新潟県の県庁所在地である新潟市。新潟県の中で人口が最も多い新潟市の保育施設に転職しようと考えている保育士さんもいるのではないでしょうか。実際に働くなら、事前にその地域の保育士さんの給料や求人を知っておきたいですよね。今回は、新潟市を含む新潟県の給料事情や保育士不足を解消するために行なっている取り組みなどを詳しく解説します。
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新潟市の保育施設数や待機児童数
まずは新潟市内の保育施設数や待機児童数のデータを押さえておきましょう。
保育施設数
新潟市には、2024年4月時点で認可保育施設が289園、認可外保育施設が43園あります。
待機児童数
新潟市の待機児童は、2024年4月時点で0人でした。
保育サービスの充実のため、保育園を新設するなどして保育の受け皿を確保したことにより、待機児童ゼロを維持できていると考えられています。
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新潟県の保育士の現状
正社員やパートで保育士として働く際は、職場の年齢層や年収などに注目して求人情報を確認するのではないでしょうか。
ここでは、厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査をもとに、新潟市を含む新潟県の保育士さんの平均年収や賞与、勤続年数などを全国平均と比較してみました。
新潟県 | 年齢(歳) | 勤続年数(年) | 労働時間(時間) | 給与 (万円) |
賞与 (万円) |
平均年収(万円) | 労働者数(人) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男性保育士 | 44.5 | 6.5 | 150 | 29.55 | 70.27 | 424 | 非公表 |
女性保育士 | 40.9 | 11.6 | 168 | 22.19 | 77.92 | 344 | 4300 |
全国 | 年齢(歳) | 勤続年数(年) | 労働時間(時間) | 給与 (万円) |
賞与 (万円) |
平均年収(万円) | 労働者数(人) |
---|---|---|---|---|---|---|---|
男性保育士 | 35.4 | 7.3 | 168 | 30.66 | 80.60 | 448 | 18160 |
女性保育士 | 38.1 | 8.6 | 167 | 26.20 | 70.55 | 393 | 255990 |
新潟県の保育士の平均年齢
新潟県の保育士さんの平均年齢は男性が44.5歳、女性が40.9歳です。
全国の保育士さんの平均年齢は、男性が35.4歳、女性が38.1歳であるため、新潟県では男女ともに全国平均よりも年齢層の高い保育士さんが活躍していることがわかります。
新潟県の保育士の平均勤続年数
新潟県の保育士さんの平均勤続年数は、男性が6.5年、女性が11.6年です。
全国の保育士さんの平均勤続年数は、男性が7.3年、女性が8.6年であるため、新潟県では男性が全国平均よりもやや短く、女性が全国平均よりも長く勤める傾向にあるようです。
新潟県の保育士の所定内労働時間(残業時間は除く)
新潟県の保育士さんの月平均労働時間は、男性が150時間、女性が168時間です。
全国の保育士さんの月平均労働時間は、男性が168時間、女性が167時間であるため、新潟県では男性が全国平均よりもかなり短く、女性が全国平均とほぼ変わらないことがわかります。
新潟県の保育士の「決まって支給する現金給与額(給料)」
新潟県の保育士さんの平均給料は、男性が29万5500円、女性が22万1900円です。
全国の保育士さんの平均給料は、男性が30万6600円、女性が26万2000円であるため、新潟県では男女ともに全国平均よりも少ないことがわかりました。
新潟県の保育士の年間賞与その他特別給与額
新潟県の保育士さんの年間賞与は、男性が70万2700円、女性が77万9200円です。
全国の保育士さんの年間賞与は、男性が80万6000円、女性が70万5500円であるため、新潟県では男性が全国平均を下回り、女性が全国平均を上回っているようです。
新潟県の保育士の平均年収
平均給料と賞与額をもとに平均年収を算出したところ、新潟県の保育士さんの平均年収は男性が424万8100円、女性が344万2000円です。
全国の保育士さんの平均年収は男性が448万8400円、女性が393万2300円であるため、新潟県では男女ともに全国平均よりも下回っていることがわかります。
新潟県の保育士の労働者数
新潟県の保育士さんの労働者数は、男性が非公表、女性が4300人です。
全国の女性の保育士さんの労働者数は25万5990人であるため、新潟県で働く保育士さんが全国に占める割合は約1.67%であることがわかります。
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新潟市が実施する保育士向けの支援や取り組み
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ここでは、新潟市が実施する保育士さん向けの支援をまとめました。どのような事業があるのかを確認しておきましょう。
保育士宿舎借り上げ支援事業
新潟市では、市内にある保育所が勤務する方のためにアパートなどを借り上げた際、その保育所に対し、家賃などの一部を補助する事業を実施しています。
補助額は、月額3万9000円まで。保育所などに常勤で採用されてから7年目の保育士さんまでが対象です。
潜在保育士再就職準備金貸付
新潟市では、保育士資格を持つ方が新たに市内の保育所などに就職する際に、必要な資金を貸し付ける事業を実施しています。
就職準備金は1人につき1回までで、20万円を上限として無利子で貸し付けられます。なお、市内の保育所などで2年間継続して働けば返還が免除されます。
保育士修学資金貸付
新潟市では、指定保育士養成施設に在学し、保育士資格の取得を目指す学生さんを対象に、修学資金を貸し付ける事業にも取り組んでいます。修学資金の内訳は以下のとおりです。
- 学費:月額5万円以内(在学中の2年間)
- 入学準備金:20万円以内(1回限り)
- 就職準備金:20万円以内(1回限り)
- 生活費加算:月額4万円以内※生活保護受給世帯などの場合
貸付金は、指定保育士養成施設を卒業後、保育士として市内の保育所などで継続して5年間働くことで返還が免除されます。
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新潟市が実施する子育て支援の取り組み
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新潟市で実施している子育て支援についてもまとめました。お子さんがいらっしゃる保育士さんは、どのような支援が行なわれているのか確認しておきましょう。
こどもショートステイ(子育て短期支援事業)
新潟市では、子育て短期支援事業として「子どもショートステイ」を実施しています。保護者が何らかの理由で子どもを養育できない際に、市内の乳児院で子どもを預かってもらえます。
対象となるのは0歳2カ月から2歳程度のお子さんです。月に7日まで利用でき、利用料は家庭の世帯区分によって異なります。
新潟市ファミリー・サポート・センター
新潟市では、育児の援助をしたい方と育児の援助を受けたい方をマッチングするファミリーサポート事業に取り組んでいます。
0歳から18歳までのお子さんがいる保護者が「依頼会員」として事業に登録をしておくことで、保育施設への送迎や急病時の保育をサポートしてもらえます。サポートをしてくれるのは、子育ての援助をしたいと事業に登録している「提供会員」です。
保育施設への送迎などの日常的な預かりと、病気など緊急時の預かりに対応してもらえます。
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手厚い保育士支援に取り組む新潟市で保育士として働こう
今回は、新潟県の保育士の平均年収などとともに、新潟市が取り組む保育士さん向けの支援制度などを紹介しました。
各種貸付制度など保育士確保に向けてさまざまな取り組みに力を入れている新潟市で、保育士さんとして働いてみてはいかがでしょうか。
保育士バンク!は、全国の保育士さんの転職のお手伝いをしております。新潟市で働きたいと考える保育士さんの転職も手厚くサポートいたしますので、この機会にぜひご登録ください。
出典:認可保育施設/新潟市
出典:令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口(e-Stat)
出典:保育士確保施策/新潟市
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