転職前にあらかじめ再就職手当の計算方法をおさえておきましょう。保育士さんも一定の条件を満たしていれば再就職手当を受け取れる可能性があります。ただし受給額は人によって異なるため、自分がいくらもらえるのか知っておきたいですよね。今回は変更後の基本手当日額を用いて、再就職手当額をシミュレーションで算出してみました。

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再就職手当とは
再就職手当は、基本手当(雇用保険)を受給している方に対して支給されるもので、保育士さんも一定の条件を満たせば受け取ることができます。
ところで、自分がどのくらい再就職手当をもらえるのか気になるのではないでしょうか。
再就職手当の受給額を算出する計算方法を知る前に、まずは再就職手当についておさえておきましょう。
概要
再就職手当は、基本手当の受給中に新たな職業に就いた場合などに支給されます。
保育士さんも転職先が決まった場合、基本手当がその後受け取れなくなる代わりに、一定の条件を満たしていれば再就職手当を受け取れますよ。
再就職手当は正社員だけではなくパートやアルバイトとして勤務する保育士さんにも受給資格があり、早期に再就職するほど支給率が高くなる仕組みです。
ただし、支給を受けるにはハローワークに再就職手当支給申請書を提出するなどの手続きが必要となります。
目的
再就職手当には、支給により求職者が速やかに新たな職場を見つけて働くことを促し、再就職率を高めるという目的があります。
そのため再就職手当は、受け取れる期間が定まっているので注意が必要です。
受け取るための条件
再就職手当を受給できる条件は以下の通りです。
- 本手当(雇用保険)の支給残日数が所定給付日数の3分の1以上である
- 待期期間が満了した後に就職している
- 離職理由による給付制限を受けた場合、待期満了後1カ月間においては公共職業安定所(ハローワーク)または許可・届け出のある職業紹介事業者の紹介により就職している
- 新たな就職先で1年以上勤務することが確実である
- 離職前の事業主に再び雇用されていない
- 求職申し込み前から採用が内定していた事業主に雇用されていない
- 就職日前3年以内の就職について、再就職手当や常用就職支度手当の支給を受けていない
- 雇用保険に加入している
再就職手当は、基本手当を受給している規定の期間内に、一定の条件を満たして再就職することにより受け取れるものだということを覚えておきましょう。
再就職手当の計算方法

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再就職手当の支給額は、基本手当日額と基本手当の支給残日数をかけたものに原則給付率60%をかけ合わせて算出できます。
支給残日数×基本手当日額×給付率
再就職手当は、早期に再就職した場合は給付率70%で計算されるため、支給率がアップします。
支給残日数
支給残日数とは、再就職した日の前日までに基本手当を受給したうえで残っている、基本手当を受け取れる日数のことです。
つまり、基本手当の支給残日数によって受け取れる額が変動する仕組みです。
基本手当日額
基本手当日額とは 離職した方が1日に受け取れる雇用保険の金額のことで、雇用保険受給資格者証の基本手当日額という欄に記載されています。
基本手当日額は離職者の賃金日額(最後の6カ月間中に支払われた賃金÷180)に、100分の80〜100分の50をかけたものです。
2023年8月1日から基本手当日額が変更になり、上限額も設定されているので、計算する際には注意が必要です。
給付率
給付率は、保育士さんがいつ再就職したのかによって変動します。
雇用保険の受給期間の残りの日数が3分の2以上…給付率70%
雇用保険の受給期間の残りの日数が3分の1以上…給付率60%
なお、雇用保険の受給期間の残日数が3分の1未満の場合は受給の対象外になるので注意が必要です。
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再就職手当をシミュレーションして計算

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ここでは、保育士さんがもらえる再就職手当の支給額を、シミュレーションで算出してみましょう。
保育士Aさんの場合
失業手当受給開始の30日後に再就職した保育士Aさんがもらえる再就職手当はいくらでしょうか。
- 離職時の年齢「35歳」
- 基本手当日額「6290円」
- 所定給付日数「90日」
保育士Aさんが受給できる再就職手当は、支給残日数60日・支給率70%が適用となり、次のような式で算出できます。
6290(円)×60(日)×0.7(%)=26万4180円
保育士Bさんの場合
失業手当受給開始の10日後に再就職した、保育士Bさんがもらえる再就職手当はいくらでしょうか。
- 離職時の年齢「45歳」
- 基本手当日額「7715円」
- 所定給付日数「90日」
保育士Bさんが受給できる再就職手当は、支給残日数80日・支給率70%が適用となり、次のような式で算出できます。
7715(円)×80(日)×0.7(%)=43万2040円
なお、再就職手当を受給するにあたり、前職の退職理由が会社都合か自己都合かによって所定給付日数の開始日は異なります。
再就職手当の支給額を算出するための計算方法は厚生労働省の資料にも記されていますが、シミュレーションツールを使えば自分がいくらもらえるのか簡単に知ることができますよ。
以下の記事では、再就職手当を受給後に一年未満で保育園を退職した場合の対処法などを解説していますので、参考にしてくださいね。
転職する際には再就職手当の計算方法を知っておこう
保育士さんが転職する際に受け取れる可能性のある、再就職手当。
受給条件を満たしている場合は、自分がいくら再就職手当を受け取ることができるのか計算してみてはいかがでしょうか。
再就職手当を多く支給できるよう、早期に転職先が見つかるとよいですね。
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