保育園事務は何がきつい?仕事内容や給料、業務で楽しいことについても紹介

子どもたちが通園する保育園で事務として働く場合の仕事内容とはどのようなものが挙げられるのでしょうか。中には、仕事に就いてから「きつい」「つらい」と感じることもあるかもしれません。今回は、保育園事務の仕事内容や業務の中できつい・楽しいと感じることをわかりやすく紹介します。給料や待遇、採用に向けた面接ポイントなどもまとめました。

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保育園の事務職に就いてみたい

かわいい子どもたちが通う保育園で、事務の仕事をしてみたいという方はいませんか。

保育園事務は、給与計算や申請書の作成、諸手続きなどの事務作業を行なうほか、電話や来客対応などがあり、保育園の運営を裏側から支える役割を担います。

特に人手不足の園や子どもの人数が多い大規模園などでは、事務作業の量が多く、保育士さんだけでは手が回らないため、事務専門の職員が求められているようです。

保育園事務は、園全体の運営を支えるだけでなく、保育士さんの仕事をサポートする大切な存在のため、やりがいを感じられそうですね。

ただ、就職や転職を考えている方の中には、以下のような不安を抱く方もいるかもしれません。

保育園の事務職に就いてみたいけれど仕事は大変なのかな?未経験だと採用は難しいかもしれない

保育士をしていたけれど、体力的に続けるのは難しいからデスクワークの仕事がしたい。保育園事務を希望しているけれど、きつい仕事はあるのかな?

特に未経験の方は、どんな仕事を任されるのか気になりますよね。

保育園の事務の仕事内容や楽しいこと、大変なことを知ったうえで、就職・転職について検討してみましょう。

保育園事務の仕事内容

まずは、保育園事務の仕事について詳しく見ていきましょう。

仕事内容

保育園事務が担う仕事は、主に事務や労務・経理・受付、総務や広報の4種類に分けられます。具体的な仕事内容は以下の通りです。

一般的に、事務職は保育園でも幼稚園でもほとんど共通した業務を行なっています。

保育園事務の仕事内容
事務の仕事 具体的な業務内容
事務・労務 ・シフト作成、人事管理
・行政、役所への提出書類の作成
・園内の行事などのスケジュール管理
・社会保険手続き
経理 ・会計帳簿の記入
・給食関係の経理
・補助金申請書作成
・職員の給与計算
・集金管理
・発注、支払業務
・会計伝票発行
・決算、予算書作成
・月次試算表の作成
受付 ・電話、来客対応
・保護者、職員の対応
・行政、役所への対応
・各種業者の対応
・見学者の案内
総務・広報 ・備品管理、発注
・ホームページの更新
・行事の手伝いなど

仕事内容は幅広く、書類作成や給与計算といった業務を担い、経理、さらには総務や人事、受付まで多岐にわたります。

保育園事務は、園全体をサポートする縁の下の力持ちのような役割を果たしているため、運営には欠かせない存在といえるでしょう。

経理との違い

事務が書類の作成や処理、受付対応などの全般的な業務を担うのに対して、経理はより給与や予算などお金に関した業務を担います。

事務と経理で分けてスタッフを募集している園もあるかもしれませんが、事務職が経理の仕事も兼任していることがほとんどのようです。

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保育園事務で働く際にきついこと

先述の通り、多岐にわたる仕事を任されることが多い保育園事務の仕事。

仕事をこなす中で大変なことをまとめました。

時期によって忙しくなる

保育園事務は、季節の行事によって忙しさが左右される仕事が多いかもしれません。

特に、卒園式や入園式、保育士さんの入退職のタイミングが重なる年度末の3月から翌年度の5月頃までは、書類の作成や手続きなども多いので忙しくなるでしょう。ほかにも、運動会や発表会などの行事前も忙しくなりやすいようです。

仕事量が増えると残業や持ち帰りの仕事が発生することもあるため、大変だと感じることがあるかもしれません。

ただ、中にはICT化を進め、効率的に仕事ができるように環境を整えている園もあるので、求人を探すときは残業の有無や仕事内容をしっかりチェックするとよいですね。

仕事の幅が広く覚えることが多い

多くの業務量を一人でこなす可能性がある保育園事務の仕事は、難しい仕事や覚えることが大量にあるという場合もあるでしょう。

初めは覚えることが多く、仕事に慣れるまでに時間がかかることもあるかもしれません。

ただ、その一方で、さまざまな業務を経験できるというメリットがあります。一つのことに集中するよりも、いろいろなジャンルの仕事に取り組める環境が合う人には向いているかもしれません。

事務員の少なさから孤独を感じる場合も

事務員の人数が少なく、人間関係を築くのが難しいと感じるケースもあるようです。

他の職員さんと業務の共有や連携がしづらかったり、休みたい場合に代わりを立てにくかったりすることから、大変だと感じることがあるかもしれません。

また、職員さんとコミュニケーションを取る機会が限られ、孤独感や疎外感を持って、つらいと思ってしまうこともあるようです。

普段からコミュニケーションを取って職員さんと人間関係を構築しておけば、仕事の連携もしやすくなり、つらいと感じることも少なくなるかもしれません。

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保育園事務で働く際に楽しいと感じること

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保育園事務の仕事をする中で楽しいと感じることについてまとめました。

幅広い人と関わりを持てる

保育園事務は、子どもや保護者、外部の方など、仕事のなかで園内や園外のさまざまな人と関わる機会があるでしょう。

人と関わることが好きな人にとっては楽しいと感じるポイントかもしれません。

保育補助として子どもと接することができる

先述したように、園によっては保育士さんの手が回らないときに、保育補助として子どもたちと接する機会があります。

保育に携わりながら働けるのは、子どもが好きな人にとっては楽しいと感じられるポイントかもしれませんね。

保育園を支えているやりがいを感じられる

保育園事務は、保護者の対応をしたり人事を管理したりと、園を円滑に運営するために必要となる重要な業務を数多く担っています。

保育園全体を支えている存在としてやりがいを得られれば、仕事を楽しいと感じられるかもしれませんね。

このように、保育園事務はつらいことや大変なことだけでなく、さまざまなやりがいや楽しさを感じられる仕事でもあるでしょう。

読んでおきたいおすすめ記事

保育園事務の仕事に資格はいる?求人は多い?

保育園事務の仕事に資格は不要です。ただ、簿記やパソコン関係の資格を持っていると採用されやすいかもしれません。

基本的なPCスキルや事務の経験が求められることは多く、表計算や文書作成、メールなどのツールが使えれば問題ないでしょう。

事務職が未経験の場合は、履歴書や面接でしっかりとPCスキルをアピールすることが重要になりそうですね。

また、ときには保育士さんのサポートを任されることもあるため、保育士の有資格者の方は重宝されることが考えられます。

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保育園事務の給料や待遇

では、保育園事務の給料や待遇について見ていきましょう。

給料

内閣府「令和元年度幼稚園・保育所・認定こども園等の経営実態調査集計結果速報値【修正版】」の資料をもとに、私立保育園と公立保育園で働く事務職の給料(賞与込み)と年収の金額をまとめました。

保育園事務の給料
  常勤保育士 非常勤保育士
私立 給料 34万919円 給料 24万6038円
年収 409万1028円 年収 295万2456円
公立 給料 25万8926円 給料 13万9346円
年収 310万7112円 年収 167万2152円

このように、公立と私立では年収に大きな差があることが分かります。

また、常勤と非常勤を比べると、私立保育園では年収換算で約100万円以上、公立保育園では約140万円以上もの差があります。

事務職の給料や時給は園や地域によって異なりますが、正社員で月給19~20万、パートやアルバイトで時給1000円~1200円ぐらいが相場のようです。

勤めたい地域や園の求人を比較して給料の相場を確認しておき、転職先を決める際の参考にしてくださいね。

待遇

保育園事務の待遇は園によって異なりますが、完全週休2日制で祝日やゴールデンウィークも休みの園や、年間休日120日以上の園退職金制度住宅補助を整備している園もあるようです。

さらに、賞与を4カ月分以上支給する園もあるようなので、多くの求人を比較して福利厚生をきちんとチェックしておきましょう。

保育園事務の採用に向けた面接対応ポイント

興味のある求人を見つけたら、面接に向けてしっかり準備することが大切です。面接時に気をつけるポイントを紹介します。

笑顔で元気よく受け応える

採用担当者は、スキルや経験だけでなく面接を通して応募者の「人間性」を見ています。

特に保育園事務は対外的な交流が多いため、人柄のよさが重視されているようです。

面接では笑顔で元気よく話をして、明るい人柄を伝えられるよう意識してみましょう。

スキルや経験をアピールする

先述した通り、保育補助として保育に携わるタイミングがあるため、保育に関連する経験などがあれば面接で伝えてみましょう。

保育士資格を持っているので、必要なときには保育業務にあたることができる」「保育士資格は持っていないが、子育ての経験があるため補助業務ならできる」といったことを伝えれば、アピールポイントとなりそうですね。

もちろん、子どもが好きなことも大きなアピールとなるでしょう。
        
<転職理由の例文>  

私は前職でも保育園で事務職をしておりました。
以前の園は子どもの人数が多い大規模園だったため、書類作成や職員の給与計算などの仕事量が膨大でした。
しかし、事務員が2人しかいなかったため業務が回らず、保育士さんが事務作業を行なうこともあるなど施設全体で残業が当たり前の環境となっており、問題意識を抱えていました。
私は必要な業務を効率的に終わらせることが大事であると考えているため、今後長く働くためには業務効率化に努めている園で仕事をするべきだと考え、転職を決意いたしました。

志望動機と内容が似通ってしまう方もいるようなので、区別して答えられるよう上記の例文を参考に対策しておきましょう。

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保育園事務の仕事はきついこともあるけれど、やりがいのある仕事!

保育園事務は、園の運営をサポートする役割を担う存在です。

主な仕事内容は事務作業ですが、ときには保育補助としての役割を求められるため、保育士資格や実務経験があれば役立つでしょう。

保育園事務の役割や働き方についての理解を深め、今後のキャリアの選択肢を広げてみるのもよいですね。

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