厚生労働省からの要請を受け、保育園で定期的に実施されている「自己評価」や「チェックリスト」と呼ばれる評価シートが大変!という保育士さんの声を耳にします。今回はこの自己評価について、実際なんのためにあるの?どう書けばいい?という疑問をクリアにできるよう、保育士さん目線でわかりやすく解説します!

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目次
保育士さんが知りたい!「保育所における自己評価ガイドライン」とは?
保育園に勤務している保育士さんが、園から記入を求められる「自己評価」や「チェックリスト」。
園によって呼び方は違うかもしれませんが、これらは厚生労働省が全国の保育施設に呼びかけている「保育所における自己評価ガイドライン」をもとに作成されています。
ガイドラインによれば、保育士さんの自己評価提出は以下のようなことを目的として実施されています。
- 保育の充実・充実をはかる
- 保育士の資質向上や職員間の共同性を高める
- 評価の取り組みや結果の公表
- 保護者や地域と理解の共有
保育士さん個人の自己評価と、保育施設としての自己評価を報告することによって、実施している保育計画や問題点・改善点を見直すこと。そして、自己評価をもとにした今後の保育計画・実施方法の公表も義務づけられています。
自己評価とチェックリストについて・素朴な疑問

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ここでは、保育士さんが感じる自己評価やチェックリストにまつわる疑問について解説します。
自己評価の結果を公表するのは何のため?
これは、保育への自己評価と今後の計画を公表することで、保護者や地域とその保育について共有され、地域全体で保育への理解を深めることにつながるという意図があるようです。
保育施設は、厚生労働省が制定している「保育所保育指針」に基づいて運営されていますが、この中の「保育所保育に関する基本原則(1)保育所の役割」という項目では、保育施設と地域とのかかわりについて以下のように記されています。
保育所は、入所する子どもを保育するとともに、家庭や地域の様々な社会資源との連携を図りながら、入所する子どもの保護者に対する支援及び地域の子育て家庭に対する支援等を行う役割を担うものである。
この「保育所保育指針」によれば、地域の子育て力の向上に貢献することも保育所の役割とされています。保育士さんや園の保育内容は、地域に開かれるものという考え方が基本なのですね。
公表方法はそれぞれですが、プリント配布や園のサイトに掲載している場合が多いようです。
自己評価はどんなことを書けばいい?
「保育所保育指針」をもとに項目を設定し、その項目ごとに目標とその問題・課題点だけでなく、どのように目的が達成できたか、できなかったかなどを具体的に書き出すとまとまりやすいでしょう。
- 子どもへの対応
- 保護者対応
- 職員同士のかかわり
書く内容としては、保育日誌など日々の記録や保育メモをもとに振り返ることもできます。
日常保育の中で、普段から保育に対する問題点などの気づきを記録しておくことで、効率よく自己評価をつけられるだけでなく、内容も充実するでしょう。
チェックリストはどう答えるのが正解?
チェックリストの内容・フォーマットなどの細かい点は園ごとに違うようです。園ごとに設定された質問項目に、決められた段階別の評価をつけるのがよいでしょう。
「保育計画にどれだけ貢献できているか」を念頭においてチェックしてみましょう。
これらの提出は、あくまで「保育の質の向上」を目的としていますので、特定の保育士さんの人事評価などに反映されるものではありません。何も気にせず正直につけることが大切です。
それによって、課題や改善点が浮き彫りになり、結果的に保育士さんや園児への環境改善にもつながることにもなるでしょう。
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やりっぱなしじゃ意味がない!大事なのは「振り返り」
自己評価の結果を、保育士さん同士や園・保護者・地域で共有し、それとともに行なうのが「振り返り」です。
保育士さん個人ではなく園全体で振り返りをすることで、自己評価による現状把握から、課題とその解決策の検討につなげるのがのぞましいでしょう。
「計画と実践の振り返り」から、改善点や充実への方策が見えてきたら、それを、次の保育計画に反映させていきます。それの繰り返しによって、よりブラッシュアップされた保育内容になるでしょう。
それと並行して、結果を共有した保護者や地域からのフィードバック(反応や提案)を加えていくことで、より練られた保育計画が生まれ、保育の質の向上につながっていくとされています。
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忙しい中で、自己評価をつけるのはちょっと大変、と思っている保育士さんも多いようです。
けれど、現状で困っていることや改善したい部分を明確にして、よい保育環境を作ろう!という気持ちで参加 すれば、長い目で見ていけば保育士さん自身の働きやすい環境をととのえることにもつながるのではないでしょうか。
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