保育園でできる感染症対策とは。流行る時期や原因など

保育園ではどのような感染症対策をするとよいのでしょうか。子どもでも無理なく予防できれば、集団感染などを防ぐことができるかもしれません。今回は保育園での感染症対策について、すぐに実行できそうな内容をまとめました。保育園で流行りやすい感染症の時期や経路、考えられる原因などとあわせて紹介します。


手洗い

JOKE_PHATRAPONG/shutterstock.com

 

保育園における感染症対策について

さまざまな感染症が流行る時季には、保育園でどのように対策を行うとよいのでしょうか。

子どもの健康を守るために、できる限りの予防をしたいですよね。

 

厚生労働省の「保育所における感染症対策ガイドライン」では、保育園に通う子どもの特性を踏まえたうえでの感染症対策の基本などが示されています。

 

・乳幼児が長時間にわたり集団で生活する保育所では、一人一人の子どもと集団全体の両方について、健康と安全を確保する必要がある。
・保育所では、乳幼児の生活や行動の特徴、生理的特性を踏まえ、感染症に対する 正しい知識や情報に基づいた感染症対策を行うことが重要である。

 

出典:保育所における感染症対策ガイドライン (2018 年改訂版)/厚生労働省から抜粋

 

保育士さんは感染症の要因や潜伏期間、症状や予防方法についてきちんと把握しておくことが大切なようです。

 

特に子どもだけでは疎かになりがちな手洗いなどは、保育士さんがやり方を指導する必要があるのかもしれませんね。

 

出典:保育所における感染症対策ガイドライン (2018 年改訂版)/厚生労働省

保育園で見られる主な感染症の種類

厚生労働省「保育所における感染症対策ガイドライン (2018 年改訂版)」の資料によると、感染症が発生する要因として、「感染源」「感染経路」「感受性が存在する宿主」の3つが挙げられています。

 

毎年猛威を奮っているインフルエンザや、近年の新型コロナウィルスなどさまざまな種類がありますが、なかでも保育園で流行りやすい感染症にスポットを当て、症状や感染経路、潜伏期間などについてお伝えします。

 

インフルエンザ

 

例年11~12月頃に始まり、1~3月が感染拡大のピークとなっているようです。

症状としては38度を超える高熱や頭痛、全身倦怠感や筋肉痛・関節痛などが突然生じます。

 

主な感染経路は飛沫感染ですが、接触感染することもあるようです。

1~4日の潜伏期間があり、発症した後5日経過かつ解熱後2~3日を経過するまでは自宅待機となります。

 

感染性胃腸炎

 

保育園での感染性胃腸炎は、ロタウイルスやノロウイルスが主な原因とされています。

10月~4月に発生しやすく、1~3日の潜伏期間があります。

主な症状は嘔吐や下痢であり、 経口感染や飛沫感染、接触感染などにより感染拡大するようです。

 

ロタウイルスは任意で接種できるワクチンがあるので、予防接種することで重症化を防げるかもしれません。

 

溶連菌感染症

 

例年冬と春から初夏にかけて流行し、飛沫感染や接触感染により感染拡大するようです。

扁桃炎、伝染性膿痂しん(とびひ)、中耳炎、肺炎、化膿性関節炎、骨髄 炎、髄膜炎など、さまざまな症状として現れます。

 

主な感染経路は飛沫感染や接触感染で、経口感染する場合もあるようです。

潜伏期間は2~5日ですが、伝染性膿痂しん(とびひ)の場合は7~10日とされています。

 

残念ながらワクチンはないため、手洗いをしっかりするなどの基本的な対策をすることが大切でしょう。

 

マイコプラズマ肺炎

 

子どもに発症頻度が高いといわれている呼吸器感染症です。

咳や発熱などの症状があらわれ、中耳炎などの合併症を併発することもあるようです。

 

飛沫感染が主な感染経路であり、潜伏期間が2~3週間と長いのが特徴です。

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保育園で感染症が拡大する要因

保育園で流行しやすい感染症にはいくつかありますが、なぜ保育園で感染拡大しやすいのか要因として考えられることをまとめました。

 

集団で過ごす時間が多い

 

保育園は複数の子どもがいっしょに食事や昼寝などを行うため、飛沫感染や接触感染が生じやすい環境だといえるでしょう。

 

集団遊びなど子ども同士が近い距離で関わり合うことも多く、濃厚接触の機会が多いことが感染を拡大させる要因になっているのかもしれません。

 

なんでも口へ入れてしまう

 

複数の子ども同士が遊ぶ環境のなかで、とくに乳児クラスでは共有して使っている玩具などを口へ含んでしまうこともあるでしょう。

 

玩具についた唾液などを介して、ほかの子どもへ感染症を移してしまうこともあるようです。

 

子ども自身で予防の徹底が難しい

 

保育園では手洗いやうがいなどの基本的な予防策も、完全に自分で行うことは難しいでしょう。

 

また乳児クラスではよだれや鼻水が出ても自分で処理することができず、あちこちに付着していることも感染を予防することが困難な一因だと考えられそうです。

 

免疫力が弱い

 

生後6か月くらいまでは、母親からもらった免疫で守られ風邪などにかかりにくいとされていますが、その免疫も徐々に薄れてしまうようです。

 

風邪をひく度に免疫力は徐々についていきますが、それでも充分な免疫力ではなく未熟なため、子どもは感染症にかかりやすいのかもしれません。

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保育園でできる感染症対策

体温計

maroke/shutterstock.com

 

保育園では感染拡大に伴ういろいろな要因が考えられますが、このようななかでもできる限りの予防をすることが大切でしょう。

 

保育園ですぐに実行できる感染症対策についてお伝えします。

 

手洗い・うがいをする

 

日々の保育では食事の前や外遊びの後など、幾度も手の洗浄やうがいをする場面があるでしょう。

子どもがきちんと手洗いやうがいができているのか、保育士さんがしっかりと確認することが大切ですね。

 

その際、保育士さんだけでなく、年上の子どもが年下の子どもに見本を示していっしょに行ったり、家庭でも徹底してもらうよう保護者に伝えたりすることも大事になります。

 

ほかにも、手洗いやうがいなどの正しいやり方が分かるようなマニュアルを子どもの目のつくところへ掲示したり、感染症対策の必要性についてわかりやすくペープサートなどで伝えたりと、基本的な予防に前向きに取り組めるような雰囲気を作ってみましょう。

 

なお、タオルは共用しないことが望ましく、ペーパータオルを使うことも感染症対策につながるかもしれません。

 

マスクの着用と検温を徹底する

 

子どもはマスクを着用してもすぐに外してしまうなど、習慣にすることは難しいかもしれません。

しかし、保育士さんは可能な限りマスクを着用して、感染防止に努めるとよいですね。

 

また、子どもの検温は複数回行うようにし、登園前については家庭にも協力してもらうようにしましょう。

 

保育中は子どもの体調の変化を見逃さないよう細心の注意を払い、普段と違うと感じたら熱を測るなどの対応をすることが大切です。

 

アルコール消毒を行う

 

手指を衛生的に保つのはもちろん、 机やドアノブなどのよく触る箇所はこまめにアルコール消毒を行うようにしましょう。

 

また、子どもが舐めたものはその都度よけてほかの子どもが触らないように配慮したり、玩具やぬいぐるみなどはこまめに消毒したりすることが、感染症対策として大切なことかもしれません。

 

処理の仕方に注意する

 

保育園で子どもの嘔吐や下痢があった場合には、細心の注意を払いながら処理をする必要があります。

 

なお、ノロウイルスの場合は次亜塩素酸ナトリウムで処理する必要があるなど、殺菌の仕方についてあもらかじめマニュアルを作成しておき、職員間で共有・連携しておくと実際対応するとき慌てずに済むかもしれません。

 

子ども同士の距離を保つ

 

食事や制作遊びの時間など、机を使う活動ではできるだけ子ども同士の距離を離して座らせるようにしましょう。

 

昼寝中は子ども同士の頭の位置を互い違いにするなど工夫することで、顔と顔の距離を少しでも離すことができるかもしれません。

 

定期的に換気をする

 

感染症対策として、室内を換気することも予防効果を期待できるといわれています。

1時間に1回など定期的に保育室の窓を開けるなどして、空気の入れ替えを行うように意識してみましょう。

 

感染症を流行らせないために保育園で無理なく取り組めることなどを挙げ、マニュアルとして掲げることも予防策として有効かもしれません。

 

出典:保育所における感染症対策ガイドライン (2018 年改訂版)/厚生労働省

 

出典:ノロウイルスに関するQ&A/厚生労働省

読んでおきたいおすすめ記事

感染症対策を徹底し、保育園での健康を守ろう

今回は保育園でできる感染症対策について、すぐにでも取り組めることなどをお伝えしました。

 

子どもの健康と安全を守るためには、感染症の病原体を広めないために保育士さんが日頃から意識することが大切といえるでしょう。

 

子どもの行動の特徴などを踏まえて不安をあおらないように気をつけつつ、子どもがきちんと感染予防ができているかどうか、保育士さんが確認したりフォローしたりすることも予防につながるかもしれません。

 

感染症により子どもは重症化することも考えられます。

保育士さんができる限りの感染症対策をし、感染拡大を防ぐための工夫をしていきましょう。

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