保育士の働き方といえば「給料が安い」「勤務時間が長い」などマイナスなイメージをもつ方も多いかもしれません。しかし、2019年の働き方改革の影響や保育士の待遇改善策などによって、少しずつ環境が変化しています。今回はそんな保育士さんの働き方の種類や特徴を紹介!これから保育士を目指す方も参考にしてみてくださいね。

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保育士の働き方の特徴は?
子どものお世話をしたり、見守ったりと子育て支援の重要な役割を担う保育士の仕事。
近年、保育士不足の状況が続いていましたが、2019年の働き方改革や保育士の処遇改善策によって少しずつ労働環境や待遇が変わりつつあります。
そもそも、保育士の働き方にはどのような特徴があるのでしょうか。詳しくみていきましょう。
これから保育士を目指す方や保育士の仕事に興味のある方も参考にしてみてくださいね。
正社員からパートまで幅広い雇用形態
保育士さんは正社員からパートまでさまざまな雇用形態で働くことが可能な職種です。
そのため、保育士資格を取得すれば、正社員でクラス担任として働いたり、パートとして4時間勤務を選択したりと比較的自由に雇用形態や勤務時間を選ぶことができるでしょう。
独身時代は正社員として責任ある立場で働き、結婚・出産後はパートとして補助役に回る方も多いようです。
保育士資格があれば、ライフスタイルの変化に合わせて雇用形態を変化させ、長期的に働くことができそうですね。
土曜日出勤が多い
会社員の方は平日5日勤務/土日休みが一般的でしょう。
しかし、保育施設の場合は月曜〜土曜日に開設しているので、保育士さんは土曜日に出勤となることが多いです。
休日は、日曜日に加えて平日に交代制で休むケースとなるしょう。
一方、幼稚園の場合は会社員の方と同様、土日休みの園がほとんどです。ただ、働く際は幼稚園教諭免許状が必要になります。
シフト制の採用
保育施設は7時〜18時または19時まで開園しているため、開所時間は11時間〜12時間になります。
多くの園がシフト制を採用し、早番・中番・遅番などに分けて対応しています。
固定シフトの場合もありますが早番の次は遅番…といった不規則な勤務を頼まれるケースもあるかもしれません。
働く際はどのような勤務体制なのかをチェックすることが大切ですね。
保育士の働き方の種類12選

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保育士が勤務できる施設はさまざま。
それぞれの施設の特徴を知り、自分に合った職場を見つけることが大切です。
保育士さんの働き方の種類について詳しく見ていきましょう。
一般的な保育施設
保育士資格保有者が最も多く働いているのが一般的な保育施設。
0歳〜6歳児を預かり、生活や遊びのサポートを行います。
国の基準を満たした「認可保育園」と認可を満たしていない「認可外保育園」と2つの種類があります。
認可外保育園は別名託児所と呼ばれ、駅近くのマンションの一室を借りていたり、夜間保育に対応したりと保護者の方の多様なニーズに対応しています。
病児保育
病児保育は、病気中や集団保育が難しい回復期の子どもを預かる施設です。
主に少人数制で保育を行ない、子どもとゆったりと関わることができるでしょう。
保育と看護の両面でサポートをするため、体調管理や病気のスキル・知識が身につきそうですね。
企業内保育
企業内保育では、一般企業内や企業に隣接した保育施設で勤務します。
基本的に企業で働く会社員の方の子どもを預かるため、企業が休みの日は保育士さんも休みとなります。土日休みの企業の場合は毎週、連休になることがありそうです。
学童保育
学童保育では、小学校内の学童施設や児童館などで働きます。
授業後の子どものお世話や行事の企画などを行ない、子どもたちが楽しく過ごせる居場所をつくる仕事です。
保育園の経験を経て、就学後の子どもの成長を見守りたいという思いから転職する方は多いかもしれませんね。
インターナショナルスクール
インターナショナルスクールは、主に英語を使用して保育を行なう施設です。
園によって特色やプログラムに違いがあるでしょう。英語に関心があったり、留学経験があったりと異文化に興味のある方には向いているかもしれません。
本社勤務
本社勤務は、保育園の運営をサポートする仕事です。
保育士さんの採用や事務作業など行ない、多様な面から園を支える業務を担います。
「パソコンが得意」「デスクワーク希望」といった方は働きやすいかもしれません。
乳児院
乳児院は、0歳〜2歳の子を中心に預かり、子どもを保護者の代わりに養育する施設です。
乳児の時期は初めて歩いたり、言葉を話したりと成長が著しい時期。
赤ちゃんのお世話が好きという方にぴったりな施設ですね。
児童発達支援施設
児童発達支援施設は、0歳〜6歳児までの障がいのある子どもの療育を行なう施設です。
子ども一人ひとりの特性に合わせて個別の計画を立て、保護者と協力しながら生活や遊びのサポートを行ないます。一人ひとりとじっくり向き合うことができそうですね。
放課後等デイサービス
放課後等デイサービスは、6歳〜18歳までの児童の療育を行なう施設です。※条件によって20歳までの療育の可能性もあり
児童発達支援施設同様、障がいの知識やスキルが必要になります。個別の計画を立て、集団生活へのサポートや自立に向けた関わりなどを行なうため、やりがいを感じる場面も多いでしょう。
歯科医院や美容院などの託児スタッフ
歯科医院や美容院に併設した託児所で働く方法もあります。
託児が必要になったときに対応し、他の勤務時間には雑務や事務作業を行なう場合があるようです。
地域によって施設がないケースもあるため、どのような求人があるのかチェックすることも大切ですね。
幼児教室
全国には音楽や英語、体操、学習教室など、幼児に向けたさまざまな習い事の施設があります。
保育士のスキルや経験を活かして幼児教室で働くのもひとつの方法。
「ピアノ経験が長い」「体操部に所属していた」など自身の特技を活かせるかもしれません。
ベビーシッター
ベビーシッターは、ご家庭を訪問し保護者の代わりに子どものお世話をする仕事です。
ときには保護者の方の外出先に同行して、子育てのお手伝いをすることもあるようです。
保育園勤務後にベビーシッターになるケースも多くみられます。ベビーシッターとして、今までの経験やスキルを活かしたいという方はこちらをご覧ください。自分が働きやすい時間帯にあわせて勤務することもできそうです。
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保育士の働き方を知り、自分が働きやすい職場を見つけよう
保育士の働き方は保育園以外にもたくさんあります。
「0歳児中心にお世話したい」「障がい児の支援をしたい」など、やりたいことは人それぞれ。
保育士資格を活かして自分がやりがいをもって働ける職場を選ぶことが大切ですね。
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