東京都足立区の保育士転職事情。給料や求人事情、保育士向けの支援や取り組みをチェック

東京23区の北東部に位置する足立区の保育施設に転職しようと考えている保育士さんもいるのではないでしょうか。実際に働くなら、事前にその地域の保育士さんの給料や求人などを知っておきたいですよね。今回は、足立区の給料事情や保育士不足を解消するために区が行なっている取り組みなどを詳しく解説します。

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足立区の保育施設数や待機児童数

まずは足立区内の保育施設数や待機児童数のデータを押さえておきましょう。

保育施設数

足立区には、2024年4月時点で認可保育施設が155園、認可外保育施設が57園、都独自の基準を満たした認証保育施設が33園あります。

待機児童数

足立区の待機児童は、2024年4月時点で５人でした。2019年4月時点で123人いたことを考えると、たった5年でかなり減少していることがわかります。

足立区は、今後も保育需要の状況を把握しながら待機児童の解消に向けて取り組むという姿勢を示しています。

東京都の保育士の現状

正社員やパートで保育士として働く際は、職場の年齢層や年収などに注目して求人情報を確認するのではないでしょうか。

ここでは、厚生労働省が発表した令和5年賃金構造基本統計調査をもとに、足立区を含む東京都の保育士さんの平均年収や賞与、勤続年数などを全国平均と比較してみました。

東京都の保育士の平均年齢

東京都の保育士さんの平均年齢は、男性が34.9歳、女性が37.8歳です。

全国の保育士さんの平均年齢は、男性が35.4歳、女性が38.1歳であるため、東京都では男女ともに全国平均よりも若い世代の保育士さんが活躍していることがわかります。

東京都の保育士の勤続年数

東京都の保育士さんの平均勤続年数は、男性が6.4年、女性が7.6年です。

全国の保育士さんの平均勤続年数は、男性が7.3年、女性が8.6年であるため、東京都では男女ともに全国平均よりも短い傾向にあるようです。

東京都保育士の所定内労働時間（残業時間は省く）

東京都の保育士さんの月平均労働時間は、男性が168時間、女性が164時間です。

全国の保育士さんの月平均労働時間は、男性が168時間、女性が167時間であるため、東京都では男性は全国平均と変わらず、女性が全国平均よりもやや短いことがうかがえます。

東京都の保育士の「決まって支給する現金給与額（給料）」

東京都の保育士さんの平均給料は、男性が34万3100円、女性が31万3200円です。

全国の保育士さんの平均給料は、男性が30万6600円、女性が26万8900円であるため、東京都では男女ともに全国平均を大きく上回っていることがわかります。

東京都の保育士の年間賞与その他特別給与額

東京都の保育士さんの年間賞与は、男性が80万9500円、女性が73万8900円です。

全国の保育士さんの年間賞与は、男性が80万6000円、女性が70万5500円であるため、東京都では男女ともに全国平均を上回っています。

東京都の保育士の年収

平均給料と賞与額をもとに平均年収を算出したところ、東京都の保育士さんの平均年収は男性が492万3200円、女性が449万7300円となりました。

全国の保育士さんの平均年収は男性が448万5200円、女性が393万2300円であるため、東京都では男女ともに全国平均よりも大きく上回っていることがわかります。

東京都の保育士の労働者数

東京都の保育士さんの労働者数は、男性が3760人、女性が3万9230人です。

全国の保育士さんの労働者数は、男性が1万8160人、女性が25万5990人であるため、東京都で働く保育士さんが全国に占める割合は男性が約20.7%、女性が約15.3%となります。

足立区の保育士求人を見てみる

足立区が実施する保育士向けの支援や取り組み

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ここでは、足立区が実施する保育士さん向けの支援をまとめました。どのような事業があるのかを確認しておきましょう。

保育士等住居借上げ支援事業

足立区では、区内にある保育所が勤務する保育士のためにアパートなどを借り上げた際、その保育所に対し、家賃などの一部を補助する事業を実施しています。

補助額は月額7万1750円までで、保育所などに常勤保育士として採用されている保育士さんが対象です。

保育士・家庭的保育者永年勤続褒賞

足立区では、区内で働く保育士さんや家庭的保育者（保育ママ）に対し、勤続年数に応じて表彰する取り組みを行なっています。

対象となる勤続年数は、保育士さんの場合は勤続5年と10年、家庭的保育者（保育ママ）では勤続10年と20年で、褒状と図書カードを贈呈してもらえます。

保育士奨学金返済支援事業補助金

足立区では、奨学金を利用して保育士資格を取得し、区内の私立保育園で働く保育士さんに向けて、奨学金の返済に要した費用の半額を補助する事業を行なっています。

区内の認可保育施設や認証保育所などで、1日6時間以上かつ月20日以上継続して勤務する保育士さんが対象です。補助上限額は15万円となっています。

足立区が実施する子育て支援の取り組み

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ここでは、足立区が実施する子育て支援について紹介します。

「あだち家族ふれあいの日」の設定

足立区では、子どもたちが人や社会とのかかわりを築く「人間力」を育むことを目的として、毎月第3土曜日を「あだち家族ふれあいの日」として設定しています。

具体的には、親子のふれあいの場や仲間づくりの場を提供する取り組みを行なっており、該当日は区内にある体育施設や博物館、生物園などを無料で開放しています。

あだちマイ保育園

足立区では、区立保育園やこども園を拠点に、登録者に対して保育士さんなどが子育てに関する相談に対応しています。登録ができるのは、区在住の0歳から就学前の子どもを育てる家庭や妊娠している方です。

他にも、保育園にある絵本の貸し出し、園庭や保育室の利用、保育園の給食体験などさまざまなサービスを提供しています。

さまざまな保育士支援に取り組む足立区で保育士として働こう

今回は、福島県の保育士さんの平均年収などとともに、郡山市が取り組む保育士さん向けの支援を紹介しました。

足立区は、保育士人材を確保するために保育士さん向けのさまざまな支援制度を実施しています。気になった制度があれば利用してみてはいかがでしょうか。

保育士バンク！は、全国の保育士さんの転職のお手伝いをしております。足立区で働きたいと考える保育士さんの転職も手厚くサポートいたしますので、この機会にぜひご登録ください。

出典：認可保育所一覧/足立区

出典：ベビーホテル、事業所内保育施設、院内保育施設、その他施設一覧/東京都福祉局

出典：東京都認証保育所/足立区

出典：令和6年4月1日の保育所等利用待機児童数について/足立区

出典：令和5年賃金構造基本統計調査/政府統計の総合窓口（e-Stat）

出典：足立区は保育士・幼稚園教諭のみなさんを応援します/足立区

出典：毎月第3土曜日はあだち家族ふれあいの日/足立区

出典：「あだちマイ保育園」のご案内/足立区

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