父の日に向けて、お守りを製作したいと考える保育士さんもいるのではないでしょうか。小さなサイズであれば携帯しやすいため、家族の方へプレゼントするとよろこばれるかもしれませんね。今回は、保育園の父の日の製作でお守りを作るねらいや、交通安全のカエルなどのアイデアを年齢別にまとめて紹介します。
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父の日の製作でお守りを作るねらい
毎年6月の第3月曜日に制定されている父の日。
保育園や幼稚園で、お父さんへの感謝の気持ちを込めて製作を行うところもあるでしょう。
なかには、父の日のプレゼントとして安全や健康などを願うお守りを子どもと手作りしたいと考える保育士さんもいるかもしれません。
まずは保育園での父の日の製作に、お守りを取り入れるねらいから確認しましょう。
- お守りの意味を知り、父の日の製作に取り組む
- お守りの製作を通して、父親の安全や健康を願う気持ちを知る
- 父の日にお守りを渡すことで、家族とのコミュニケーションを図る
このように、製作を通してお守りの意味を理解したり、父親の安全や健康の願いを込めて作ったりするねらいがあるようです。
製作する際は、お守りにどのような意味があるのかを保育士さんから子どもたちへ話すとよいですね。
ここからは、保育園での父の日の製作として子どもといっしょに作れるお守りのアイデアを乳児・幼児向けにわけて紹介します。
【乳児向け】父の日に製作するお守りのアイデア
保育園の乳児クラス(0歳児・1歳児・2歳児)で取り入れられる、父の日に製作するお守りのアイデアをまとめました。
指スタンプのお守り
子どもが指スタンプで模様をつける、シンプルでかわいいお守りの作り方です。
用意するもの
- 画用紙
- 折り紙
- 絵の具
- リボン
- ペン
- のり
- パンチ
- はさみ
作り方
1.指に絵の具をつけ、折り紙のうえに指スタンプをします。
2.画用紙をお守りの形に切り取ります。
3.(1)の絵の具が乾いたら、お守り型の画用紙に貼れる大きさにカットします。
4.お守り型の画用紙に(1)を貼りつけ、その裏側に「お守り」とペンで書き込みます。
5.お守りの上部にパンチで穴を1個空け、リボンを通したらできあがりです。
製作のポイント
0歳児と指スタンプを行う場合は、保育士さんが子どもを膝に抱き、やさしく手を添えながら行いましょう。1歳児や2歳児は、子ども自身が好きなようにスタンプを楽しめるよう、何色かの絵の具を準備するとよさそうです。
スタンプ後、すぐに手を拭けるよう濡れタオルも準備しておきましょう。
カエルの交通安全お守り
「無事帰る」という意味の、カエルをモチーフにした交通安全のお守りのアイデアです。
用意するもの
- 画用紙
- 絵の具
- タンポなどスタンプするもの
- リボン
- ペン
- ラミネートフィルム
- ラミネーター
- パンチ
- はさみ
作り方
1.画用紙をカエルの形に切り取ります。
2.(1)の画用紙に、絵の具をつけたタンポなどでスタンプをして好きな模様をつけます。
3.絵の具が乾いたら、カエルの顔をペンで書き込みます。
4.裏側に「交通安全」「ぶじかえる」などのメッセージや名前をかきます。
5.(4)をラミネートフィルムにはさみ、ラミネートします。
6.お守り上部の余白部分にパンチで1個穴を空け、リボンを通したらできあがりです。
製作のポイント
カエル型の画用紙にスタンプで模様をつける工程を0歳児とやる場合は、保育士さんが手を添えながら行いましょう。1歳児や2歳児は、自分で好きな模様をつけられるよう絵の具やスタンプなどを準備しておくとよいですね。画用紙からスタンプがはみ出ても机が汚れないよう、新聞紙などを敷いてから行いましょう。
シール貼りのお守り
シール貼りで自由にデザインする、かわいいお守りのアイデアです。
用意するもの
- 画用紙
- シール
- リボン
- ペン
- のり
- パンチ
- はさみ
作り方
1.画用紙をお守りの形に切ります。
2.好きなシールを貼って模様をつけます。
3.(1)の画用紙とは別の紙に、「お守り」と書いて切り取り、表面にのりで貼ります。
4.お守りの上部にパンチで穴を1個空け、リボンを通したらできあがりです。
製作のポイント
0歳児や1歳児と行う際は、子どもがシールを口に入れないよう注意しましょう。
丸や星、ハートの形のシールなどさまざまな種類を準備しておくと子どもが好きなものを選びやすいかもしれません。和柄のマスキングテープや縁起物のモチーフのシールなども用意するとより和風な雰囲気が出そうですね。
顔写真つきお守り
開くと子どもの顔写真がある、かわいいお守りのアイデアです。
用意するもの
- 子どもの顔写真
- 画用紙
- 折り紙
- リボン
- ペン
- のり
- パンチ
- はさみ
作り方
1.はさみで画用紙を小さな長方形型にカットします。
2.(1)を半分に折り、お守りの形に切り取ります。
3.(2)の内側に、折り紙を細かくちぎってのりで自由に貼りつけます。
4.(3)のうえの好きな位置に、子どもの顔写真を貼ります。
5.(4)ののりが乾いたら、半分に折り曲げて表側に「お守り」とかいた折り紙を貼り、裏側に名前をかきます。
6.上部にパンチで1個穴を空け、リボンを通してできあがりです。
製作のポイント
(3)の折り紙をちぎって貼る工程は、子どもといっしょにやってみましょう。0歳児はシール貼り、1歳児や2歳児はちぎり絵と、年齢によってやり方を変えてもよいかもしれません。ちぎる折り紙に千代紙を使うとより和風なデザインになりそうですね。
子どもの顔写真は、保育士さんがあらかじめお守りの内側に貼れるサイズに調整しておきましょう。
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【幼児向け】父の日に製作するお守りのアイデア
次に、保育園の幼児クラス(3歳児・4歳児・5歳児)で取り入れられる、父の日に製作するお守りのアイデアを紹介します。
折り紙のお守り
簡単な折り紙で作れるお守りのアイデアです。
用意するもの
- 折り紙
- ひも
- はさみ
製作のポイント
「折り紙の下端を1.5cm折る」という工程は、子どもにわかりやすいよう目安の折り目の位置を保育士さんが印をしておくなどの工夫をしましょう。
好きな折り紙やひもの色を子どもが選べるよう、いろいろな種類を用意しておくとよいですね。(詳しい説明はこちら)
ネクタイ型のお守り
ネクタイの折り紙を、お守りにアレンジするアイデアです。
用意するもの
- 折り紙
- リボン
- ペン
- ラミネートフィルム
- ラミネーター
- パンチ
- はさみ
作り方
1.上記の動画に沿って、折り紙でネクタイを作ります。
2.ラミネートフィルムに挟んで加工していきます。
3.ラミネートしたら、ネクタイの周りを切り取ります。
4.余白部分にパンチで1個穴を空け、リボンを通してできあがりです。
製作のポイント
お守りに活用するため、小さめの折り紙を用意しましょう。折り紙を作る途中で段をつけたり、段の端に折り目を作って内側に折り込んだりする工程は3歳児や4歳児にとって難しいかもしれないので、必要に応じて保育士さんが手伝うとよいでしょう。
ネクタイには、子どもが「おまもり」という文字をかいたり、好きなイラストをかいたりするとよりかわいく仕上がりそうですね。
車型の交通安全お守り
車型の交通安全のお守りの製作アイデアです。
用意するもの
- 子どもの顔写真
- 画用紙
- シール
- ひも
- ラミネートフィルム
- ラミネーター
- パンチ
- のり
- はさみ
作り方
1.画用紙から、はさみで車体とタイヤの形を切り取ります。
2.(1)の車体部分の両面に、「お守り」とかいた折り紙、子どもの顔写真、シールなどを貼ってデコレーションします。
3.(2)に、(1)のタイヤのパーツをのりで貼りつけます。
4.(3)ののりが乾いたら、ラミネートフィルムに挟んでラミネートします。
5.車の周りを切り取り、余白にパンチで穴を空けてひもを通したらできあがりです。
製作のポイント
子どもがはさみを扱える場合は、車体やタイヤのパーツを切り取るところからいっしょにやってみましょう。車の色を選んだり、好きなデコレーションをしたりする工程は子どもが自由にできるよう、さまざまな色の画用紙やシールなどの材料を用意しておくとよいですね。
プラ板のお守り
プラ板で作るお守りの製作アイデアです。
用意するもの
- プラ板
- オーブンレンジ
- 油性ペン
- ひもまたはボールチェーン
- パンチ
- はさみ
作り方
1.プラ板に油性ペンで「おまもり」という文字と好きな絵、名前をかきます。
2.プラ板の上部にパンチで1個穴を空けます。
3.(1)をオーブンレンジで焼きます。
4.穴にひもまたはボールチェーンを通してできあがりです。
製作のポイント
保育士さんがプラ板を初めてやる場合は、オーブンで焼くとどれくらい縮むのか予行演習をして確認しておきましょう。作りたいお守りの仕上がりサイズを想定して、あらかじめプラ板を切り出しておけば「焼いたら縮みすぎてしまった」といった失敗が少なく済むかもしれませんね。
子どもが油性ペンで文字や絵をかく際は、衣服が汚れないよう腕まくりをしたり、誤って机にかかないよう透明なシートを貼っておいたりと、汚れ防止対策をしておくとよいでしょう。
プラ板のやり方については、以下の記事を参考にしてみてくださいね。
【動画】プラバンアクセサリー オリジナルの名札やタグ作り♪/保育士バンク!
父の日の製作でお守りを作ってプレゼントしよう
今回は、保育園での父の日の製作として取り入れられるお守りのアイデアを年齢別に紹介しました。
お守りは、父親の「交通安全」や「健康」を願いながら製作するというねらいがあるようです。カエルや顔写真つきなど、家族の方がいつも身につけられるようなかわいいデザインのお守りを作ってプレゼントしてみましょう。
今回紹介したアイデアを参考にしながら、乳児・幼児向けにやり方をアレンジするなどして保育園で楽しくお守りを作れるとよいですね。
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