冬の季節に子どもといっしょにできる、外遊びのアイデアを探している保育士さんもいるかもしれません。冬の外遊びは、雪や霜など季節の変化を感じる遊びや、体を動かす運動遊びなど、寒い時期でも屋外で楽しくすごせる保育活動です。今回は、自然遊びや雪の製作など、保育園でできる冬の外遊びのアイデアについて紹介します。
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目次
冬に保育園で外遊びをする理由
寒い季節になると、室内遊びが増えて、子どもが思い切り体を動かす機会が減ってしまうこともあるのではないでしょうか。
冬の外遊びは、子どもにとって走ったりジャンプしたり、元気いっぱいに動き回れる大切な時間といえるでしょう。
保育園で冬に外で遊ぶねらいとして、以下の内容が挙げられます。
- 運動することで体が温まることを実感する
- 外で遊ぶことで体力がつき、身体能力の発達を促す
- 空気の冷たさなど冬の特性を感じて、季節の変化に興味を持つ
屋外の気温が寒くても、鬼ごっこやおしくらまんじゅうなど全身を使った遊びをすることで、体温が上がり体が温かくなる感覚を知る機会になるかもしれません。
また、息が白くなったりほっぺが冷たくなったりなど、冬ならではの現象を体感することで、季節に関心を持つ子もいるでしょう。
子どもといっしょにたくさん体を動かして、寒い季節ならではの外遊びを満喫できるとよいですね。
保育園で冬の外遊びのする際の注意事項
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冬に外遊びをする際、保育士さんが意識するとよい点について整理していきましょう。
- 子どもの防寒対策に気をつけて、身支度を整える
- 必要に応じて外遊びをする場所の除雪を行う
- 遊び終わった後、園児が汗をかいていた場合は着替える
- 子どもの水分補給を行う
積雪地域では、たくさん雪が降ると、歩いたときに子どもが雪に足をとられたり、深く埋まってしまったりするケースもあります。
あらかじめ遊ぶ場所を確保するために除雪をしたり、散歩をする場合は凍っている道がないか確認したりと、子どもの安全を守るための対策をしましょう。
また、自然遊びや運動遊びを通して、外で体を動かすと汗をかくこともあるでしょう。
汗がひけて子どもの体が冷えないように、着替えや汗をふくなどの対応を行うとよさそうです。
水分補給を行うことも重要なポイントです。運動後の喉の乾きなど、乾燥している状況はウイルスなどに感染しやすいといわれているようです。必要に応じて、子どもに水分をとってもらうように意識するとよいですね。
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保育園で冬の外遊びをする際の子どもとの約束事
安全に外遊びができるように、子どもとの約束事についてまとめました。
- 保育士さんが決めた場所以外で遊ばない
- 雪や氷を口にいれない
- 友だちを押したり、引っ張ったりしない
- 遊び終わったら、手洗いとうがいをする
園庭以外の場所で遊ぶ場合は、雪が深く積もっている所や、つららなどができている場所もあるでしょう。外遊びに行く前に遊ぶ範囲を守るよう、約束するとよさそうです。
また、小さな子どもは、雪や氷を舐めてしまう可能性があります。
事前に目に見えないばい菌やほこりが混ざっている可能性を説明して、口に入れないよう伝えるとよいですね。
おしくらまんじゅうなど、子ども同士が一カ所に集まって遊ぶ場合は、ケガを防ぐために友だちを押したり引っ張ったりしないことをきちんと理解してもらいましょう。
子どもが安全に外遊びを頼むために、あらかじめ時間を設けて約束事について話すことが必要といえそうです。
保育園で楽しむ冬の外遊びアイデア
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①いつもと違う!冬の落ち葉♪
霜がついた落ち葉を探して、触ったり、足で踏んだりして感触や音を楽しみましょう。
「サクサク」「パリパリ」など、どんな音がするか子どもに質問しながら遊んでもよいですね。また、手で触ったときの葉っぱのかたさや、色などを観察しても面白いかもしれません。
②どこが変わった?自然の変化発見!
子どもといっしょに、春や夏などあたたかい季節と冬の寒い季節を比較して、変化しているところを探す自然遊びをしましょう。
「夏の葉っぱは何色だった?」「冬の虫はどこにいる?」「お花はどこにいっちゃったのかな?」など、自然の変化について子どもに質問をしながら探索すると、興味を持ちやすいかもしれないですね。
③合体!落ち葉のじゅうたんに集まれ!
落ち葉をじゅうたんに見たてて、一カ所に集めます。その上に、何人のれるか試して遊びましょう。
人数が増えるほど、子ども同士がくっついて、おしくらまんじゅうのように楽しむことができそうです。
立っている場所が狭くなるほど、子どもたちのテンションが高くなって、はしゃぐ姿が見られるかもしれません。
子どもがケガをしないように、保育士さんがしっかりサポートしながら行うとよいですね。
④体がぽっかぽか!真似っこ大会!
保育士さんの動作を、子どもがみんなで真似っこするゲームで遊びましょう。
最初は手をあげたり、上や下を向いたりと簡単な動作から始めます。子どもが慣れてきたら、片足で立つ、ジャンプするなど、難易度をあげて全身を動かしてみましょう。
体全体を使うことで、温まりながら遊べるとよいですね。
⑤どこまで届く?白い息競争!
白い息をはいて、どこまで遠くに届くか、その距離を競って遊びましょう。できる限り遠くまで届くように、口をすぼめて息をはきます。
そのほかにも、長い時間白い息を出せた人や、一番大きな白い息を出した人を決める競争をするなど、いろいろなジャンルの一番を競っても楽しめそうです。
⑥みんなで走ろう!手つなぎ鬼!
鬼役と逃げ役を決めて、手つなぎ鬼をしましょう。
鬼にタッチされたら、鬼と手をつないで次の逃げ役の子を追いかけます。タッチされたら手をつなぐことを繰り返して、最後まで逃げ切れた子が勝ちです。
あらかじめ鬼を複数人決めておき、どの鬼のチームが一番多く友だちを捕まえられたか、競っても楽しいかもしれませんね。
⑦大きい声で歌おう!楽しい手遊び♪
寒い季節にぴったりの手遊びをして、歌いながら体を動かしましょう。
「やきいもグーチーパー」でじゃんけんしよう♪
2人1組みになって、じゃんけんをして勝ち抜き戦をしても楽しめるでしょう。
鬼ごっこやかくれんぼの鬼を決める際に、このようなジャンケンをしてもよいかもしれません。
「おにのぱんつ」を歌って体をあたためよう!
大きな声で歌いながら踊りましょう。動くことで体がぽかぽかと温まる感覚を楽しめるとよいですね。
⑧迫力満点!お米の袋で雪山滑り♪
雪山から米袋に乗って滑って遊びましょう。
事前に米袋の上部に2箇所穴を空けて、PEテープを通してソリの持ち手をつけると、遊びやすいでしょう。子どもがケガをしないように、なだらかな雪山で楽しむとよさそうです。
米袋を繋げて2人1組みで滑って遊ぶと盛り上がりそうですね。
⑨みんな仲良し雪だるまづくり♪
友だちと協力して、大きな雪だるまを作りましょう。
雪に水をつけると、雪同士がつきやすくなるので、2つの雪だるまをくっつけたり、手をつながせたりしても面白いかもしれません。
クラス全員で巨大な雪だるまを作って、みんなで名前を考えるなど、遊び方を工夫できるとよいですね。
保育園で楽しむ冬の外遊びを通して、寒い季節も元気いっぱいにすごそう
今回は、保育園で子どもと楽しむ冬の外遊びについて紹介しました。
寒い季節の外遊びは、雪を使った自然遊び、全身を動かす運動遊びなど、さまざまな楽しみ方があるでしょう。冬に屋外ですごす時間は、子どもにとって思い切り全身を動かして遊べる貴重な時間といえるかもしれません。
いろいろな遊びのアイデアを使って、冬の外遊びを楽しみましょう。
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