルギーの有無、持病
      • 発達状況・段階(支援が必要な場合は詳細)
      • 園内での人間関係(仲のいい園児、苦手な職員がいるなど)


  • 保護者の情報


    子どもの情報に付随して、保護者や家庭の状況などもわかる範囲で記しましょう。


    日常的な送迎の担当や、非常時に親類やきょうだいが引き取り手となるケースもある場合など、家庭によって必要な情報はさまざまです。


    また、家庭環境・方針、育児への関心度といった保護者の情報を共有しておくことで、細かいトラブルの防止にもなります。ひとり親、離婚・再婚、祖父母ときょうだいについての情報も重要です。


    過去にクレームがあった保護者に関しては、内容とその時の状況、園としての対応についても忘れずに残しましょう。



    クラスのルール


    クラスのルールについては、担任が変わればその後任者の方針で変えていってもよいでしょう。


    とはいえ、今までどうしていたか、どんなルールや習慣があったかの情報は必要です。

    これは、突然ルールが変わることで子どもたちが困惑しないための、大事な申し送り事項です。


    今までのルールやルーティンを後任者が把握したうえで「これからは○○にしましょう」と子どもたちに呼びかけてもらうよう伝えましょう。



    行事予定


    園全体のことにもなりますが、行事日程や準備・進行についての情報も必須です。

    特に、後任者が新入職員の場合は、すべてがはじめての行事になりますので、細かい準備や当日の内容などについて残しておきましょう。


    行事の段取りだけではなく、過去のトラブルや改善点、テーマやねらい、園内外での協力者や保護者との連携なども大事な情報です。



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    年度末・年度途中、それぞれの引継ぎのポイント

    保育士さんの退職は、時期によって引継ぎ時に気をつけることが大きく変わります。

    重要なのは、退職時期が大きく分けて「年度末」なのか「年度途中」なのかという点です。


    ここでは、この2つの時期ごとに引継ぎのポイントを見ていきましょう。



    年度末


    年度末は、そもそもクラス編成や進級があるため、退職の有無にかかわらず職員の異動や担当の引継ぎを体系的に行なうことができます。


    園全体がこの年度末には後任者と引継ぎを行なうことから、専用のフォーマットなどが確立されている園もあるでしょう。


    そのため、通常業務の一環として引継ぎのためのミーティングや準備時間などが設けられていることもあり、それらを利用しながら、余裕をもって引継ぎをすることができる場合もあります。



    年度途中


    行事や保育計画・めあてなどは年度単位で立てることがほとんどのため、年度途中での退職にともなう引継ぎは、それらの進捗状況や課題などもいっしょに後任者に託すかたちになります。


    年度の中で長い目で少しずつ解決していくトラブルや、子どもたちの発達状況についても、途中で後任者に引き継ぐことになるでしょう。


    そのため、年度途中での引継ぎに関しては、できるだけ細やかに、後任者の保育を妨げないこと、また子どもたちや保護者に不安や不信感をもたれないよう、各方面とコミュニケーションを密にとりながら行なうのが理想的です。


    退職を検討する際はなるべく年度途中は避け 、やむを得ない場合でも、できるだけ詳細かつ相手の立場に立った引継ぎ書の作成を心がけるとよいでしょう。

    立つ鳥あとを濁さず!引継ぎ書類をしっかり作成して転職しよう

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    退職時の引継ぎについて、必要な内容と押さえておきたいポイントについて見てきました。


    つい自分の今後のことばかりに目が行きがちですが、残された子どもたちや後任の保育士さんへの思いやりを忘れずに 、しっかりと引継ぎが行なえるとよいですね。


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