秋の保育に、トンボの製作を取り入れてみてはいかがでしょうか。デカルコマニーを使ったり立体的に仕上げたりと、アイデア次第でさまざまな作品を作れますよ。今回は、1歳児から楽しめるトンボの製作アイデアを紹介します。秋に見られるトンボの特徴についても解説するので、子どもたちに伝えてみてくださいね。

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トンボについて子どもに分かりやすく伝えよう
夏から秋にかけて、トンボを見かけることがあるでしょう。
空中で止まったり方向転換をしたりと自在に動くトンボに、興味を示す子どももいるかもしれません。
そんな身近な昆虫であるトンボの製作を、秋の保育に取り入れてみましょう。
導入として、保育士さんがトンボの特徴などを分かりやすく伝えれば、子どもがより興味をもって製作に取り組めるかもしれませんね。
まずはトンボの特色をまとめました。
トンボの種類
トンボは世界に約5,500種類くらいいるといわれており、日本では全長30mmほどの小型のものから100mmを超える大型のものまで、約200種類のトンボを確認できるようです。
種類は3つのグループに分けられ、そのなかのムカシトンボ亜目は世界にたった2種類のみで、日本とヒマラヤだけに生息する珍しいトンボです。
日本でよく見られるシオカラトンボは、不均翅亜目(ふきんしあもく)と呼ばれるトンボで、沼や池、水田などに生息しています。
オニヤンマも不均翅亜目で、日本に生息する最も大きなトンボであり、河川の中流や上流域で確認できるようです。
トンボの生態
トンボは、種類によって水中や植物体の中など、さまざまな場所に卵を産みつけます。
アカトンボと呼ばれるアカネ属のトンボなどは卵のまま冬眠し、春に幼虫が羽化して親のトンボに成長するようです。
しかしほとんどのトンボは幼虫で冬を越し、春から初夏にかけて親のトンボになるといわれています。
トンボが見られる時季
種類によりますが、トンボは4月の終わり頃から確認でき、1年のなかで一番多く見られるのは9月上旬のようです。
トンボに対し秋の生き物というイメージを持つ理由として、アカトンボと呼ばれるアカネ属のトンボを見かける季節が秋であることが挙げられるかもしれませんね。
絵本や図鑑などを活用して、製作の前にトンボの特徴をわかりやすく伝えてみましょう。
次から、子どもが簡単に作れるトンボの製作アイデアを、平面と立体に分けて紹介します。
【平面】保育園で楽しむトンボの製作
壁画製作などに活用できる平面のアイデアを、難易度順にまとめました。
手形・足形を使った記念トンボ
用意するもの
- 画用紙(白、水色など)
- 折り紙
- 絵の具(2色)
- のり
- はさみ
- ペン
作り方
1.絵の具を2色使い、白い画用紙に左右の手形と足形をつけます。
2.(1)の手形と足形の形に沿ってそれぞれはさみで切り、4枚のトンボの羽根を作ります。
3.画用紙で作ったトンボの胴体に(2)の羽根を貼りつけます。
4.折り紙で作ったトンボの目にペンで目玉をかいて(3)に貼りつけ、土台の画用紙に貼り合わせるとできあがりです。
製作のポイント
0歳児・1歳児・2歳児の乳児クラスでも楽しめる、子どもの手形と足形を使ったトンボの製作です。
トンボの胴体を赤い画用紙で作れば、アカトンボにも見立てられるでしょう。
毎年製作すれば子どもの成長を確認できるので、保護者によろこんでもらえる作品になりそうです。
シールをペタペタ貼って作るトンボ
用意するもの
- 画用紙(白、赤、水色など)
- シール
- クレヨン
作り方
1.白い画用紙でトンボの羽根を作ります。
2.(1)に好きなシールを自由に貼ります。
3.トンボの胴体と顔を色画用紙で作り、(2)に貼り合わせます。
4.クレヨンでトンボの目をえがけばできあがりです。
製作のポイント
シール遊びを取り入れたトンボの製作です。
保育士さんといっしょであれば、0歳児や1歳児も楽しめるでしょう。
羽根の模様としてカラーセロハンや折り紙を活用するなど、子どもの年齢に合わせて使う素材を工夫してもよいですね。
デカルコマニーで作るトンボ
用意するもの
- 画用紙(白・赤)
- 絵の具(数色)
- のり
- はさみ
作り方
1.白い画用紙をトンボの羽根4枚がつながる形に切ります。
2.(1)の片面に、数色の絵の具をランダムに乗せます。
3.絵の具が乾かないうちに、(2)の画用紙を半分に折ってしっかりと押さえます。
4.(3)を開いて乾かします。
5.(4)に画用紙で作ったトンボの胴体や目をつけるとできあがりです。
製作のポイント
絵の具を塗った画用紙を半分に折ったりして絵の具を転写させる、デカルコマニーという技法を使ったトンボの製作です。
1歳児や2歳児は直接指に絵の具をつけて、画用紙に色を塗ってもよいでしょう。
3歳児では、画用紙を羽根の形に切る工程も行えば、はさみを使う練習になるかもしれません。
デカルコマニーの技法を用いた製作については、以下の動画を参考にしてみてくださいね。
染め紙を使ったきれいなトンボ
用意するもの
- キッチンペーパー(厚手のもの)
- ストロー(2本)
- 絵の具(数色)
- 画用紙
- 模造紙
- 丸シール
- はさみ
- セロハンテープ
作り方
1.キッチンペーパーを小さく折りたたみ、数色の絵の具を軽く混ぜた水に浸します。
2.(1)をゆっくり開いて乾かします。
3.画用紙に(2)を貼り、トンボの羽根の形になるようはさみで切ります。
4.(3)をトンボの胴体に見立てたストローにつけます。
5.画用紙でトンボの目を作って(4)に貼り、目玉に見立てた丸シールを貼ります。
6.模造紙に子どもの作った複数のトンボを貼ればできあがりです。
製作のポイント
子どもが作ったたくさんのトンボを模造紙に貼り、クラスで共同制作を作ってみましょう。
キッチンペーパーの折り方で染め色が変化するので、いろいろ試してみると楽しいかもしれません。
さまざまな色の絵の具を使えば、カラフルな羽根のトンボが仕上がるでしょう。
曲がるストローを使うと、尾の曲がるトンボの様子も表現できそうですね。
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【立体】保育園で楽しむトンボの製作
実際に飛ばして遊べるようなトンボの立体製作のアイデアを、難易度順にまとめました。
紙とPEテープで作るひらひらトンボ
用意するもの
- ラップの芯
- 画用紙
- PEテープ(30cmx2本)
- セロハンテープ
製作のポイント
PEテープを結ぶ練習をしながら、トンボを作ってみましょう。
天井からぶら下げれば風でユラユラ揺れるので、まるでトンボが飛んでいるかのような演出ができそうですね。
羽根に好きなシールを貼って仕上げてもよいでしょう。(詳しい作り方はこちら)
しっぽが動くトンボ
用意するもの
- ストロー(飲み口が折れるもの)
- カラーセロハン
- 丸シール
- セロハンテープ
- はさみ
作り方
1.ストローを半分に切って、折れ曲がる方を使います。
2.カラーセロハンをトンボの羽根に見立てて切り、(1)にセロハンテープで貼りつけます。
3.丸シールを目に見立てて(2)に貼ればできあがりです。
製作のポイント
折れ曲がるストローを使うので、しっぽに動きがでるトンボの製作です。
セロハンの代わりにPEテープをストローに結んで仕上げてもよいでしょう。
紐をつけて指からぶら下げて遊んでも楽しそうですね。
毛糸ぐるぐる巻きトンボ
用意するもの
- ラップの芯
- 牛乳パック
- 毛糸(数色)
- 画用紙
- 両面テープ
- 接着剤
- クレヨン
- はさみ
作り方
1.トンボの胴体に見立てたラップの芯に、羽根の形に切った牛乳パックを接着剤で貼ります。
2.(1)のトンボの胴体と羽根に、いろいろな色の毛糸を巻きつけます。
3.とんぼの目の形に切った画用紙にクレヨンで目玉をかき、(2)に貼り合わせればできあがりです。
製作のポイント
毛糸遊びをしながら作れるトンボの製作です。
あらかじめ保育士さんが(1)の工程を済ませ、毛糸が密着しやすいように両面テープを貼っておけば、3歳児から楽しめるでしょう。
色や太さの異なるさまざまな毛糸を用意して子どもが好きな種類を選べるようにすると、創作意欲を刺激できるかもしれませんね。
飛ぶ飛ぶ!トンボ
用意するもの
- 色画用紙
- クリップ
- はさみ
- クレヨン
作り方
1.色画用紙を半分に折り、折り目で左右対称になるように半分のトンボの絵をかきます。
2.(1)をトンボの絵に沿ってはさみで切り取ります。
3.(2)の折り目を開いて、クレヨンでトンボの目や模様をつけます。
4.トンボの頭部の先端にクリップを半分差し込めばできあがりです。
製作のポイント
幼児クラス向けのトンボの製作です。
3歳児クラスでは、あらかじめ保育士さんが線をかいておくと、子どもがはさみで切り取りやすいかもしれません。
できあがったトンボは、広いスペースで飛ばして遊びましょう。
クリップの差し方によって飛び方が変わるので、いろいろと試してみるとよいですね。
トイレットペーパーの芯を使ったトンボメガネ
用意するもの
- トイレットペーパーの芯 2本
- ビニールセロハン
- 画用紙
- PEテープ
- テープ
- はさみ
製作のポイント
身近な素材を活用して、カラフルなメガネとして遊べるトンボを作ってみましょう。
さまざまな色のビニールセロハンを用意すれば、子どもによっていろいろな色の目のトンボができあがりそうですね。
友だちの作品と交換しながら、トンボメガネから覗く世界の変化を楽しんでみましょう。(詳しい作り方はこちら)
トイレットペーパーの芯で作るトンボモビール
用意するもの
- トイレットペーパーの芯
- PEテープ
- 紐
- 割り箸
- 毛糸
- 画用紙
- テープ
製作のポイント
身近な素材を使って作る、トンボのモビールです。
割り箸の質感による怪我を防ぐため、あらかじめ保育士さんが割り箸にビニールテープなどを巻いておきましょう。
4歳児や5歳児では、どのように毛糸を結べばモビールとしてバランスが取れるのか、工夫しながら取り組めそうですね。
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今回は、保育に使えるトンボの製作のアイデアを紹介しました。
実際のトンボの羽根は透明ですが、デカルコマニーの技法を使うなど工夫しながら、色彩豊かに仕上げるとすてきでしょう。
また、トイレットペーパーやラップの芯など身近な素材を活用して立体的に仕上げ、実際に飛ばすなど発展させて遊んでも楽しそうです。
保育園での製作を通して、秋に見かける身近な昆虫であるトンボに興味を持てるとよいですね。
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