子どもを叱れない、と悩む保育士さんは意外に多くいるようです。小さい子どもを叱る必要があるのかという疑問や、かわいそうで叱れないなどの思いがあるのかもしれないですね。子どもを思う優しい気持ちがあるからこそ、悩んでしまうのかもしれません。今回は、子どもを叱る必要性とはなにかを考え、適切なかかわりにつながるヒントを紹介します。

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子どもを叱れない…と悩む保育士さん
子どもを叱ることに抵抗のある保育士さんもいるでしょう。
先輩などから「厳しくしないと子どもになめられる」などと言われたことのある人もいるかもしれません。
しかし、子どもになめられるから困る、という考えは不適切であり、保育士として子どもと信頼関係を築くことがもっとも大切なのではないでしょうか。
信頼関係が成り立っているうえで、ときには保育士として子どもを叱らなければならない場面もあるかもしれません。
くわしく見ていきましょう。
叱れない保育士さん:叱る必要性を考えよう

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保育士さんは、子どもに対して常に穏やかなかかわりが持てるとよいでしょう。
しかし、きちんと伝えなければならないときもあります。
では、叱る必要があるのはどういった場面なのか、紹介します。
健康や命にかかわることをしたとき
子どもが友だちに向かっておもちゃを投げたり、散歩中道路に飛び出そうとしたりすることがあるかもしれません。
怪我をしてしまいそうなことや健康、命にかかわることはきちんと伝える必要があるでしょう。
社会のルールやマナーを守らなかったとき
人の迷惑になることやマナー違反なことは、きちんと伝える必要があるでしょう。
子どもが社会的に自立して生活し、たくさんの人とふれあいながら楽しく生活するために、マナーやルールを守る大切さを伝えることは必要ですね。
人を傷つけてしまったとき
子どもは、友だちと喧嘩をしてしまうこともあるでしょう。喧嘩自体を否定することはよくないかもしれません。
きちんと両者の言い分を聞いて、気持ちの理解を表すことが大切です。
そのような対応を取ったうえで、人を傷つける発言については相手の気持ちを汲み取りながら、言ってはいけないことだと伝えられるとよいですね。
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叱れない保育士さん:叱るときに意識するポイント

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子どもを叱れないと悩む保育士さんは、「怒ったら子どもがかわいそう」と考えたり、厳しくすることに抵抗があったりするのかもしれないですね。
そのような場合、「叱る」と「怒る」の違いを知ることがポイントでしょう。
保育士さん自身の感情のまま大きな声で怒ったりするのではなく、子どもを思い、必要なことを的確に伝えることを意識するとよいかもしれないですね。
厳しく怒ったり、謝ることを強要したりする必要はありません。
冷静に、今の保育士さんのまま、子どもを思いながら必要なことを伝えられるとよいでしょう。
叱れない保育士さんは子どもを思う気持ちを大切に!
子どもを叱ることについて紹介しました。
叱ることも大切かもしれませんが、事前に必要なことを分かりやすく伝えたり、対策をとったりすることが重要なのかもしれないですね。
保育士さん自身のやりたい保育を軸に、必要なことの伝え方を模索してみてください。
保育士バンク!では、一人ひとりの保育観をお伺いしながら転職相談を行っています。
園によって子どもとのかかわり方や保育方針はさまざまなので、もし今お悩みの方がいましたら、ぜひ一度、保育士バンク!にご連絡ください。
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