【保育園で水遊び】乳児・幼児別のねらい例文15選!アイデアや注意点も

保育園では夏の水遊びに向けてねらいを立て、準備を行なうことでしょう。今回は、保育園で楽しむ水遊びのねらいや注意点、活動アイデアを詳しく紹介します。ねらいは1歳児・2歳児・3歳児などの年齢別にまとめたので、参考にしてみてくださいね。また、保育園の水遊びに使えるおもちゃの作り方も解説しています。


polkadot

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【年齢別】保育園で楽しむ水遊びのねらい

多くの保育園では、夏になると水遊びやプール遊びを行ないます。


気温がそこまで高くならない日でも、水着でなく洋服を着たまま行なえる水遊びをする園もあるのではないでしょうか。


また、プール遊びの導入として、手作りおもちゃを作ったり水遊びを行なったりする園もあるでしょう。


保育園で水遊びを楽しむねらいの例文を年齢別に紹介します。



0歳児


  • 水の冷たさや流れる感触を肌で感じることで、感覚の発達を促す
  • 初めての水遊びを通して水の動きや音に興味を持ち、好奇心を育てる
  • 保育士の優しい見守りのもとで水遊びを行ない、安心感を得る


1歳児


  • 水の中で手足を動かすことで、身体の運動能力を高める
  • 水の冷たさや流れる感触、飛び散る水滴などさまざまな感覚を肌で感じる
  • 水に触れながら自由に遊び、自己表現の機会を楽しむ


2歳児


  • 水遊びを通じて、バランス感覚や運動能力の向上を目指す
  • 水を使ったさまざまな遊びを試してお気に入りの遊び方を見つける
  • 水遊びの中でルールを守る大切さを学び、友だちとのやり取りを楽しむ


3歳児


  • 水遊びの中で全身を使った活動を行ない、バランス感覚や筋力の向上を目指す
  • 水遊びの中で自分の気持ちを友だちに伝え、コミュニケーションをとりながら遊ぶ
  • 水遊びを通じて自ら遊びを展開し、想像力と創造力を身につける


4歳児


  • 水遊びを通して水の動きや性質に興味を持ち、自然への関心を育てる
  • 水遊びの中で友だちや保育士と会話をしながら遊ぶことで、語彙力を高める
  • 水遊びを通じて友だちと協力して遊ぶ経験を重ね、協調性を育てる


5歳児


  • 水遊びを通じて、自己表現を通じて自分の考えや感情を伝える力を育てる
  • 水遊びの中で安全な行動やルールを学び、危険を予測して回避する力を身につける
  • 水遊びを通じて友だちとコミュニケーションを取りながら遊び、協調性を育てる

水遊びを通して、水の感触を味わったり友だちや保育士さんと水遊びに親しみを持って遊んだりすることがねらいとして挙げられます。


指導案を作成するときは上記の例文を参考にしてみてくださいね。

保育園で水遊びをするときの注意点


水遊びする男の子

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ねらいを整理したところで、まず、水遊びをする際の注意点をみていきましょう。



プールの安全点検を行なう


プールに入る前に水質調査をしたり周辺を確認したり、使用するおもちゃに破損がないかなどの点検を行ないます。安全かつ、けがを防ぐことにつながるでしょう。



水温や気温に注意する


計画をしていた日に雨が降ると、気温が低くなり水温も下がります。そうした日には水遊びは控え、天気のよい日や気温の高い日など、水温が規定以上ある日に変更しましょう。



子どもの体調管理に気をつける


子どもの体調の変化に気をつけて、心配のある子は水遊びをお休みするなどの配慮が必要です。


また、水遊びを楽しんでいると、思っている以上に体力を消耗したり水分を摂るのを忘れてしまったりすることが考えられます。活動後の様子をきちんと確認して、水分補給をするなどの対応をしましょう。



水遊びをするときの約束事を決める


水遊びをする前に、子どもたちと約束事を決めましょう。


  • プールではふざけない(ひっぱったり押したりしない)
  • 先生の話を聞く
  • 急に水の中に入らない

水深が浅くても、何かの拍子にうつ伏せになってしまうと、鼻や口がふさがって息ができなくなる危険があります。そのため、約束事を伝えた後は子どもたちに質問をしてきちんと理解しているのかを確認しましょう。


そのとき、なぜ危ないのかやってはいけないのかなどの理由を合わせて伝えることで、より理解しやすくなりそうです。



子どもが遊んでいるときは目を離さない


水遊びをしている最中は、子どもから目を離さないことが大切です。そのためにも、保育士さんをいつもより多く配置したり、事前に保育士さん同士の動きを確認したりしておくとよいでしょう。


万が一目を離してしまう場面がある場合は、他の保育士さんに少しの間離れることを伝えたり、代理を立てたりして対応すると安全ですね。

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保育園での水遊びが楽しくなる手作りおもちゃ

水遊びをする際の約束事がわかったところで、次に保育園の水遊びに使える手作りおもちゃを見ていきましょう。乳児・幼児別に詳しく紹介します。



乳児向け


まずは、乳児向けの手作りおもちゃから見ていきましょう。

ジョウロとスコップ

0歳児や1歳児など、年齢の低い子どもたちが使えるジョウロとスコップの作り方です。



<用意するもの>

  • ペットボトル
  • PEテープ
  • ビニールテープ
  • キリなど穴を開けるもの

<製作のポイント>

ジョウロが大きいと水を入れたときに重くなってしまうことがあるため、小さいサイズで子どもたちが持ちやすい物を用意しましょう。


また、ジョウロとスコップのビニールテープが剝がれてしまうと、ペットボトルの切り口が子どもの肌に触れて怪我をしてしまうこともあるかもしれません。


水遊び前にビニールテープが剥がれていないかチェックしましょう。


竜巻

ペットボトルを使って竜巻を作ってみましょう。



<用意するもの>

  • ペットボトル2本(キャップ)
  • 接着剤
  • ビニールテープ
  • キリ
  • 絵の具で色をつけた水

<製作のポイント>

キリを使うときは、事前に済ませておいたり、子どもの手の届かない場所で行なったりしましょう。大きいペットボトルだと竜巻がよく見えるので、複数個作れるようにペットボトルを用意しておくとよいですね。

ペットボトルシャワー

ペットボトルで簡単にシャワーを作ってみましょう。



<用意するもの>

  • ペットボトル
  • ビニールテープ
  • 油性ペンなど

<製作のポイント>

キリを使うときは、子どものいない時間に済ませたり離れた場所で行なったりして、危険のないよう配慮しましょう。穴の大きさや数によって水の出方が変わるので、複数個作ってみると面白いかもしれません。

スポンジ魚

年齢の低い子どもたちが、水遊びをしながら感触も楽しめるスポンジ魚を作りましょう。



<用意するもの>

  • ネットスポンジ 1個
  • はさみ
  • 竹串
  • パンチ
  • タコ糸 1本
  • 輪ゴム 1個
  • 油性ペン

<製作のポイント>

ここではクラゲと魚を作りましたが、子どもたちの好きな動物や形にアレンジしてもよいでしょう。スポンジの色を変えるとカラフルになり、目で見て楽しむことができます。子どもたちに「何色のお魚がいいかな」と聞いてみるのもよいかもしれません。



幼児向け


ここからは、幼児向けの手作りおもちゃを紹介します。

金魚すくい

金魚すくいの作り方を見ていきましょう。



<用意するもの>

  • カラーセロハン 2枚
  • カラータイ 1本
  • ハサミ
  • 食品トレー 1枚
  • ビニールテープ

<製作のポイント>

いろいろな色のカラーセロハンを用意しておき、子どもたちが好きな色の魚を作れるようにするとよいかもしれません。カラータイを巻くのが難しい場合は、保育士さんがフォローをしたり、「こうするといいよ」などと見本を見せたりするとよいでしょう。(詳しい説明はこちら

水中メガネ

牛乳パックを使って水中メガネを作りましょう。



<用意するもの>

  • 牛乳パック 1個
  • ラップ 1枚
  • ビニールテープ 80cm
  • ハサミ
  • 輪ゴム
  • キリ

<製作のポイント>

ラップを貼る工程は、ピンと張れず難しいかもしれません。その場合は、保育士さんが牛乳パックを持ったりラップを張ったりと、様子を見ながらフォローをしていきましょう。

牛乳パック船

牛乳パックの船を作りましょう。



<用意するもの>

  • 牛乳パック 1個
  • 船のベース 2個
  • 竹串 1本
  • カットしたストロー 5mm 2個
  • カットした牛乳パック 5cm×14cm
  • 輪ゴム 2個
  • ゴム風船 1個
  • ストロー 1本
  • ハサミ
  • ビニールテープ
  • キリ

<製作のポイント>

牛パックをカットする線をあらかじめ書いておくと、切る場所がわかり、子どもたちの製作がスムーズに進むでしょう。また、ハサミを上手に使えない場合には、牛乳パックをあらかじめ切っておいてもよいですね。


キリを使う工程では、保育士さんのところまで船を持ってきてもらい一人ずつ穴を空けてもよいかもしれません。


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保育園で楽しめる水遊びのアイデア

続いて、保育園で子どもたちが楽しめる水遊びのアイデアを乳児・幼児別にまとめました。



乳児向け


まず乳児向けのアイデアから見ていきましょう。

ペットボトルシャワー

ペットボトルにキリなどで穴を空けて、ペットボトルシャワーで遊びましょう。


500mlのペットボトルであれば、子どもたちも持ちやすそうです。大きいペットボトルの場合は、保育士さんが子どもたちにかけたり、いっしょに持ったりなどするとよいかもしれません。


詳しい作り方は前述しているので確認してみてくださいね。

金魚すくい

桶や小さめのプールに金魚を浮かべて金魚すくいをしてみましょう。


一斉に遊んでしまうと、子どもたちが金魚すくいを行なう場所がなくなってしまうことも考えられるので、クラスを2グループに分けるとよいですね。


事前に金魚は手作りしておき、子どもたちが楽しめるように多めに金魚を用意しておきましょう。ポイになるような網は、人数分用意しておくことが大切です。

色水遊び

色水遊びでは、花などの植物をつぶして水と混ぜて遊びます。0歳児や1歳児は、花から色水を作ることが難しいため、あらかじめペットボトルのふたに絵の具を付けておき、水を入れたペットボトルをシェイクすれば色水ができあがるようにするとよいでしょう。


透明の水に絵の具を混ぜると色が変わっていく変化も見られ、面白いかもしれません。



幼児向け


次に幼児向けの水遊びのアイデアを紹介します。

フィンガーペインティング

水を入れた容器に絵の具を混ぜて色水になる様子を楽しみ、フィンガーペインティングをしてみましょう。筆を使って足や指に絵具をつけて画用紙に自由に絵を描いていきます。


画用紙に手形や足形を描いてもよいですね。水着や汚れてもよい服で遊ぶとよいでしょう。

ワニさん

プールの底に両手をつき、足を伸ばして手で進むワニさんになって遊んでみましょう。


このとき、子どもたちがワニさんになったとき顔が出せるくらい水深の浅いプールで行なうことが大切です。プール遊びが怖くない子どもの場合は、自分から水の中に顔をつけて遊ぶ姿も見られるかもしれませんね。

フラフープくぐり

プールの中にフラフープを入れて、遊んでみましょう。


フラフープを立たせてトンネルのようにくぐったり、フラフープの両端を保育士さんと子どもで持ち、引っ張って遊んだりとさまざまな遊び方をしてみてもよいですね。


フラフープを何本か用意しておけば、子どもたち自身で考えた新たな遊びが生まれるかもしれません。

宝探し

プール遊びに宝探しを取り入れてみましょう。


宝になるものを石のように重さがあるものにすると、プールの底に沈んで宝探しらしくなりそうです。


潜るのが難しい場合は、宝を軽くて水面に浮かんでくるプラスチックのボールなどに変えてもよいでしょう。

読んでおきたいおすすめ記事

保育園で水遊びのねらいやアイデアを考えて楽しい活動にしよう


保育園では、点検や準備をしっかり行ったうえで安全に水遊びをしましょう。


また、子どもたちの年齢にあわせたねらいを立て、子どもたちのさまざまな能力を引き出せるように遊び方を工夫できるとよいですね。


子どもたちが遊んでいるときは目を離さず、体調管理に気を配ることが大切です。


今回の記事のネタを参考にしながら、子どもたちといっしょに水遊びを行なってみてくださいね。


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