最近は保育園や幼稚園などの保育施設でも、日頃からしっかりと挨拶を交わすことに力を入れているところが多いといいます。なぜなら、挨拶は自己肯定感を育てるのに重要なものだからです。そこで今回は、保育施設で挨拶をするねらいや挨拶をすることで得られる効果を解説しつつ、保育士さんが保育活動中に子どもに挨拶の大切さを伝える方法を紹介します。

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挨拶を保育に取り入れるねらいとは
そもそも挨拶とは、人と会ったとき・別れるときなどに取り交わされる言葉です。挨拶をするということは他人とコミュニケーションを取る際の基本でもあり、日本では礼儀のひとつとしても大切に考えられています。
ふだん何気なく行なっている挨拶ですが、実は相手の存在を認めているということを示せる行為のひとつなのです。つまり、挨拶をすることによって、相手は「自分の存在を認められている」ことを感じられ、その相手との円滑なコミュニケーションにつながっていきます。
その結果、自然と自己肯定感が高まっていき、自分は大事な存在だと認識できるようになるのです。
保育の5領域の「言葉」の中にも挨拶に関する記載がある
保育現場には、「5領域」という厚生労働省の保育所保育指針で定められた指針があります。これは保育において、子どもの資質や能力を成長させるべき領域のことです。
保育所保育指針では、「健康」「人間関係」「環境」「言葉」「表現」という5つの領域に分類されます。
5つあるうちの「言葉」の領域に挨拶に関する記載があり、この領域では自分の気持ちを言葉で伝える能力を育みながら、相手の話に耳を傾ける能力も伸ばしていくことを目的としています。
「言葉」のねらいと内容の中にある「親しみをもって日常の挨拶をする」とは?
保育の5領域のひとつである「言葉」のねらいと内容の中には、「親しみをもって日常の挨拶をする」という記載があります。
保育施設では、朝の会や帰りの会をするとき、食事をするとき、お礼をするときなど、さまざまなシチュエーションで挨拶をすることがありますよね。
子どもは保育士さんやお友だちと一緒に生活する中で、次第に挨拶という言葉を理解するようになっていくのです。そうして自分も応じようと、子どもが自ら挨拶をしようとします。
このような環境を整えるためにも、保育士さんは子どもが言葉を交わしたくなるような信頼関係を築くことが大切です。
また、保育士さん自ら、子どもや保護者など周囲の人たちに率先して挨拶をしている姿を示してあげることで、そばにいる子どもは挨拶を交わすことの心地よさと大切さを学んでいくでしょう。
挨拶をすることで得られる効果

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「おはようございます」「こんにちは」「ありがとう」など、さまざまな言葉がある挨拶。ここでは、これらの挨拶を日常的にすることで得られる効果を紹介します。
笑顔になれる
人は、挨拶をするときは自然と笑顔になります。なぜなら、明るく挨拶をしようとすることで、笑顔を作ろうとするからです。
挨拶をした人が笑顔になると、周囲の人も自然と笑顔になるため、打ち解けやすくなるでしょう。
人間関係がよくなる
挨拶をするということは、相手を認めていることを表します。人は、認められていると感じれば喜びます。
自分を認めてくれた人に対し、好意的に接するようになるでしょう。このように、挨拶をするだけで、人間関係がよくなっていく効果が期待できます。
会話が始まるきっかけになる
挨拶をすることで、そこから会話が始まるというきっかけにもなります。たとえば、挨拶の次に、会話につながるような話題を一言を発するだけでもかまいません。
短い会話だったとしても、相手に話しやすいと思ってもらえる可能性があります。結果的に、新たな交友関係を作るきっかけにもなるでしょう。
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保育士さん必見!保育活動中に子どもに挨拶の仕方を伝える方法

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挨拶は家庭内で習慣化させることも大切なことですが、保育園や幼稚園などでの保育活動中にも取り入れることができます。ここでは、保育活動中に保育士さんが子どもに挨拶の仕方を伝える方法を紹介します。
挨拶がテーマの絵本を読む
挨拶を子どもに教えるときは、挨拶をテーマにした絵本の読み聞かせをしてみるのもよいでしょう。保育士さんが、子どもに挨拶を指導する際に参考になる絵本をいくつか紹介します。
・ごあいさつあそび
(作:きむらゆういち 出版社:偕成社)
・あいさつ
(作・絵:いもとようこ 出版社:金の星社)
・挨拶絵本
(作・絵:五味太郎 出版社:ブロンズ新社)
・あいさつってたのしい
(文:石津ちひろ 絵:松田奈那子 出版社:小学館)
・ごあいさつごあいさつ
(作・絵:渡辺有一 出版社:あかね書房)
このような絵本には、挨拶をする方法やタイミングなどが子どもにもわかりやすいように描かれています。絵本を読みながら、一緒に真似してみるのもよいでしょう。
挨拶をごっこ遊びに取り入れる
保育活動中に行なうごっこ遊びで、挨拶を取り入れるのもひとつの方法です。たとえば、おままごとをするときは、食事を食べる真似をすることも多いですよね。
このときに、「いただきます」「ごちそうさま」と言うと、挨拶を覚えてもらうことができます。ごっこ遊びなら、子どもにも楽しみながら挨拶をしてもらえるでしょう。

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保育における挨拶のねらいを理解して子どもと関わろう
ふだん何気なく行なっている挨拶には、笑顔になれたり、人間関係がよくなったりとさまざまな効果が期待できます。
挨拶はいろんな人と関わる上でも欠かせないコミュニケーションを取るきっかけにもなるので、保育活動中は子どもにも積極的に挨拶ができるように伝えていくことが大切です。
そのためにも、子どもにとっても身近な存在である保育士さんがお手本となって挨拶をすることを心がけましょう。
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