保育園でできる、お花紙遊びの実践アイデアを知りたい保育士さんもいるのではないでしょうか。 ちぎったり丸めたりして遊ぶ簡単なものから、手作りおもちゃの工作例などさまざまなネタがあります。今回は、子どもの自由な発想を楽しめるお花紙遊びの実践アイデアを紹介します。 お花紙遊びを通して、素材の感触や色を子どもたちと学んでみましょう。
Four-leaf/shutterstock.com
お花紙遊びとは
お花紙遊びとは、薄く柔らかい紙を使って、握ったりちぎったりしながら子どもたち自身で好きな形や色を作れる遊びです。保育園では、感触遊びに用いたり、保育室の装飾として作ったりすることもあるのではないでしょうか。
ここでは、お花紙の性質や保育に取り入れることの効果を紹介します。
お花紙の性質
1枚1枚が薄く柔らかい素材の紙となっており、フラワーペーパーとも呼ばれています。
主に花を作る際に用いられ、カラーバリエーションも多く、紙を重ねるとその薄さから下の紙の色が透けて見えます。
水に溶ける素材でもあるため、溶かして混ぜるなどたくさんの色を楽しむ遊びにも使えるでしょう。
保育に取り入れることで期待できる効果
紙自体が柔らかいため、子どもが簡単にちぎったり丸めたりできることから、触感や大きさ、形、色に触れながら楽しむことができるでしょう。
また、幼児が紙で手を切ってしまうなどの事故が起きにくく、安全な環境で保育工作を楽しむことができるのもうれしいポイントですね。
【子ども向け】お花紙遊びのアイデア
お花紙の性質などがわかったところで、ここからは子どもが楽しめるお花紙遊びのアイデアを紹介します。
ちぎって遊ぶ
お花紙の雨
<用意するもの>
- お花紙
- 大きな布
※透けて見えるシフォン布のようなものだと、布の上にお花紙をのせたとき、下からカラフルなお花紙が見えて子どもたちが楽しむことができますよ。
<作り方>
1.お花紙を縦長に手で破ります。
2.破ったお花紙を集めて大きな布上にのせたら、保育士さんが子どもたちの頭の上に広げて揺らします。
3.「せーの」の掛け声で布を傾けて、お花紙を雨のように子どもたちの頭の上に降らせます。
(2)の工程で透けて見える布を使うと、いろんな色のお花紙たちが揺れて子どもたちが楽しめるかもしれません。
まず、保育士さんが見本としてお花紙を破ると、子どもたちも進めやすいでしょう。
音は動作のイメージがしやすくなるといわれているのでお花紙を破るときに、「ビリビリビリ~」などオノマトペを使うと「ビリビリ=紙を破る」ということが子どもたちにも伝わりやすくなるかもしれません。
0歳児や1歳児は、まだ自分でじょうずに破くことができないかもしれないので、保育士さんが少し切れ目をいれた状態の紙を渡して、子どもたち自身で破きやすいようにフォローするとよいでしょう。
きれいに縦長に破れなかったり、ぐちゃぐちゃになったりしても、子どもたちがやりたいように進めて遊んでみてくださいね。
お花紙プール
<用意するもの>
- お花紙
- ビニールプール、もしくは子どもが入れる大きなダンボールなど
<作り方>
1.お花紙を縦長に破ります。
2.(1)のお花紙を集めて、ビニールプールなどに入れて紙のプールを作り、中に入って遊びます。
プールの中に入れるお花紙は、破ったりちぎったりしたものにプラスして、軽く握ってくしゅくしゅにしたものなど、いろんな形状が混ざっていると、たくさんの感触を味わえて楽しいかもしれません。
子どもたちはプールに入ったとき、お花紙のカサカサという音やふわふわ、くしゅくしゅなどの感触を全身で感じながら遊ぶことができるでしょう。
お花紙の台風
<用意するもの>
- お花紙
- 扇風機、うちわ
<作り方>
1.お花紙を子どもたちといっしょに、縦長にやぶったり、細かくちぎったりします。
2.できあがったお花紙を1箇所に集めて、扇風機の前に置きます。
3.扇風機のスイッチを入れてお花紙たちを一気に飛ばします。
お花紙を破るときは、小さいもの、大きなものなどさまざまなサイズを混ぜて作っておくと、舞ったときに落ちてくる速度にばらつきができて、より変化を楽しめるでしょう。風にのった大量のお花紙にまみれて、楽しそうにはしゃぐ子どもの姿が見られるかもしれませんね。
また、舞い上がったお花紙を子どもといっしょにうちわで仰いで、どんどん舞わせて遊んでも楽しめるでしょう。
落ちてくるお花紙をキャッチして遊んだり、「よーいどん」で一斉に降ってくるお花紙をみんなで早く集めたりして、お片付けも遊びの一貫すると最後まで楽しそうですね。
水に溶かして遊ぶ
カラージュース
<用意するもの>
- お花紙 数枚
- バケツ
- 透明のコップ
- ペットボトル数本
※水を入れて振るので蓋を閉めてこぼれないものであれば何でもOK
<作り方>
1.2枚ほど好きな色のお花紙をちぎって、ペットボトルの中に入れます。
2.ペットボトルに水を入れて、しっかりと蓋を閉めて上下に振ります。
3.お花紙が溶けて水に色がついたら、コップにうつしてできあがりです。
お花紙をちぎるときは、ペットボトルのなかに入れたお花紙の色が何色か当ててみたり、幼児クラスくらいであればその色をもとに連想ゲームをしたりしても面白そうですね。
白いお花紙は水に溶けたときの変化がわかりづらいので、3~4枚くらい使って色の変化を見てみましょう。
アレンジとして、複数の色のお花紙をちぎり、子どもたちオリジナルのミックスジュースを作ってもよいですね。絵具の色水よりも混ざりにくいので、マーブル状態の色を楽しむこともできます。
他の色を作るときは、別のペットボトルを用意したり、一度中身をバケツに捨てて新しいジュースを作りましょう。遊び終わったら溶けた紙が排水溝に詰まらないように、ネットなどを通すといいかもしれません。
ネットがない場合には、先に紙だけを取り出しビニール袋に入れてから、水だけを排水溝に流すようにしましょう。
氷オブジェ
<用意するもの>
- お花紙
- バケツ
- 透明のコップ
- ペットボトル数本
※水を入れて振るので蓋を閉めてこぼれないものであれば何でもOK - 氷を作るための好きな型
<作り方>
1.お花紙を細かくちぎります。
2.前述で作ったカラージュースを好きな型にながして入れて、ちぎったお花紙を中に入れます。
3.冷凍庫で凍らせます。凍ったら型から外してできた氷のオブジェを並べてできあがりです。
※とけてきたらバケツに入れて回収します。
氷の型は小さすぎないほうが、ジュースの色やちぎったお花紙との混ざり具合が見えやすいかもしれません。いろんな形があると、できあがって並べたときに見た目でも楽しめるでしょう。
作って遊ぶ
ふわふわお花
<用意するもの>
- お花紙
- 絵具
- セロハンテープ
<作り方>
1.1枚のお花紙を丸めます。
2.(1)を水に溶かした絵具につけます。
※絵具はパレットや紙皿などに出して水を加えておきます。
3.同じものを全部で3枚作ります。3枚ともできたら、絵具を乾かします。
4.絵具が乾いたら、3枚のお花紙を重ねてくしゅくしゅと握りながら、お花の形に整えます。
5.(4)のお花の下を少しつまんでセロハンテープでとめたらできあがりです。
絵具は水を多めにして絵具の固まりを完全に溶かすようにし、お花紙に色水をつけましょう。
お花紙を絵具につけるときには筆など使わずに、子どもの手に持たせて子どもが自由に色づけを楽しめるようにフォローするとよいですね。
お花のお人形
<用意するもの>
- お花紙
- 色紙か色画用紙
- 透明コップ
- セロハンテープ、のり
- マジック
<作り方>
1.好きな色のお花紙を1枚とってくしゅくしゅに握ります。
2~3枚同じように握ります。
2.(1)を透明コップに入れたら、お花紙が出ないよう上部をセロハンテープでふさぎます。
3.コップを逆さにすると、お人形の体のできあがりです。
4.(3)に顔や手を作って貼り、顔にはマジックで目や口をかいたらお人形のできあがりです。
子どもたちが好きな色で作れるように、さまざまな色のお花紙を用意しておきましょう。何色にするか迷っている子どもがいたら、「作りたいお人形は何色かな?」と聞きながら進めていくのもよいですね。
季節のイベントにあわせて、お雛様やサンタクロースなどを作って飾ってもよいでしょう。
お花メダル
<用意するもの>
- お花紙
- 色画用紙
- リボン
- のり
- はさみ
- セロハンテープ
<作り方>
1.色画用紙を丸く切り、メダルの台紙を作る。同じ大きさのものを2枚作ります。
2.メダルを首にかける長さにリボンを切ります。
3.5枚ほどお花紙を重ねて、じゃばら折りし、中心をセロハンテープでとめます。
4.じゃばら折りをしたお花紙を1枚ずつはがしてお花になるように形を整えます。
5.できあがったお花を、のりを使って色画用紙の台紙に貼りつけます。
6.もう1枚の台紙にリボンをはさんで、(5)とのりで貼りつけたらできあがりです。
メダルの台紙とリボンはあらかじめ保育士さんが準備をしておきましょう。
じゃばら折りやお花紙をはがす工程があるので、指先をじょうずに使えるようになる3歳頃から取り入れるとよさそうです。
じゃばら折りが難しい子どもは、お花紙を軽く握る感覚でくしゃくしゃにして、保育士さんが丸く形を整えたり、乳児クラスの場合は保育士さんといっしょに折ったりしながらフォローしていくとよいですね。
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【先生向け】お花紙遊びの応用アイデア
Lyudmila Suvorova/shutterstock.com
ここでは、保育園の飾りつけや遊戯会やバザーなどイベントの小道具としても使えるお花紙遊びのアイデアを紹介します。子どもたちへのプレゼントにも活用できるので、参考にしてみてくださいね。
ポンポンアイスクリーム
用意するもの
- 画用紙・お花紙(3色)
- マジック
- セロハンテープ
- はさみ
- のり
製作のポイント
ポンポンを重ねるときは、ワイヤーをさしてもよいですが、子どもが触ったときに怪我をしないようセロハンテープで固定することが大切です。
ポンポンの大きさは、1つずつ変えると重ねたときにバランスがよくなります。上に重ねるたびに小さいサイズにするとかわいらしくなりますね。
動画ではコーンのアイスでしたが、画用紙で器を作りカップアイスにしても、いろんなバリエーションのアイスができて楽しめますよ。子どもたちとのごっこ遊びに取り入れてもよいですね
アイスのてっぺんにのりをつけて、細かく切った折り紙や、ビーズやラメをかけてデコレーションも楽しんでみましょう。
チューリップ
用意するもの
- お花紙
- ワイヤー
- 両面テープ
- はさみ
- マスキングテープ(緑)
- ストロー
製作のポイント
ワイヤーはささると危ないので、マスキングテープを巻くときにワイヤー下の部分も巻いて保護すると安全でしょう。
お花紙を重ねて、ピンクと赤などのミックスで作ってもかわいく仕上がります。
アレンジとして、3~5本ほどのチューリップをまとめて花束を作るのもよいでしょう。不織布や透明セロハンで包むと、より素敵な花束になるので母の日などのイベントなどにも使えそうですね。
茎の部分にリボンを巻けば、一凛花のプレゼントにもなります。卒園式で園児にプレゼントしてもかわいいですね。
ちょうちょ
<用意するもの>
- お花紙
- ワイヤー
- はさみ
製作のポイント
色つきのワイヤーがなければ、100円均一ショップなどで販売されているマスキングテープやフラワーテープを巻いてもOKです。
あえてカラフルなものや、柄の入ったマスキングテープを巻いてもかわいく仕上がるでしょう。
いろいろな色のお花紙を組み合わせて、カラフルなちょうちょにアレンジするのもよいですね。できあがったあとで、羽部分に模様をつけてみましょう。
コサージュ
<用意するもの>
- お花紙
- 厚紙
- ホチキス
- 両面テープ
- リボン 目安18センチくらい
- ビニールテープ
- 安全ピン
<作り方>
1.リボンの両端の中心部分にはさみを入れて、切り込みを入れます。
2.リボンを斜めに折って中央をホチキスでとめます
3.厚紙を直径約7センチほどを目安に星形に切り、同じものを2枚作ります。
4.(3)の1枚の中心にリボンを貼りつけます。
5.リボンをつけた面の厚紙全体に両面テープを貼って、もう1枚の星を貼りつけてリボンの接着面を隠します。
6.お花紙を4枚程度重ねてじゃばら折りにし、中心をホチキスでとめます。
両端を丸くきって角をとってから広げて、お花の形を作ります。
7.お花の裏に両面テープを貼って、(5)に貼りつけます。
厚紙の裏側にビニールテープで安全ピンをつけたら、できあがりです。
厚紙の両面に色画用紙を貼ると、全体的にきれいな仕上がりに見えるでしょう。また、色画用紙の代わりに布を貼ると、安全ピンをつけるときにガムテープではなく布に通せますので試してみてもいいですね。
お花は1色ではなく何色か重ねて作ったり、リボンの色にあわせてお花紙を選んだりするとおしゃれなかわいく仕上がりますね。卒園式や入園式などのコサージュとして使ってもよいでしょう。
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今回はお花紙を使った工作アイデアを紹介しました。
保育園でお花紙遊びをするのには、お花紙の素材に触れ、ちぎるなどの感触を楽しみながら自由に表現することを楽しむといったねらいが挙げられます。
乳児クラスであれば、保育士さんといっしょに破ったりちぎったりして、幼児クラスであれば自分でイメージしたものを好きな形や色で表現できるとよいですね。
今回のコラムを参考に、保育園で子どもたちとお花紙遊びをしてみてはいかがでしょうか。
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