保育士の人材不足の背景とは?厚生労働省の調査を基に解説

社会問題として取りざたされる、保育士の人材不足問題。厚生労働省では保育士を確保するために、さまざまな施策を講じていますが、いまだ解消に至っていない状況です。今回は、厚生労働省の調査を参考に、保育士の求人倍率や潜在保育士の割合などを紹介します。あわせて、厚生労働省が取り組んでいる施策をみていきましょう。


中央合同庁舎5号館

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【厚生労働省の調査】保育士不足の現状

保育士の人材不足について、保育士だからこそ気になっているという方がいるかもしれません。

また、これから保育士になりたいと考えている方は、なぜ保育士不足が社会問題になっているのか知りたいのではないでしょうか。


せっかく保育士として働いても、さまざまな理由により辞めてしまう方の多いことが、保育士不足問題がなかなか解消しない要因のひとつとして考えられます。


そのため、国では、保育士を確保するためにさまざまな施策を行なっています。


今回は、厚生労働省の見解などもあわせて、保育士の人手不足の問題の原因や、解消に向けて取り組んでいる施策について解説します。

保育士の有効求人倍率は?

まずは、保育士の有効求人倍率に注目してみましょう。


有効求人倍率とは、倍率が1以上であれば求人数の方が求職者の数を上回っており、1以下の場合は求職者の数の方が上回っているということを示しています。


厚生労働省の調査によると、2021年の保育士の有効求人倍率は2.50倍という結果です。

全職業の有効求人倍率が1.03倍なので、保育士のニーズが高いことがうかがえます。


参考文献:保育士の有効求人倍率の推移(全国)/ 厚生労働省

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潜在保育士の人数は?

勉強する女性

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厚生労働省の調査によると、保育士資格があっても保育に従事していない潜在保育士の人数は、2019年で約98万人もいるのだそう。


このことから、保育士資格を取得しても、保育以外の仕事に就いたり保育士の仕事を辞めてしまったりしている方の多いことがうかがえます。


保育園を退職した理由としては、以下のような要因が考えられます。 


  • 結婚や出産など、ライフステージが変わった。
  • 保育士以外の職業に魅力を感じるようになった。
  • 保育士の仕事を続けることが辛くなった。

結婚や出産など、やむを得ず保育の現場を離れた保育士さんもいる一方で、保育士の仕事を続けたくても人間関係の悩みや給料の不満などを理由に辞めてしまう人も少なくないでしょう。


なお、勤務先の職場環境でお悩みの保育士さんは、ほかの保育園へ転職することで活き活きと働くことができるかもしれません。


参考文献:潜在保育士の実態について / 厚生労働省

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保育士不足の解消に向けた厚生労働省の取り組み

保育士と子ども

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ここでは、保育士不足が問題視されている状況を受けて、保育士を確保するためにどういった取り組みが国で実施されているのかに目を向けてみましょう。



保育士試験を年2回実施


独学で保育士をめざして資格を取得する場合は、保育士試験に合格する必要があります。


2016年からは、保育士資格を取得する人数を増やすという目的のもと、それまで年1度しか行なわれていなかった保育士試験が年2回実施に変更となりました。


そのため、保育士試験で取りこぼした科目があっても、一年を待たずして次の試験へ挑むことができるようになりました。


参考文献:保育士試験の受験申請者数・合格者数 / 厚生労働省



保育士の待遇を改善


早期離職を防ぐため、保育士さんの待遇を改善する取り組みも行なわれています。

給料の引き上げ

給料が低いことが保育士不足を招いている一因であることを受け、保育士の給料を引き上げるために国が処遇改善加算制度を導入しました。

保育士さんに、補助金として処遇改善手当が支給されるという仕組みです。


厚生労働省の資料によれば、保育士の処遇改善加算制度がスタートした2013年より、保育士の給料がアップしていることがうかがえます。


参考文献:「保育士数」と「保育士の年収」の推移 / 厚生労働省

キャリアアップ研修の実施

保育士の仕事は、これまで園長や主任といった役職しかありませんでしたが、2017年4月に創設された処遇改善等加算によって新たに3つの役職が追加されました。


キャリアアップ研修を受けることで、専門リーダー職務分野リーダー副主任保育士といった役職に就くことが可能となったのです。


役職により、5,000円もしくは40,000円が補助金として保育士さんに加算される仕組みです。


参考文献:保育士等(民間)のキャリアアップの仕組み・処遇改善のイメージ / 厚生労働省


再就職を支援


厚生労働省では、2013年度から保育士の確保に向けた総合的な取り組みを行なっています。


例えば、各自治体に保育士・保育所支援センターを設置。

再就職に向けて相談を受けたり、求人情報の提供を行なったりしています。


また、ハローワークにおいても、保育所へ向けて保育士として就職しやすい求人条件を提示するよう求めるなど、保育士確保に向けた取り組みがされています。


なお、保育士バンクにおいても、再就職に向けて専属のキャリアアドバイザーが全面的にサポート致しますので、気軽にお問合せくださいね。


参考文献:保育士の再就職支援に関する報告書(データ集)【分割版】/厚生労働省


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新子育て安心プランの制定


新子育て安心プランは、待機児童を解消するために制定されました。


女性の社会進出が進む背景を受け、2024年度末までに14万人分の保育の受け皿の整備が目標として掲げられています。


出産や子育てなどのライフスタイルの変化を考慮して、短時間の勤務を希望する保育士さんも働きやすいよう、常勤でなくてもメインで保育に入れるような配置基準も設定されています。


参考文献:「新子育て安心プラン」について/厚生労働省

参考文献:新子育て安心プランの概要/厚生労働省

読んでおきたいおすすめ記事

厚生労働省の資料から保育士不足の背景に目を向けてみよう

給料の低さなどが原因で保育士不足となっている現状を受け、国では保育士さんの給料アップにつながるさまざまな取り組みが行なわれています。


今後も、保育士確保に向けた施策を受けて、保育士として前向きに働きやすくなっていくことが期待できるでしょう。


なお、保育士バンク!では、保育士さんの就職に向けたサポートを行なっています。


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