オムツ替えの上手なやり方がわからず「いつも時間がかかってしまう」と苦戦する保育士さんもいるかもしれません。毎日行うことなので苦手意識があると不安な気持ちを抱くことも…。今回はオムツの替え方をタイプ別に紹介します。スムーズに進めるコツや職員同士で協力するポイントもまとめたので、保育に役立ててみてくださいね。

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【タイプ別】保育士さん必見!オムツ替えのやり方
毎日行う子どもたちの「オムツ替え」。
清潔に過ごすためにも大切なことですが「なかなか上手に替えることができない」とオムツ替えが苦手な保育士さんもいるかもしれません。
特に新人の方はコツがわからずに焦ってしまうこともありそうです。
まずは基本的なオムツ替えのやり方を紹介します。
テープ
ねんね~寝返り時期によく使用するテープタイツは、両サイドのテープで止めるので、ウエストのサイズにあわせて調整しやすいのが特徴です。
テープタイプのオムツ替えのやり方はこちら。
①手袋をはめて新しいオムツを広げて敷きます。
②オムツの上に子どもを寝かせます。
③履いているオムツのテープを外してお尻を拭きます。
④古いオムツを引き抜きます。
⑤新しいオムツの両サイドを左右対称になるよう、テープで止めます。
⑥オムツがしっかり履けているか、漏れる心配はないか確認します。
ウエスト周りがきついと子どもが不快に感じてしまいます。テープを止めるときはウエストやゴムの部分は保育士さんの「指1本分」入る位に調整するとよさそうです。
パンツ
ハイハイ~歩く時期によく使用するパンツタイプは、お腹や股の周りがよく伸びるようになっているので動きやすいオムツですよね。
パンツタイプのオムツ替えのやり方はこちら。
①手袋をはめて新しいオムツを準備します。
②子どもを寝かせて古いオムツを脱がせます。(両端を破いて脱がしてもOK)
③お尻を拭きます。
④新しいオムツの脚ぐりを広げて片脚ずつ通して履かせます。
⑤ギャザーやフリルの調整を行い、漏れる心配はないか確認します。
立った状態でオムツ替えを行う場合は、棚や保育士さんの肩などを掴んでもらってからズボンのように脱いだり履いたりして替えるとよいでしょう。
布
中には布オムツを使用するケースもありますよね。
紙オムツに比べて濡れた感触を感じやすく、子どもが泣いたりもぞもぞしたりするため、保育士さんも排泄のサインに気づきやすいという特徴があるようです。
布のオムツ替えのやり方はこちら。
①手袋をはめて新しい布オムツをオムツカバーの上にのせます。
②布オムツの上に子どもを寝かせます。
③履いているオムツを外してお尻を拭きます。
④布オムツの中心にお尻がくるように調整してオムツカバーの両サイドのテープを止めます。
⑤布オムツがオムツカバーからはみ出していないか確認します。
布オムツは子どもの体格に合わせて折り方を調整しましょう。履いていた布オムツはお湯につけておくと洗うときに汚れが落ちやすいでしょう。
保育士さんがオムツ替えするときのコツ

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続いて、保育士さんがオムツ替えをするときのポイントをまとめました。
子どもに予告する
いきなりオムツ替えをスタートすると子どもは急に身体を持ち上げられて驚いてしまうでしょう。「オムツ替えしようね」「お尻をきれいにしようね」と話しかけてから実施することが大切です。
他の遊びに夢中になっているときにオムツ替えが必要なときはいっしょに遊び、スキンシップをとってから「そろそろゴロンしようね」などと声をかけてから行うとよいでしょう。
脚を上げすぎない
オムツを替えるときに脚を上げすぎたりひっぱったりしないように気をつけましょう。
脚を優しく持ち上げることを意識して声をかけながら行います。
また、中には子どもが身体を動かしたくなったり替えることを嫌がったりすることもあるでしょう。
好きなおもちゃを渡したり気がそれるように歌をうたいながら行ったりと工夫するとよいですね。
お尻の拭き方に気をつける
お尻を拭くときは拭き残しに注意しましょう。
お尻のわれ目や脚のつけ根は汚れがたまりやすいので要注意。
こすると皮膚を傷つけてしまう可能性もあるため、優しく丁寧に拭くことを心がけましょう。
衛生面に配慮する
感染症対策としてオムツ交換では手袋を着用して行うことも大切です。素手で行った場合はきちんと消毒をしましょう。
また、手袋やオムツの捨て方も気をつけて清潔な環境を保ちましょう。
定期的にゴミ箱を掃除してきれいな状態をキープしましょう。
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保育士さんがオムツ替えをスムーズに進める方法

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保育士さんはオムツ替えの他に身の回りのお世話や遊びのサポートなどで日々、忙しいですよね。
オムツ替えをスムーズに行い、効率的に仕事をこなす方法を紹介します。
職員同士で役割分担をする
まず大切なのが職員同士の役割分担です。オムツ替えの担当者を決めておいたり遊びのスケジュールにあわせて担当替えを行ったりと、主に誰が担当するか決めておくとよいですね。
オムツ替えの最中に他の子をまとめなければならない場面もあるかもしれません。
職員同士でコミュニケーションを図りながら臨機応変に対応できるよう、体制を整えましょう。
報連相を徹底する
オムツ替えは子どもたちが清潔に過ごすために必要なお世話です。
ただ、排泄に気づいて泣いて教えてくれる子もいれば、気にせずに過ごす子もいるため、替えるタイミングに違いがありますよね。
子どもたちの様子をこまめにチェックして、オムツ替えの回数やお尻かぶれがないかなどを職員同士で報告し合いましょう。
また、何か心配事があった場合は職員同士で情報を共有し、対処方法を決めることも重要です。きちんと情報が共有されていないとトラブルやミスが起こる可能性もありそうです。オムツ替えにおいても報連相を大切にしていきましょう。
感謝の気持ちを伝えてチームワークを高める
職員同士で「今、私が替えておくね」「手が離せないから、任せてもいいかな」など声をかけ合いながらオムツ替えを行うことも多いでしょう。
その際には「さっきはオムツ替えをしてくれてありがとう」「今日はオムツ替えたくさん任せちゃったね。明日は私が担当するね。」など心配りや気遣いの姿勢を見せることも大切ですね。
忙しいと「ありがとう」という言葉さえ伝え合えず、関係性が崩れてしまう場合もあるでしょう。
チームワークを高めるためにも常に感謝の気持ちをもち、他の保育士さんと関わり合うことを意識するとよいですね。
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オムツ替えのコツを掴めば、苦手な保育士さんもスムーズに実施することができそうです。
職員同士で協力しながら子どもたちが清潔に過ごせるように配慮していきましょう。
また、保育士さんの中には「人手が足りなくて子どもたちのお世話が充分にできていない…」など職場に不満を抱く方もいるかもしれません。
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