1歳児の運動遊び14選!保育のねらいと、サーキットなど室内で楽しめるアイデア

1歳児クラスで楽しめる運動遊びを知りたい保育士さんもいるでしょう。援助のポイントやねらいなどを押さえて、子どもたちとのびのびと身体を動かして楽しめるとよいですよね。今回は、保育園の1歳児にぴったりな運動遊びのアイデアを、室内と戸外に分けて紹介します。あわせて、活動の際に必要な配慮についてもまとめました。

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1歳児クラスで行う運動遊びのねらい

1歳児になると、1人歩き、しゃがむ、立ち上がる、くぐる、階段の上り下りなど、さまざまな動きをするようになるでしょう。

自由に歩き回れるようになると好奇心がより旺盛になりますが、自分のしたいことが中心なため、友だちとかかわって遊ぶ姿が見られるのはまだ先かもしれません。ただ、保育士さんの動きには興味を持って真似しようとする頃のようですね。

そんな1歳児クラスで行う運動遊びには、以下のねらいが挙げられます。

  • 保育士とのスキンシップを通して信頼関係を育む
  • 保育士の真似をしながら取り組む
  • 身体を動かして運動することに興味をもつ
  • 自由に運動することを楽しむ

1歳児と運動遊びを楽しむには、保育士さんが見本を見せて、子どもたちの「やってみたい」という興味を引き出すことがポイントとなりそうですね。

では、1歳児の子どもたちと楽しめる運動遊びのアイデアを見ていきましょう。

【室内】1歳児の運動遊びのアイデア

手を挙げる子どもyamasan / stock.adobe.com

まずは、保育園の室内で楽しめる1歳児向けの運動遊びをまとめました。

1.マット運動

保育士さんがマットの上で足を開いたり身体をアーチ型に曲げたりして、トンネルを作りましょう。子どもはトンネルの下をハイハイでくぐって遊びます。

子どもが保育士さんの真似をして足のトンネルを作り、友だちと交互にくぐり合うのも面白いかもしれませんね。

ほかにも、マットで作った山の登り降りを楽しんだり、横になってコロコロと転がったりと、さまざまな運動遊びにチャレンジしてみましょう。

2.ボール遊び

保育士さんは子どもと向かい合って座り、足を開いてゴールを作ります。子どもはゴールめがけてボールを転がしたりバウンドさせたりして遊びましょう。

少しずつ距離を遠くして難易度を上げれば、子どもはさらに夢中になってくれるかもしれませんね。

3.フラフープ遊び

ホールなどの広い場所を確保し、保育士さんがフラフープを立てて持ちます。

子どもたちは、ハイハイや中腰でくぐって遊びましょう。

フラフープの数を増やしたり大きさを変えたりして、難易度を調節してみてくださいね。

4.新聞紙遊び

保育士さんは中心を丸く切り抜いた新聞を用意しておきましょう。

子どもは新聞を破かないように、そっと中をくぐって遊びます。

穴の形を四角や三角にアレンジしたり、大きさを変えたりして楽しんでみましょう。

一通り遊んだあとは、ビリビリと破って新聞紙の雨を降らせたり、ビニールプールに敷きつめてお風呂ごっこで遊んだりするのもよいですね。

5.サーキット遊び

サーキット遊びとは、さまざまな道具を組み合わせたコースを設置し、周回しながら運動遊びを楽しめる活動です。1歳児ではマットやフラフープ、縄跳びなどを活用するとよいでしょう。

マットの上に寝転がってクルクルと回ったり、縄跳びを床に置いて上を歩いたりと、シンプルな動きで楽しめるコースを作るとよいですね。また段ボールで作るトンネルなど、廃材を活用して1歳児が楽しめる難易度の遊具を作ってみるのも面白いかもしれません。

サーキット遊びをする際は周囲にマットを敷いておき、必要に応じて保育士さんが子どものそばについて援助しましょう。

6.平均台遊び

全身を使った運動遊びを楽しめるようになる1歳児クラスでは、低い平均台遊びにチャレンジしてみましょう。

はじめは保育士さんと手をつないで端から端まで渡り歩き、慣れてきたら1人で渡るのに挑戦してみてもよいかもしれません。

ほかにも、保育士さんと手をつないで平均台の上からジャンプで下りたりまたいでみたりと、さまざまな動きを楽しんでみてくださいね。

7.鉄棒遊び

室内に低い鉄棒を用意し、ぶら下がりの運動遊びを楽しみましょう。

はじめのうちは保育士さんの援助が必要です。

子どもを抱っこして鉄棒につかまってもらい、手や身体をしっかり持って支えましょう。

手を離してもぶら下がりを続けられそうであれば、5秒・10秒などカウントして記録に挑戦してみるのもよいですね。

ゲーム性のある運動遊び

1歳児が室内で楽しめる、ゲーム性のある運動遊びを紹介します。

8.風船的あて

ボールを5つ用意し、横一列に並べた3つの風船めがけてボールを投げて遊びましょう。風船に当てることよりも、ボールを投げる動作を楽しめるとよいですね。

万が一子どもの身体にあたってもケガしにくいよう、やわらかくて軽いボールを用意しましょう。子どもが片手で持てる、小さめのカラーボールなどがよいかもしれませんね。

9.ボール運び

2つのかごを離して置きます。片方のかごにボールを複数入れておき、もう片方のかごへボールを1個ずつ運んで遊びましょう。

かごをたくさん用意したり保育士さんがかごを持ちながら移動したりと、子どもが進んでボールを入れたくなるようアレンジをしてみると飽きずに楽しめるかもしれません。

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【戸外】1歳児の運動遊びのアイデア

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では、続いて戸外で楽しめる、1歳児向けの運動遊びを紹介します。

10.キャッチボール遊び

保育士さんと子どもがペアになって向かい合い、キャッチボールをします。

子どもが受け取りやすいよう、ボールは下からゆっくりと投げましょう。

キャッチするのが難しい場合は距離を縮めるなど、子どもが達成感を味わえるように配慮するとよいですね。

11.縄跳び遊び

縄跳びを地面に置いて、その上を歩いて遊びます。クネクネ道やグルグル道など、いろいろなコースがあると楽しそうですね。

縄跳びの上をうまく歩けない子どもがいたら、保育士さんが手をつないでいっしょに歩くなど援助しましょう。

12.タイヤ遊び

小さくて軽いタイヤを使って自由に遊びましょう。

たとえば、地面に置いたタイヤの中に入ればお風呂ごっこのように遊べます。また、タイヤに紐を結べば引っ張って遊ぶこともできるでしょう。

ほかにも、タイヤの上に友だちを乗せて、2人や3人がかりで引っ張って遊ぶのも楽しそうですね。

ゲーム性のある遊び

1歳児が戸外で楽しめる、ゲーム性のある運動遊びを紹介します。

13.色探し

赤や青などいろいろな色の画用紙を地面にばらまきます。適当な色の名前を子どもに伝え、その色の画用紙を見つけてもらいます。

戸惑っている子どもがいたら、「バナナの色と同じだよ」などとヒントを出して誘導してもよいでしょう。さまざまな色の名前を覚えて、色に興味をもつきっかけになるとよいですね。

14.友だちにタッチ

保育士さんが子どもの名前を呼び、呼ばれた子どもをみんなでタッチする運動遊びです。

名前を呼ばれた子は「はい!」と返事をします。他の子どもは名前を呼ばれた子の側に行き、タッチして遊びます。

保育士さんはあらかじめ名前カードを用意しておき、全員の名前を呼べるように配慮しましょう。

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    1歳児クラスで運動遊びをする際に配慮するポイント

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    1歳児クラスで運動遊びを楽しむために必要な、保育士さんの援助や配慮のポイントを紹介します。

    安全性を確保する

    1歳児は運動機能が発達するものの、まだできない動きも多くあります。

    マット運動や平均台、鉄棒などの器具を使った遊びでは、転倒したり落下したりする恐れがあるため、周囲にマットを敷いて保育士さんがそばにつきましょう。

    ほかにも、事前に床や地面に危険なものが落ちていないか確認するなど、安全に楽しめる環境設定に配慮することが大切です。

    軽くてやわらかい素材のアイテムを用意する

    アイテムを使って運動遊びする際は、万が一子どもに当たってもケガをしないように軽くてやわらかいものを用意しましょう。

    また、子どもが持ちやすい大きさのものを選ぶなど、遊びやすさにも配慮するとよいですね。

    目的地を明確にする

    目的の場所を定めて活動していても、子どもはコースを外してしまうことがあるでしょう。

    遊ぶ前に、最後に集まってほしい場所にわかりやすく大きな目印をつけて伝えたり、いっしょに子どもたちとコースを回ったりするとよいかもしれません。

    子どもができることに難易度を合わせる

    子どもが達成感を味わえるように活動の難易度を調整しましょう。

    たとえば、1歳児のなかにも鉄棒のぶら下がりが難しいと感じる子どもがいるかもしれません。

    そういったときは、ぶら下がりではなくジャンプで鉄棒を掴む練習をするなど、運動の内容を工夫するとよいですね。

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    保育園で、1歳児といっしょに運動遊びを楽しもう

    今回は、1歳児クラスで楽しめる運動遊びを、室内向けと戸外向けにわけて紹介しました。

    1歳児が行う運動遊びには、保育士さんとのスキンシップを図ることや、身体を自由に動かす楽しさを味わうなどのねらいがあります。

    1歳児になると少しずつ全身を使った動きができるようになるので、マット運動や平均台など複数の運動を繰り返し楽しめるサーキット遊びなどに挑戦してみるとよいかもしれません。

    ただし運動遊びをする際は、周囲の安全を確保したり保育士さんがそばについたりといった配慮が大切です。

    今回紹介した1歳児向けのアイデアを参考に、子どもたちが興味を持ってチャレンジしたいと思えるような運動遊びを取り入れてみてくださいね。

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