療育に取り組む中、子どもたちの成長をサポートする運動遊びを知りたい先生もいるでしょう。ボール遊びやタオル遊び、縄跳びなどさまざまな遊びを取り入れられるとよいですね。今回は療育の運動遊びアイデアを室内・室外別にまとめました。取り入れる目的もあわせて紹介しているので、活動の参考にしてみてくださいね。
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療育の運動遊びの目的とは?
療育とは障がいのある子や障がいの可能性のある子どもの成長段階や特性に応じて、自立や社会生活の参加への支援を行うものです。
療育の中で運動遊びを取り入れると、子どもたちはさまざまな経験を重ねながら、身体を動かす楽しさを感じることができるでしょう。
療育における運動遊びの目的の一例は以下の通りです。
- 身体の使い方を学び、日常生活の動作につなげる
- バランス感覚や柔軟性、集中力を養う
- 遊びをやり遂げることで達成感を味わう
- 友だちと身体を動かすことで協調性を育む
保育施設で運動遊びを楽しみ、子どもたちの成長をサポートしていきましょう。
次に室内・室外別に療育の運動遊びのアイデアを紹介します。
【室内】療育の運動遊びアイデア
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室内で楽しめる運動遊びのアイデアを紹介します。
ボール遊び
さまざまな筋肉を動かして楽しむボール遊び。
まずは手の平や指先、甲でボールをコロコロ転がしてみると感触や形を確かめることができそうです。
また、ボールを投げたりキャッチしたりすると手で操作する感覚やボールが離れる感触、ボールとの距離感に気づく練習にもなるようです。
かごや的を用意してボールを投げて入れることを楽しんでもよいですね。
集中力がつき、成功すれば達成感を感じられそうです。
また、先生や友だちとボール投げをすると、コミュニケーションを楽しむきっかけにもなるようです。
子どもたちの様子にあわせて多様なボール遊びを取り入れてみましょう。
タオル遊び
タオルを使って運動遊びを楽しんでみましょう。
大きなタオルを敷いて子どもに座ってもらい、先生が引っ張って進みます。
落ちないように気をつけると、バランス感覚を養うことができそうです。
ゆっくり進んだり早めたりクネクネと動かすなど、子どもの反応を見ながら楽しみましょう。
「回ってみるよ~!」「落ちないように気をつけてね」と声をかけてコミュニケーションを大切にするとよいですね。
マットやブロックを用意してサーキットを作っても楽しめそうです。
マット運動
マットの上でコロコロ転がったり、体育座りをして身体をゆりかごのように揺らしたりしてみましょう。感触を楽しみ、体幹を鍛えることができそうです。
また、遊びに慣れてきたらでんぐり返しにチャレンジしてみましょう。柔軟性やバランス感覚、次の動作を考える力の習得につながるようです。
でんぐり返しは勢いがないとなかなか前に回ることが難しいかもしれません。足の指で床を蹴る力が必要になるため、つま先立ちを練習してから行うとよいでしょう。
回転する際はしっかり身体を支えながらサポートして、子どもの恐怖心が和らぐよう、「大丈夫だよ」「ゆっくりやってみようね」など声をかけながら進めるとよいですね。
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【室外】療育の運動遊びアイデア
室外で楽しめる療育の運動遊びアイデアを紹介します。
すべり台遊び
すべり台は滑り始めや終わり、滑走時によって身体の使い方が変化する遊びですよね。
変化に応じて姿勢を保持するため、身体の動かし方を学ぶことができそうです。
また、すべり台を安全に使用するためには一人ひとり順番に滑る必要があります。
「友だちが滑っている間は階段で待とうね」などと約束事を話し、ルールを守って遊ぶ大切さを伝えられるとよいですね。
縄跳び
縄跳びは一つの縄を使って飛ぶ、くぐる、歩く、走るなどさまざまな動作を学べる遊びでしょう。
チャレンジすることでバランス感覚を習得し、色々な跳び方を楽しめそうです。
始めは先生2人が縄を持ち、ジャンプするタイミングを伝えてゆっくり進めるとよいかもしれません。跳べることで達成感を味わい、持久力が身につけば、体力の向上にもつながるでしょう。
ケンケン遊び
小さな輪っかを地面にいくつか置いてケンケン遊びを楽しんでみましょう。
片足に重心をかける遊びなので体感を鍛え、バランス感覚を養うことができそうです。
色を自分で決めて跳んでみたり一定のリズムに合わせて跳んでみたり、ルールをアレンジすると遊びの幅が広がるでしょう。
輪っかが用意できない場合は、新聞紙をガムテープで補強すると代用品として使用できそうです。子どもたちといっしょに製作して運動遊びに展開してもよいですね。
運動遊びを通して療育の幅を広げよう
さまざまな運動遊びを取り入れることで子どもたちは身体の動かし方を学び、バランス感覚や集中力、達成感などを味わうことができそうです。
活動中は安全性に気をつけながら子どもたちの様子に合わせてサポートしていきましょう。
また、「障がい児の成長を支えていきたいけれど…方針が合わない」と在籍中の保育施設からの転職を考える先生もいるかもしれません。
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