「休みがとりづらい」というマイナスなイメージがある保育士の仕事。実際、保育現場ではどのくらい休日がとれるのでしょうか。今回は、保育士さんのお休み事情をご紹介!夏季休暇やGWなどまとまった休日が取れるのか、休日が少ないときの対処法をまとめました。中には年間休日120日以上の園も!働き方を考えるきっかけにしてみましょう。
maroke/stock.adobe.com
保育士のお休み事情
「休みが少ない」「もっとまとまった休みが欲しい」など休日について不満を抱えている保育士さんはいませんか?
また、これから保育士を目指す方も「就職したらちゃんと休みがもらえるのかな..」と不安になることもありますよね。
実際の保育士さんのお休みは、シフトで週休2日制を採用しているケースが多いようです。
月曜日〜土曜日まで開所している園がほとんどなので、基本的に日曜日・祝日はお休みでしょう。
そのため、シフト制で週2日休みを調整しながらとるイメージかもしれません。
なお、保育園では子ども1人を預かる際の保育士人数が決まっています。その基準を考慮したうえでそれぞれの休みが振り分けられるというのも、一般企業とは違う点ですね。
中には、人員の配置を上手く調整して土曜日・日曜日の2連休の取得を推進する園や、お休みの日に行事が開催される際も振替休日を設定し、職員が休日を取れるように工夫する園もあります。
いずれにしても自身のお休み希望と求人の休暇情報をしっかり確認したうえで、希望条件にあった園を探すとよさそうです。
保育士の働き方
maroke/stock.adobe.com
続いて保育士の働き方について詳しく見ていきましょう。
保育園は7時または7時30分から19時までの開所している園が多いかもしれません。
以下の例のように3つの勤務時間に分けてシフト制が導入されています。
【例】
早番:7時30分〜16時30分
中番:8時30分〜17時30分
遅番:10時〜19時
この他に「7時~16時」「10時~19時」の2交代制の園もあれば、5交代制といった多様なシフト制を取り入れる園もあるようです。
基本的には1日8時間勤務となりますが、「製作準備が終わらない」「指導案や保育日誌を書き終えていない」など保育以外の業務もあるため、残業する方も少なくありません。
中には、自宅に仕事を持ち帰り休み中も業務をしているという方もいることから「休みがなかなかとれない」と疲弊する保育士さんもいるでしょう。
簡単1分登録!転職相談
転職に関するご質問や情報収集だけでもかまいません。
まずはお気軽にご相談ください!
読んでおきたいおすすめ記事
保育士をサポート・支える仕事特集!異業種への転職も含めた多様な選択肢
保育士の経験を経て、これからは保育士のサポート役として働きたいという方はいませんか?責任の重い仕事だからこそ、人の優しさや支えが必要不可欠な仕事かもしれませんね。今回は、保育士さんをサポートする・支え...
在宅ワークで保育士資格を活かせる仕事とは?自宅でできる保育関係の仕事を徹底解説
通勤時間なく働ける在宅ワークをしたいと考えても「保育士は無理なんじゃないか……」とあきらめている方はいませんか?保育園の事務職や保育ママ、保育園業務のサポートなど、保育士の経験や資格を活かして自宅でで...
病院内保育とは。役割や仕事内容、病院内保育士として働くメリット
病院内保育とは、病院や医療施設の中、または隣接する場所に設置されている保育園のことです。保育園の形態のひとつであり、省略して院内保育と呼ばれることもあります。転職を考えている保育士さんの中には、病院内...
子ども・赤ちゃんと関わる仕事31選!資格の有無や保育士以外の仕事を関わる子どもの年齢別に紹介
子どもと関わる仕事というと主に保育園や幼稚園を思い浮かべますが、それ以外にも意外とたくさんあります!今回は赤ちゃんや子どもと関わる仕事31選を紹介!無資格で活躍できる職場もまとめました。子どもと携わる...
保育士を辞める!次の仕事は?キャリアを活かせるおすすめ転職先7選!転職事例も紹介
保育士を辞めたあとに次の仕事を探している方に向けて、資格や経験を活かせる仕事を紹介します。ベビーシッターなど子どもと関わる仕事はもちろん、一般企業での事務職や保育園運営会社での本社勤務といった道も選べ...
保育士から転職したい!転職先としておすすめの異業種22選。保育士以外の仕事やメリット・デメリットも
保育士以外から異業種への転職を考えている際、どのような転職先がおすすめなのでしょうか。今回は、次の仕事として保育士から転職しやすいおすすめの異業種22選を紹介します。保育士から異業種に転職するメリット...
保育園運営会社の仕事内容とは?本社勤務でも保育士資格は必要?働くメリットや求人事情まで
保育園運営会社にはどんな仕事があるのでしょうか?保育園運営会社で働くことは「本社勤務」とも呼ばれ、保育園の運営に携わる仕事として、主に一般企業に就職したい保育士さんにとって人気の高い職種のようです。今...
【2024年最新】保育士に人気の転職先ランキング!異業種や選ばれる職場を一挙公開
保育士の資格を活かして働ける人気の転職先をランキング形式で紹介!企業主導型保育園や病院内保育所、ベビーシッターなど保育士経験やスキルを活かせる職場はたくさんあります!今回は保育施設や異業種別に詳しく紹...
【完全版】保育士資格を活かせる仕事・働ける企業25選!
保育園で保育士として働くのが辛いと感じて、転職を考えているという方がいるかもしれません。しかし、せっかく取得した保育士資格を活かして働きたいですよね!保育士として得たスキルや経験は一般企業や福祉施設、...
【2024年最新版】幼稚園教諭免許は更新が必要?廃止の手続きや期限、対象者をわかりやすく解説
幼稚園教諭免許は更新が必要なのか、費用や手続き方法などを知りたい方もいるでしょう。今回は、2022年7月1日より廃止された教員免許更新制について詳しく、そしてわかりやすく紹介します。幼稚園教諭免許を更...
保育士は年度途中に退職してもいいの?理由の伝え方や挨拶例、再就職への影響
「年度途中で退職したい...けれど勇気が出ない」と悩む保育士さんはいませんか。クラス担任だったり、人手不足だったりすると、退職していいのか躊躇してしまうこともありますよね。そもそも年度途中で辞めるのは...
幼稚園教諭からの転職先特集!資格を活かせる魅力的な仕事18選
仕事量の多さや継続して働くことへの不安などを抱え、幼稚園教諭としての働き方を見直す方はいませんか。幼稚園教諭の転職を検討中の方に向けて、経験やスキルを活かせる18の職場を紹介します。保育系の仕事から一...
【2024年度】放課後児童支援員の給料はいくら?年代別の年収やこの先給与は上がるのかを解説
放課後児童クラブや児童館などで働く「放課後児童支援員」の平均給料はいくらなのでしょうか。別名「学童支援員」とも呼ばれ、「給与が低い」というイメージがあるようですが、国からの処遇改善制度などにより、これ...
保育士が働ける保育士以外の仕事21選。資格や経験を活かせるおすすめの就職先
保育園以外の職場に転職・就職先を探す保育士さんもいるでしょう。今回は企業内保育所や託児施設、児童福祉施設など、保育士さんが働ける保育園以外の職場を21施設紹介!自身の働き方や保育観を見つめ直し、勤務先...
- 同じカテゴリの記事一覧へ
保育士が休みをとれる休暇は?
保育士さんには休みづらいイメージがありますが、実際にどのような休暇があるのか紹介します。
有給休暇
働き方改革の以前は「有給休暇がとれない」と感じる保育士さんも多かったかもしれません。
しかし、労働者の有給休暇取得が義務化されたことにより、保育士さんも有給を取得できる状況にあるようです。
具体的には、有給休暇が10日以上付与される保育士さんに対して、年5日以上取得させることが決められています。
職員の働きやすさを考え、2連休+有給をつなげて3連休をとれるように配慮する園もあるでしょう。
GW休暇
5月上旬のGWは祝日のため、保育園自体も休みとなります。
基本的には職員も暦通りの休日となるでしょう。
ただし、休日保育を実施する園の中にはGWも通常通りの出勤で休みがとりにくいケースもあるかもしれません。
夏季休暇
保育園は幼稚園のように夏休みがないため、夏季休暇をとれない園もあるでしょう。
ただ、8月中旬のお盆の時期は保護者の仕事もお休みになることで登園する園児も少ない場合があるようです。その際は職員の人数を最小限に抑え、夏季休暇を設けるケースもあるようです。
この他にも産休や介護休暇、リフレッシュ休暇など福利厚生が充実した園では長期休暇を取りやすい園もあるかもしれません。
就職・転職を検討している方は、どのような休暇があるのか求人票をチェックすることが大切です。
休みが少ない!と気づいたときの対処法
保育士さんの中には現在働く園で「休みが少なすぎる」「休日も持ち帰り仕事をしている」など辛い状況の方もいるでしょう。
そんなときの対処法を紹介します。
周りの職員に相談する
まずは今の状況を信頼できる同僚や先輩に悩みを話してみましょう。
休みが少ない状況が続くと体調を崩してしまうこともありそうです。
「シフトを調整できないか」「有給を取得可能か」など相談してみるとよさそうです。
園の雰囲気が悪く、誰にも相談できない時は勇気を出して休暇を申請し、休日の取得に向けて行動してみましょう。休暇後は菓子折りなどを持参し、感謝の気持ちを表すとよさそうです。
ストレス解消法を探す
「休みが少ないけれど仕事は楽しい」など気持ち的に余裕がある場合は、今の状況を受け入れてストレス解消法を見つけるのも一つの手段です。
仕事を頑張ったご褒美においしいお菓子を買ったり、1日1時間は趣味の時間を作ったりと自分に合うリフレッシュの仕方を見つけていきましょう。
転職を考える
休みが少ない日々が続き、心身ともに疲れているときは転職を検討するとよいかもしれません。
長期的な働きを考えて有給休暇がきちんと取得できたり、福利厚生が充実していたりする園を探してみるとよさそうです。
中には年間休日「120日以上」「150日以上」の園もあるため、求人情報をチェックすることが大切です。
ただ、通勤範囲内にどういった保育施設があるのかわからない方もいるでしょう。
その際は当社保育士バンク!にご相談くださいね。あなたが働きやすい環境を見つけるお手伝いをします。「子育て中のため、急な休みを取りやすい園で働きたい」などのお悩みもお聞かせください。
保育士が休みをとれないときは働き方を見直そう
保育士さんは休みづらいという印象を改善しようと、職場環境を整備する園はたくさんあります!
現在の園で悩みを抱いたときは働き方を見直すタイミングかもしれません。
保育士さんが大好きな子どもたちとやりがいを感じながら関われるよう、保育士バンク!があなたの希望に合う求人をお探します。「自宅近くに休みが多い園はある?」などの相談もOK!まずは気軽にお問い合わせくださいね。