保育園で子どもといっしょに十字鬼を楽しむために、遊び方のアイデアを探している保育士さんもいるでしょう。十字鬼は、動ける回数や範囲が決まっている鬼ごっこです。その中で逃げ方を考えたり、鬼の動きを予測したりしながら楽しみます。今回は保育園で遊べる十字鬼のやり方や約束事、遊び方の事例について紹介していきます。

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十字鬼のねらい
十字鬼は、四角の中に書いた十字の道を使う鬼ごっこです。
保育士さんの中には、子どもが楽しめる十字鬼のやり方を探している方もいるのではないでしょうか。
保育園で十字鬼を取り入れるねらいとして、以下の内容が挙げられます。
- 相手の動きを見て動き方を考えることで観察する力を養う
- 逃げたり追いかけたりする動きの中で瞬発力や跳躍力が身につける
- ルールや遊び方を友だちと伝え合うことでコミュニケーション能力を高める
十字鬼は、相手の動きをよく見てすばやく逃げたり追いかけたりするため、周りの動きに意識を向ける力が必要になります。
また、逃げる役が動ける回数に制限があり、その中でどうやって逃げるかを考えて楽しむため、子どもたちがルールを守って遊ぶことを学ぶ機会にもつながるでしょう。
指導案を書く際には、子どもが友だちにルールを説明したり考えを伝えたりすることから、周囲とのコミュニケーション能力を養う機会につながる旨を、詳しく記載してもよいかもしれません。
十字鬼のルールと対象年齢

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十字鬼を楽しむ対象年齢と遊びの決まりごとについて見ていきましょう。
対象年齢
十字鬼は複雑なルールのため、5歳児以上の年長クラス向けの遊びといえるかもしれません。
動ける範囲や回数など、ゲームの参加者が守らなければならない決まりが細かく設定されているため、ルールを理解して守る力が必要になるでしょう。
低年齢クラスの場合は、逃げたり追いかけたりすることに夢中になってしまい、動いてよい回数や通ることができる道を考えて鬼ごっこすることが難しいかもしれません。
ルール
ここでは、十字鬼の基本ルールを整理していきましょう。
1.地面に四角を書き、その中に幅50㎝くらいの十字の道をチョークなどで書きます。
2.鬼役は十字の道、逃げ役は四隅の四角の中だけを動いてよい範囲とします。
3.逃げ役は十字の道を通れないため、逃げるときは十字の道をジャンプして飛び越えます。
また、決められた歩数でのみ四角の外をケンケンで移動することができます。
4.鬼役は、逃げ役が「四角の中を何周回るか」と「ケンケンできる歩数」を指定します。
5.「よーいスタート」と声をかけ、(4)で決められた回数を守ってゲームを始めます。
6.逃げ役は、回る方向を途中で変えることはできません。鬼にタッチされずに四角の中を決められた回数周りきれば「勝ち」となります。
7.鬼にタッチされたり、鬼の道を踏んでしまったりしたときは負けとなり、四角の外に出ます。
8.鬼が逃げ役を全員タッチするか、逃げ役が決められた回数を無事に回り切ればゲーム終了です。
逃げ役は、鬼が「指定した回数」と「ケンケンできる歩数」を守ってゲームに参加します。
もしケンケンの歩数を間違えたり、十字の道を踏んでしまったりしたときは、自己申告してゲームオーバーとなります。
子どもがルールを守って遊べるよう、保育士さんは参加している子どもの様子を見守りながらゲームを進めるとよいでしょう。
約束事
みんなで十字鬼を楽しむための約束事を決めて、子どもたちと決まり事を守る大切さを共有しましょう。
- タッチするときは友だちが痛くないように優しくタッチしよう。
- 友だちとぶつかってしまったときは、一度遊びを中断して怪我をしていないか確認しよう。もし、痛いところがあったり怪我をしたりしたら、すぐに先生を呼ぼうね。
- 鬼ごっこのやり方を間違えた子がいたら、優しく教えてあげようね。
遊びの途中で子どもが怪我をしたり、嫌な思いをしたりしないようにあらかじめ約束事を設けて子どもに伝えましょう。
保育士さんは、子どもがみんなで楽しく遊び、安全に進められるよう必要に応じてサポートできるとよいですね。
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十字鬼の遊び方アイデア

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ここでは、十字鬼を楽しむためのアレンジ方法を紹介します。
鬼を増やす
基本ルールでは、鬼にタッチされるとゲームオーバーとなり、四角の外で待機することになります。参加人数が多い場合はタッチされた子は鬼役になり、どんどん鬼が増えていくルールに変える方法もあるでしょう。
鬼が増えることで、十字の道の向こうに渡る難易度が上がって面白いかもしれません。
ケンケンを禁止する
四角の外に出られるケンケンを禁止にして、四角の中だけで鬼ごっこをします。ケンケンを制限することで、鬼の動きを読むことに集中して鬼ごっこを楽しめるかもしれないですね。
復活制度をつくる
普段の鬼ごっこをアレンジして、指定された回数をまわり切った子どもが、ゲームオーバーになった子を復活させるルールにします。
この場合は、逃げ役の誰かが指定回数をまわりきったらゲーム終了とするのではなく、制限時間を決めて楽しむなど、ゲームが終了する条件も変更するとよいでしょう。
四角の大きさと鬼の数を変更する
十字鬼の参加人数が多いときは、四角のサイズを大きくしたり最初に配置する鬼の数を増やしたりすることで、人数が増えても楽しく遊ぶことができるでしょう。
また、四角のサイズを大きくするときは、場所によって十字の道幅を広くすることで、逃げ役のジャンプの難易度を上げて楽しめるかもしれません。
上記のように、ルールのアレンジや新しいルールを作るなど、子どもたちが独自の発想を活かして遊べるとよいですね。
また、十字鬼は地域によってさまざまな呼び名の違いがあるといわれています。
「十字架」「十字がいせん」「十字路」「田の字」「せんおに」「穴むし」など、その地域ならではの呼び名で親しまれているようです。
ルールにも多少の違いがあるため、十字鬼をするときには各地域での遊び方の違いについて話す時間を設けてもよいですね。
指導案を作成する際は、子どもが地域ならではの鬼ごっこのやり方を知って、興味をもつ機会となるよう、ねらいや導入方法に記入するとよいかもしれません。
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今回は保育園で遊べる十字鬼の遊び方について紹介しました。
指導案を書く際は、ねらいや援助ポイントなどを詳しく記載し、子どもたちが楽しめるやり方を考えられるとよいですね。
遊びに慣れてきたら、子ども同士でさまざまなアイデアを出してオリジナルのルールを作っても楽しめるでしょう。また、あらかじめ地域毎のルールなどを確認して子どもたちに提案してもよさそうです。
子どもが友だちといっしょに鬼ごっこ楽しめるよう、保育園での遊びに十字鬼を取り入れてみましょう。
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