仕事とプライベートの両立がしやすい「週休3日制」。保育士さんの中には「週4勤務・週3日制」の正社員としての働きを希望することもあるでしょう。実際に働き方を選択した場合、どのようなメリット・デメリットがあるのでしょうか。今回は正社員希望の保育士さん向けに週休3日制の働き方をわかりやすく解説します。
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目次
保育士は週休3日制の正社員として働ける?
近年、話題の「週休3日制」という働き方。
プライベートが充実し、仕事へのモチベーションも高まるという効果があり、多くの企業で取り入れられています。
週休3日制には大きく分けて2つの働き方があります。
- 1日あたりの労働時間を10時間として週3日休み
- 1日あたりの労働時間を今まで通りの8時間として週3日休み(給与が2割ほど下がる)
保育施設の多くは前者の働き方を取り入れており、「1日実働10時間の週4日勤務」で週休3日制を実現しているようです。
労働時間が10時間と長く、勤務日はしっかり仕事に集中できるため、サービス残業や持ち帰り残業がないという点も魅力的。
例えば、「7:00~18:30」「8:30~20:00」(休憩90分)の2交代制で運営し、年間150日を実現する園もあります。
これから転職・就職活動を行なう保育士さんは、週休3日制を選択した場合のメリット・デメリットを知り、働き方を考えてみましょう。
保育士が週休3日制の正社員として働くメリット・デメリット
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メリット
正社員の保育士さんが週休3日制で働いた場合のメリットを紹介します。
プライベートと仕事の両立がしやすい
まず、週に3日休めると自由に使える時間が増えるため、育児や介護、趣味の時間なども確保できるでしょう。中には保育系の本を読んだり外部の研修に参加したりと、保育士としてのスキルアップに活用する方もいるかもしれません。
また、子育て中の保育士さんは土日+平日に1日休むことができれば、銀行や郵便局などに行き、用事を済ませることができそうです。
このようにプライベートと仕事の両立がしやすいというのは、働くうえで大きなメリットですよね。
体力が回復できる
保育士さんは子どもを抱っこしたりおんぶしたり、体力のいる仕事です。
若い頃はバリバリ仕事ができていても経験を積み重ねる中で、体力の回復に時間がかかることもあるでしょう。
「生活発表会や運動会といった行事の後は疲れていてなかなか起き上がれない…」という方もいるかもしれません。
週3日制の場合は1日休みが増えるのでゆったり休息を取り、自分自身をケアする時間に充てられそうですね。
メリハリをつけて働ける
週休3日制はプライベートの時間も多く、リフレッシュできるので、仕事へのモチベーションも高まるでしょう。
また、ゆったり休むと体力を回復し、メリハリをつけて働くことができますね。業務も効率的に進み、お便りやお手紙といった書類作業などもスムーズに進められそうです。
デメリット
正社員の保育士さんが週休3日制で働いた場合のデメリットを紹介します。
1日の労働時間が長くなる
先述の通り、保育士さんが週休3日で働く場合は1日10時間勤務になることが多いでしょう。
中には、長時間勤務が辛いという方もいるかもしれません。
人それぞれ自分に合った働き方があるため、週3日制が合わない場合は園に働き方の相談をすることも大切ですね。
勤務内容が合わない場合がある
1日10時間勤務の場合、普通の勤務内容と異なるケースもあるでしょう。
例えば、8時間の労働時間の場合はクラス担任業務のみを行なうけれど、10時間勤務の場合は事務仕事やシフト調整といった労務系の仕事もこなす必要があるかもしれません。
勤務内容が合わないと、休みが増えても精神的に疲れてしまうこともありそうです。
転職や就職活動中の方は、1日の勤務スケジュールや仕事内容などをしっかり確認したうえで応募することも大切ですね。
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保育士が週休3日制の正社員求人を探す方法
週休3日制の正社員求人を探す場合は、まずインターネットの求人検索で「週休3日」と入力し、該当施設を探すとよいでしょう。
東京や大阪といった大都市圏では比較的求人が多い傾向にあるようなので選びやすいかもしれません。
なお、転職エージェントを活用して求人を紹介してもらうのもひとつの方法。
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週休3日制の導入施設で働けば休みの日が増え、身体をゆったり休ませることでメリハリをつけて仕事に臨めそうですね。
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