沖縄市の保育士転職事情。給料や求人事情、保育士向けの支援や取り組みをチェック

沖縄県本島中部に位置する沖縄市。緑豊かな沖縄市の保育施設に転職しようと考えている保育士さんもいるのではないでしょうか。実際に働くなら、事前にその地域の保育士さんの給料や求人などを知っておきたいですよね。今回は、沖縄市を含む沖縄県の給料事情や保育士不足を解消するために市が行なっている取り組みなどを詳しく解説します。

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沖縄市の保育施設数や待機児童数

まずは沖縄市内の保育施設数や待機児童数のデータを押さえておきましょう。

保育施設数

沖縄市には、2024年4月時点で認可保育施設が77園、認可外保育施設が33園あります。

待機児童数

沖縄市の待機児童は、2023年4月時点で29人います。前年度の同時期は15人だったため、1年で14人増加している状況です。

沖縄市は待機児童の減少を目指して、保育施設の整備や保育士人材の確保に努めていくとしています。

沖縄県の保育士の現状

正社員やパートで保育士として働く際は、職場の年齢層や年収などに注目して求人情報を確認するのではないでしょうか。

ここでは、厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査をもとに、沖縄市を含む沖縄県の保育士さんの平均年収や賞与、勤続年数などを、全国平均と比較してみました。

沖縄県の保育士の平均年齢

沖縄県の保育士さんの平均年齢は、男性が34.2歳、女性が39.6歳です。

全国の保育士さんの平均年齢は、男性が35.4歳、女性が38.1歳であるため、沖縄県では男性は全国平均より若い世代の保育士さんが、女性は全国平均より年齢層が高い保育士さんが活躍していることがわかります。

沖縄県の保育士の平均勤続年数

沖縄県の保育士さんの平均勤続年数は、男性が6.5年、女性が9.9年です。

全国の保育士さんの平均勤続年数は男性が5.7年、女性が8.3年であることから、沖縄県の保育士さんは男性の勤続年数が長い一方で、女性はやや短い傾向にあります。

沖縄県の保育士の所定内労働時間（残業時間は除く）

沖縄県の保育士さんの月平均労働時間は、男性が173時間、女性が169時間です。

全国の保育士さんの月平均労働時間は、男性が168時間、女性が167時間であるため、沖縄県では男女ともに全国平均よりも労働時間が長いことがわかります。

沖縄県の保育士の「決まって支給する現金給与額（給料）」

沖縄県の保育士さんの平均給料は、男性が28万3600円、女性が24万1500円です。

全国の保育士さんの平均給料は、男性が30万6600円、女性が26万8900円であるため、沖縄県の保育士さんの平均給料は男女ともに全国平均を下回っていることがわかります。

沖縄県の保育士の年間賞与その他特別給与額

沖縄県の保育士さんの年間賞与は、男性が53万5900円、女性が45万9500円です。

全国の保育士さんの年間賞与は、男性が80万6000円、女性が70万5500円であるため、沖縄県では男女ともに全国平均を大きく下回っていることがわかります。

沖縄県の保育士の平均年収

平均給料と賞与額をもとに平均年収を算出したところ、沖縄県の保育士さんの平均年収は男性が393万9100円、女性が335万7500円となりました。

全国の保育士さんの平均年収は男性が448万5200円、女性が393万2300円であるため、沖縄県では男女ともに全国平均を大きく下回っていることがわかります。

沖縄県の保育士の労働者数

沖縄県の保育士さんの労働者数は、男性が580人、女性が6740人です。

全国の保育士さんの労働者数は、男性が1万8160人、女性が25万5990人なので、沖縄県で働く保育士さんが全国に占める割合は男性が約3.19％、女性が約2.63%であることがわかります。

沖縄市が実施する保育士向けの支援や取り組み

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ここでは、沖縄市が実施する保育士さん向けの支援事業をまとめました。どのような事業があるのか確認しておきましょう。

沖縄市保育士復職応援給付金

沖縄市では、保育士資格を持ちながら1年以上保育士として勤務していなかった方が保育士として復職する場合に、10万円のお祝い金を給付する取り組みを行なっています。

対象者は以下の要件を満たす方です。

また、復職する保育士に子どもがいて市内の認可保育施設に入所を希望する場合、優先して入所の調整をしてもらえます。

沖縄市保育士試験対策講座

沖縄市では、保育士試験の合格者数増加に向けて保育士試験対策講座を実施しています。受講料は無料ですが、教材費は自己負担となります。対象者は以下の通りです。

沖縄市が実施する子育て支援の取り組み

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沖縄市が実施している子育て支援をまとめました。お子さんがいらっしゃる保育士さんは、どのような支援が行なわれているのか確認しておきましょう。

にじいろ発達相談

沖縄市では、市内の保健相談センターにて「にじいろ発達相談」を実施しています。心理士が子どもの言葉や精神発達などの相談に乗ってくれるというもの。

必要に応じて専門機関や親子で遊べる場所などを紹介してもらえます。なお、相談を希望する場合は事前に予約が必要です。

OKIIKU（おきいく）

沖縄市では、沖縄市内の子育て支援に関する情報を集約したサイト「OKIIKU（おきいく）」を運営しています。

サイト内には、沖縄市内で子育てをしている方に向けた、保育施設の情報や困ったときの相談先、子育てに役立つ情報などがまとめられています。

沖縄市で保育士が働ける施設

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沖縄市ではさまざまな施設で保育士人材を募集しています。自分の働き方に合った施設を探してみましょう。沖縄市で保育士が働ける施設を紹介します。

認可保育園

0歳〜5歳児を預かる認可保育園は歴史が長く、地域に根づいた園が多いもの。「長期的に働きたい」「キャリアアップしたい」など継続的に勤務したいと考える保育士さんにぴったりな施設です。

また、各園ではさまざまな特色があり、「一人ひとりの心に寄り添う保育」や「自分で解決する力を育てる保育」などさまざまな理念のもとで運営しています。

認可保育園での経験を積んでみたい方は保育士バンク！にご相談ください。短時間勤務パート募集の園もたくさんありますよ。

認定こども園

認定こども園とは、保育園と幼稚園の保育・教育の両面を併せもった施設です。0歳児～5歳児までの子どもを対象に保育を行なっています。

家事や育児を両立しやすい環境を整えている園が多い傾向にあり、子育てママは働きやすいでしょう。沖縄市内に認定こども園は少ないため、一度保育士バンク！に働き方の相談をしてみてくださいね。

企業主導型保育園

企業内保育所とは、企業のオフィスや会社の近隣に設置された保育所です。比較的定員数が少なく、子どもたちとじっくり関われる施設が多い傾向にあります。

また、求人では「完全週休2日制」や「1日4時間から勤務OK」など保育士さんが働きやすい環境を整える園が多数！求人状況は日々変化するため、まず保育士バンク！にご相談くださいね。

放課後等デイサービス

放課後等デイサービスは、障がいのある児童が放課後や夏休み、冬休みなどに利用する施設です。特別支援学校などに通う6歳～18歳の障がいのある児童が利用します。

少人数制で一人ひとりの障がいに合ったプログラムを組むことから、子どもの発達や成長にあわせた支援ができるでしょう。

保育士バンク！では、沖縄市内だけでなく、うるま市や宜野湾市の放課後等デイサービス施設の紹介も可能です。中には「年間休日134日以上」といった求人もありますので、ご相談くださいね。

支援が充実した沖縄市で保育士として働いてみよう

今回は、沖縄県の保育士さんの平均年収などとともに、沖縄市が取り組む保育士さん向けの支援制度などを紹介しました。

沖縄市では、潜在保育士さんの復職支援として給付金を支給したり、保育士試験受験者に受けた試験対策講座などを実施したりしています。気になる制度があれば、利用して転職を検討してみてはいかがでしょうか。

保育士バンク！は、全国の保育士さんの転職のお手伝いをしております。沖縄市で働きたいと考える保育士さんの転職も手厚くサポートいたしますので、この機会にぜひご登録ください。

出典：認可保育施設/沖縄市

出典：認可外保育施設/沖縄市

出典：令和5年4月1日時点における沖縄県の待機児童数（確報値）について/沖縄県

出典：令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口（e-Stat）

出典：沖縄市保育士復職応援給付金/沖縄市

出典： 【受講者追加募集】令和6年沖縄市保育士試験（前期試験）対策講座（実技試験）/沖縄市

出典：にじいろ発達相談 /沖縄市

出典：OKIIKU（おきいく）/沖縄市