【アンケート調査】保育士さんの貯金事情。平均貯金額と一人暮らしで貯蓄するためのポイント

    保育士さんの中には「貯金ができない」と悩む方もいるかもしれません。一人暮らし・家族と同居などの生活形態や、給与によっても差がありそうですね。今回、保育士バンク!公式SNSでは保育士さんに向けて貯金に関するアンケートを実施。公的なデータとともに、保育士さんの平均年収や貯金額、計画的に貯めるコツについて紹介します。


    貯金する保育士

    chaponta/shutterstock.com


    保育士さんの貯金は大変?一般的な年収と平均貯蓄額

    将来のために貯金をしたいと考えている保育士さんは多いのではないでしょうか。また、周りがいくら位貯金しているのか気になることもあるでしょう。


    そこで、保育士バンク!では公式SNSで 保育士さん向けに貯金に関するアンケートを実施!省庁の公的なデータと合わせて、保育士さんの給料や貯金事情について紹介します。



    まずは、職種に関わらず、一般的な貯蓄金額について見ていきましょう。


    総務省の統計局のデータでは、2020年度の世帯別の平均年収と貯蓄額は以下の通りです



    平均年収と平均貯蓄額
    世帯年収 貯蓄額
    全世帯(二人以上の世帯) 634万円 1791万円
    勤労世帯(二人以上の勤労世帯) 740万円 1378万円


    世帯あたりの勤労者が多い、あるいは子どもがいない夫婦の共働き世帯などは、より貯金しやすい環境といえるかもしれません。また、単身世帯は自身一人の収入のため、上記の貯蓄額よりも数値は低くなるでしょう。



    一般的な貯金額がわかったものの、気になるのが保育士さんたちの年収や貯金額ですよね。


    まずは、保育士さんの年収についてみていきましょう。


    保育士の個人年収に関するグラフ

    年収においては、20~30代の若年層は200万~400万円という保育士さんが多く、中堅にあたる40代では400万~500万円以上という回答が得られました。



    保育士の貯金額の総額に関するグラフ

    貯金額は「50万円以下」という回答が最も多く集まりました。年代による偏りはほとんど見られず、貯金額は100万円以下の保育士さんが全体の約半数を占めるようです。



    次に、保育士さんの平均賃金と貯金額について詳しく紹介します。


    出典:貯蓄の状況/総務省統計局のホームページ

    月にいくら貯金できる?保育士さんの平均賃金と貯金額

    厚生労働省の賃金構造基本統計調査では、2020年度の保育士さんの月々の平均賃金は以下の金額です。


    • 決まって支給する現金給与額:24万4500円
    • 年間賞与その他特別給与額:70万600円

    上記は、社会保険料などの控除をする前の総支給額を示したものです。実際の手取りは額面の約8割と言われているため、保育士さんの月の収入は平均19万5600円ほどになるでしょう。


    一般的に、貯金は月々の給与の20%~30%前後を目安にするとよいといわれることも多いようです。上記のデータに基づいて計算すると、 保育士さんの平均貯金額は「4万8900円」となります。



    一方、保育士バンク!公式SNSで実施したアンケート調査では、保育士さんの月の貯金額に関して以下の結果が得られました。


    保育士の月の貯金額に関するグラフ

    上記のように、「1万円以内」と「5万円以上」がボリュームゾーンのようです。



    ただし、「一人暮らし」または「家族と同居」といった生活形態によって貯金額も変わりますよね。生活形態別に保育士さんの貯金額をくわしく見ていきましょう。


    出典:賃金構造基本統計調査/厚生労働省

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    【生活形態別】単身・既婚ではどう変わる?保育士さんの貯金額

    ここからは、保育士さん向けのアンケート結果をもとに、単身と同居のケース別に月々の貯金額を紹介します。



    一人暮らしの貯金率


    単身者で一人暮らしの保育士さんのアンケート回答を見てみると、貯金額は以下のような結果となりました。


    単身者の保育士の月の貯金額に関するグラフ

    一人暮らしの場合、貯金額は月1万~2万円以内という保育士さんが6割以上となっています。


    自身の収入だけで日々の生活費や予定外の出費など必要になる費用全てを賄うため、給与の20%を貯蓄することは難しいという方も多いようです。



    まずは、自身が貯金できる金額がいくらになるか計算してみるとよいかもしれません。住居費など必ず必要になる固定費を除いて、手元に残る金額の中から無理のない金額を貯蓄するという方法を試してみるとよいでしょう。


    例えば毎月手元に残る金額が4万円の場合、その中から1万5000円~2万円程度を貯金に回すなど、月に自分が自由に使える金額の半分を目安にしてもよいかもしれません。


    また、最初は給与の5%、次に10%、というように段階を踏むと、毎月の固定費や生活費のバランスがとりやすいでしょう。 少額からの貯金をスタートし、貯蓄が習慣化したときに、月平均10%~15%を目安に貯めることを目指すとよいかもしれませんね。



    家族と同居している場合の貯金額は?


    夫婦で共働きをしている保育士さんもいるでしょう。また、子どもの有無によっても、教育資金に向けて貯める予定などで、貯金額が変化するかもしれません。


    そこで、既婚であり家族と生計をともにしている保育士さんに向けて貯金額を聞いてみました。


    既婚者の保育士の月の貯金額に関するグラフ

    上記のように、 月々2万円以上を貯金に回すという保育士さんが約半数という結果となりました。


    世帯あたりの収入によって多少の変動はありますが、二人以上の世帯の貯金額は、給与の20%~30%というケースが多いようです。



    家庭を持つ保育士さんは将来的に、結婚・出産資金、住宅資金、子どもの教育資金などに備える必要があるでしょう。


    毎月の生活費以外に発生する支出が少ないうちに、貯蓄を習慣化するとよいかもしれませんね。

    保育士さんが貯金するための方法

    貯金の写真

    Honeybee49/shutterstock.com


    ここでは、保育士さんの貯金方法のアイデアについてみていきましょう。



    収支確認のアプリケーションなどを活用する


    毎月、何にいくら使っているかなど自身のお金の流れを把握することで、改善できるポイントを探してみましょう。


    例えば、仕事の帰りにコンビニエンスストアに寄って、目に入った商品をつい買ってしまうことが多いなど、日頃あまり意識していないところで出費がかさむこともあるかもしれません。


    自身の収支の項目と金額を把握すると、貯金に回せるお金を算出しやすいでしょう。最近ではスマートフォンで簡単に家計の収支を入力できるアプリなども多いようです。


    自身で家計の管理をしやすいものを探して、自分のお金の使い方を具体的に把握してみてもよいですね。 



    金額と期間を決める


    最初は「〇〇日までに(〇カ月間で)△△円貯める」というように貯金をする期間と目標金額を設定してゴールを決めると、メリハリがついて取り組みやすいかもしれません。


    また、「欲しいものを買うために貯金をする」など目的を定めてもよいでしょう。


    定期的に「何か月でいくら貯まったか」など、自身の貯金のペースを確認しながら進めると、目標が立てやすくなるかもしれないですね。



    自動積み立てのサービスを利用する


    毎月貯金する金額を決めても、予定外の出費などで貯蓄できないというケースもありそうです。その場合は、自動積み立てのサービスを活用する方法があるでしょう。


    給与が振り込まれるタイミングで、設定した金額を自動的に引き落とし、積み立てを行うサービスを提供している金融機関も多いようです。


    自身が利用している金融機関で申し込みが可能か、調べてみるとよいかもしれません。



    自身が楽しめる要素を入れる


    一生懸命頑張って貯金をしても、無理をしたり、我慢が増えたりすると、継続することが難しい場合もあるでしょう。


    貯金することが精神的な負担にならないように、「〇〇円貯まったら□□をする」などご褒美のようなものを設けると、楽しみながら貯金を続けることができるかもしれません。



    転職を検討する


    現在の収入を増やすために転職することで、貯蓄への余裕が生まれることも多いでしょう。


    保育士さんの転職理由にはさまざまな内容がありますが、「給与が低い」という思いから、現在の職場を離れる方もいるかもしれません。


    近年は、小規模保育園や認可子ども園などさまざまな施設が増えているため、給与が高い保育施設への転職をすることで、収入が増えることもありそうです。


    自身の将来設計に必要な要素として、収入面の見直しをはかることも重要なポイントといえるでしょう。

    読んでおきたいおすすめ記事

    保育士さんの平均年収や貯金額をおさえて、目標の金額を達成しよう

    今回は保育士さんの貯金について、アンケート結果と省庁の資料をもとに、平均的な貯蓄額やポイントを紹介しました。


    保育士さんの貯金額は、収入に応じて違いがあるため、周囲と比べすぎないことも大切かもしれません。勤続年数やスキルによって給与に開きが出ることもあるため、それぞれの勤務状況によって貯金できる金額も変動するでしょう。


    まずは、自身の収入額にあわせて無理をしない範囲で貯蓄を行うことを、習慣にできるとよいですね。



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    【調査概要】

    調査対象:「保育士バンク!」をご覧いただいている保育士さん

    調査期間:2021年12月13日~14日

    調査方法:インターネット調査

    有効回答数:85名



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