立体的なクリスマスツリーの製作を保育に取り入れてみましょう。思わず飾りたくなるようなおしゃれなデザインのものや、卓上にちょこんと置きたくなるものなど、平面とは異なる雰囲気でクリスマス気分を味わえそうですね。今回は、保育園で楽しめる立体的なクリスマスツリーの製作アイデアを、年齢別に紹介します。

Africa Studio/shutterstock.com
目次
保育園で立体的なクリスマスツリーを製作しよう
クリスマスが近づくと、ブーツや天使などを施したツリーを飾る保育園は多いかもしれません。
思わず手に取りたくなるおしゃれなクリスマスツリーを、子どもといっしょに製作してみてはいかがでしょうか。
ツリーを作って保育室に飾れば、子どもがクリスマスの行事に興味を持つきっかけにつながるかもしれませんね。
今回は、保育園で使える立体的なクリスマスツリーの製作アイデアを、年齢別にまとめました。
世界にひとつのオリジナルクリスマスツリーに飾る素敵なオーナメント作りに、保育士さんも子どもといっしょに楽しく取り組んでみましょう。
【0歳児~2歳児向け】立体的なクリスマスツリー製作
まずは、乳児クラスの子どもが楽しめる、立体的なクリスマスツリーの製作を紹介します。
難しそうな部分は保育士さんがいっしょに取り組んだり作り方をアレンジしたりしながら、0歳~2歳の子どもでもスムーズに作れるよう工夫しましょう。
①紙皿で作るクリスマスツリー
用意するもの
- 紙皿 1枚
- 折り紙もしくは色画用紙
- コットンボール
- トップスターとなる星の飾りなど
- フェルトペン
- ハサミ
- 接着剤
- ノリ
製作のポイント
紙皿1枚を使って、2つのクリスマスツリーを作ることができます。
0歳児や1歳児では、あらかじめ保育士さんが紙を細長く切っておくなどして、いっしょに取り組むとよいでしょう。
2歳児であれば、ハサミでまっすぐに紙を切る練習にもなりそうですね。
なお、コットンボールは誤飲の危険性があるため、扱う際は子どもから目を離さないよう注意が必要です。(詳しい作り方はこちら)
②毛糸を巻きつけて作るクリスマスツリー
用意するもの
- クリアファイル 1枚
- 毛糸
- 水
- ゴム手袋
- ハサミ
- 接着剤
製作のポイント
くるくると毛糸を巻きつける動作が楽しく、子どもが夢中になるかもしれません。
雪に見立てた綿をつけると、よりおしゃれに仕上がりそうです。
接着剤が素手につかないよう、必ずゴム手袋をつけて製作しましょう。(詳しい作り方はこちら)
③ちぎり絵遊びでクリスマスツリー
用意するもの
- 紙コップ
- トイレットペーパーの芯
- 折り紙
- コットンボール
- 絵の具(茶色)
- ノリ
製作のポイント
紙コップとトイレットペーパーの芯という身近な素材を活用して、かわいいクリスマスツリーを作りましょう。
ちぎり絵遊びを通して、子どもがノリを上手に使うための練習にもなりそうですね。(詳しい作り方はこちら)
④紙コップを重ねて作るクリスマスツリー
用意するもの
- 紙コップ 4個
- トイレットペーパーの芯 1個
- 絵の具(緑・茶色)適量
- ハサミ
製作のポイント
色を塗った紙コップを重ねて作るクリスマスツリーです。
0歳児や1歳児では、指で色をつけるフィンガーペインティングを楽しみながら製作するとよいでしょう。
2歳児では、絵の具や筆の扱いに興味を持ちながら、楽しく取り組めるとよいですね。(詳しい作り方はこちら)
⑤割り箸で作るクリスマスツリー
用意するもの
- 割り箸(8本)
- 画用紙(黄色)
- 折り紙(緑、黄緑)
- 毛糸
- 輪ゴム
- モール
- リボン
- シール
- ノリ
作り方
1.割り箸に折り紙を巻きつけます。
2.(1)の割り箸8本を末広がりになるように立てて、上部を輪ゴムで固定します。
3.毛糸やモール、シールで飾りつけをします。
4.リボンと画用紙で作った星を上部につければできあがりです。
製作のポイント
いろいろな色の折り紙を使って、カラフルでおしゃれなクリスマスツリーを作りましょう。
8本の割り箸をバランスよく立てる工程では、倒れないかとヒヤヒヤしながら楽しめそうですね。
クリスマス柄のシールやさまざまな色の毛糸など、用意する素材を充実させることで、子どもが興味をもって製作に取り組めるかもしれません。
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【3歳児~5歳児向け】立体的なクリスマスツリー製作
次に、幼児クラスの子どもが夢中になるような、立体のクリスマスツリーの製作アイデアを紹介します。
年長になるにつれハサミやノリも上手に使えるようになるので、製作の幅が広がるでしょう。
⑥松ぼっくりのクリスマスツリー
用意するもの
- 松ぼっくり 1個
- 絵の具、ペン、ラメなど
- ビーズ
- 砂(白)
- ペットボトルのキャップ 1個
- 接着剤
製作のポイント
散歩に行き、クリスマスツリー製作に使う松ぼっくり探しをするところから楽しみましょう。
コットンボールやビーズなど、色とりどりのパーツをたくさん用意すれば、子どもがイメージを膨らませながらオリジナルのデザインを表現できそうですね。(詳しい作り方はこちら)
⑦フェルトで作る小さなクリスマスツリー(0:52~1:14)
用意するもの
- フェルト(緑)
- 毛糸
- 接着剤
作り方
1.緑のフェルトを細長く切ります。
2.端を少しずらしながら、フェルトをクルクルと巻きます。
3.巻き終わりを中に押し込み、毛糸などでデコレーションするとできあがりです。
製作のポイント
端をずらしながらフェルトを巻くことで、クリスマスツリーの形に仕上がります。
細長いものや太いものなど、巻き方次第でいろいろな形のツリーになるでしょう。
雪に見立てた綿をつけてもおしゃれかもしれませんね。
⑧ペーパークイリングでクリスマスツリー
用意するもの
- 爪楊枝
- 色画用紙
- カッター
- ハサミ
- ノリ
製作のポイント
ペーパークイリングとは、細長い紙をクルクル巻いたものも複数作り、貼り合わせてえがくお絵かきです。
爪楊枝の先端にカッターを使って切り込みを入れる工程は、保育士さんが行いましょう。
クルクルと巻く細かい作業を通して、指先の器用さを育んだり、集中力を高めたりすることにつながりそうですね。(詳しい作り方はこちら)
⑨折り紙で作るクリスマスツリー
用意するもの
- 折り紙 1枚
- ハサミ
製作のポイント
折り紙1枚で作れる小さなクリスマスツリーです。
はじめに大きめの紙を使って折る練習をしておけば、折り紙のサイズでもスムーズに取り組めるかもしれません。
年長児クラスでは保育士さんが折り方の見本を示し、真似をしてもらいながら進めてみましょう。
丸シールを貼ったり毛糸を巻きつけたりして、おしゃれに仕上げてもよいですね。(詳しい作り方はこちら)
⑩新聞紙のツリー
用意するもの
- 新聞紙 1枚
- ハサミ
製作のポイント
新聞紙が1枚あれば作れる、ユニークなクリスマスツリーです。
クリスマス会などで手品として披露しても、盛り上がりそうですね。
折り紙でモチーフを作って貼りつけたり、毛糸やモールを巻いたりして、クリスマスらしいおしゃれなツリーに仕上げてみましょう。(詳しい作り方はこちら)
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今回は、保育で使える立体的なクリスマスツリーの製作アイデアを紹介しました。
乳児クラスでは、クリスマスのモチーフのおしゃれなシールを用意するなど、子どもの好奇心をくすぐるような工夫をするとよいかもしれません。
幼児さんや年長クラスになると、ハサミやノリなどもより上手に使えるようになるので、さまざまな素材を用意しておしゃれなクリスマスツリーを仕上げてみましょう。
子どもの発想やアレンジして取り組む姿勢を尊重し、自主的に製作に取り組めれば、オリジナリティあふれるツリーを製作できそうです。
保育園で行う立体的なクリスマスツリーの製作を通して、子どもが行事の意味や由来などに興味を持つきっかけにもつながるとよいですね。
参考記事:保育園でクリスマスツリーを手作りしよう。作り方・ねらいやクリスマスの由来について/保育士バンク!
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