学童保育で働く「放課後児童支援員」は、2015年度の子ども・子育て支援新制度にて創設された新しい資格です。学童保育で働きたいと考えている場合、放課後児童支援員の資格を持っていると採用に有利になることがあるため、取得しようと考えている人は多いといいます。今回は、そんな放課後児童支援員になるための資格取得の条件などを解説します。また、学童保育求人に応募する際の履歴書の書き方もチェックしておきましょう。

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目次
放課後児童支援員とは
そもそも放課後児童支援員とは、学童保育(放課後児童クラブ)における指導のための専門資格です。
2015年に設置された比較的新しい資格で、2020年度から各学童保育(放課後児童クラブ)に2人以上の配置が義務付けられるようになりました。
放課後児童支援員の仕事と勤務時間
保護者が仕事などで昼間留守にしている家庭の小学生が放課後に安心して過ごせる場を提供することが主な役割となっており、以下のような仕事を担当します。
- 出欠の確認
- 子どもの発達に合わせた適切な遊びや活動の準備
- おやつの提供
- 連絡帳などを用いた保護者とのコミュニケーション
- 子どもの様子や育成支援のための記録
- 工作教室や調理実習など地域と連携したイベントの開催
- 学校をはじめとする関係機関との連携・連絡
放課後児童支援員の勤務時間は、平日は10時頃もしくは昼頃から始まり、終わるのは19~20時頃だそうです。基本的には、各施設の運営時間までが一般的な勤務時間となっているところがほとんどだといいます。
なお、土曜日などの休日や夏休みといった長期休暇の期間は子どもの受け入れ時間が早まるため、朝早くから運営している施設もあるようです。
放課後児童支援員と学童指導員との違い
放課後児童支援員という資格が創設されるまでは、学童保育で働く人は「学童指導員」と呼ばれていました。
しかし、2015年に放課後児童支援員が資格化されると、有資格者を「放課後児童支援員」、無資格者を「補助員」として区別するようになったのです。
補助員の仕事は、前述した放課後児童支援員の業務をサポートすることが主です。そのほかにも、放課後児童支援員の指導および助言のもとで行なう補助業務などを担当します。
学童保育(放課後児童クラブ)の待機児童は年々増加傾向にある

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こども家庭庁が公表した「令和5年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況」によると、2023(令和5)年度に学童保育を利用できなかった待機児童数は1万6276人にものぼるそうです。
2022(令和4)年度の待機児童数が1万5180人だったことを考えると、たった1年で1096人増えているということになります。
このような状況もあり、こども家庭庁と文部科学省は学童保育利用者の受け皿を確保することを目的とし、以下のような対策に取り組むことを公表しました。
- 賃貸物件を活用する施設への補助の引き上げ
- 常勤職員を複数配置した施設への補助金の拡充
- 利用調整支援事業や送迎支援の拡充
早急に受け皿を整備する対策を進め、できる限り早い時期に待機児童を解消させることを目標としています。
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放課後児童支援員になるには

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学童保育(放課後児童クラブ)で働く放課後児童支援員になるには、各都道府県で実施されている放課後児童支援員認定資格研修を修了する必要があります。
しかし、誰でも研修を受けられるというわけではありません。保有資格や学歴によっては、研修の受講要件として実務経験が必要な場合があります。たとえば、以下のいずれかの条件を満たしていると、実務経験を問わず受講することが可能です。
- 保育士資格の保有者
- 社会福祉士資格の保有者
- 幼稚園、小学校、中学校、高校のいずれかの教員免許保有者
- 大学や大学院で社会福祉学・心理学・教育学・社会学・芸術学・体育学のいずれかの専門課程を修了した者
実務経験が必要となる場合
上記の条件を満たしていない場合は、研修の受講に実務経験が必要となります。なお、最終学歴によって実務経験として認められる業務や期間が異なるため、注意が必要です。
- 高卒以上で、児童福祉事業での実務経験が2年以上ある人
- 高卒以上で、放課後児童健全育成事業に類似する事業での実務経験が2年以上あり、市区町村長が適当と認めた人
- 学歴問わず、放課後児童クラブでの実務経験が5年以上あり、市区町村長が適当と認めた人
放課後児童支援員認定資格研修の概要
放課後児童支援員認定資格研修では、6分野16科目のカリキュラムを受講します。1科目あたり90分の講義時間が設けられているので、合計で24時間の研修を受けるということです。講義のテーマについて、見ていきましょう。
1.放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の理解
(1)放課後児童健全育成事業の目的及び制度内容
(2)放課後児童健全育成事業の一般原則と権利擁護
(3)子ども家庭福祉施策と放課後児童クラブ
2.子どもを理解するための基礎知識
(4)子どもの発達理解
(5)児童期(6歳~12歳)の生活と発達
(6)障がいのある子どもの理解
(7)特に配慮を必要とする子どもの理解
3.放課後児童クラブにおける子どもの育成支援
(8)放課後児童クラブに通う子どもの育成支援
(9)子どもの遊びの理解と支援
(10)障害のある子どもの育成支援
4.放課後児童クラブにおける保護者・学校・地域との連携・協力
(11)保護者との連携・協力と相談支援
(12)学校・地域との連携
5.放課後児童クラブにおける安全・安心への対応
(13)子どもの基本的な生活面における対応
(14)安全対策・緊急時対応
6.放課後児童支援員として求められる役割・機能
(15)放課後児童支援員の仕事内容
(16)放課後児童クラブの運営管理と職場倫理
なお、「子どもを理解するための基礎知識」の分野は保育士資格を持っているとすべて免除されます。
そのほか、同分野の科目(4)と(5)は教員免許を保有していると、(6)と(7)は社会福祉資格を保有していると免除されるようです。
上記のカリキュラムをすべて受講し修了したことが認定されれば、修了証が交付される仕組みとなっています。
放課後児童支援員を履歴書に書く際のポイント

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資格を取得できたら、実際に学童保育(放課後児童クラブ)で働きたいと考える人が多いでしょう。ここでは、学童保育求人の応募に際して履歴書を書くときのポイントを紹介します。
形式・サイズ
履歴書の形式には大きく分けて、JIS規格と自由形式(JIS規格以外)の2種類があります。
JIS規格とは、「日本工業規格(Japan Industrial Standards)」を参考にしたものです。先方からの指定がなく、どの履歴書を使うか悩んだ場合はJIS規格で提出するのがよいでしょう。
自由形式では学歴・職歴欄が大きかったり、自己PRや趣味・特技欄が広く取られていたりとその形式によって特徴があります。「自分はこの能力をアピールしたい」という希望がある場合は自分に合った形式を選択すると自分のよさが伝わりやすいかもしれません。
履歴書のサイズはA4とそれより小さめのB5があります。指定があった場合はそれに従いますが、指定がない場合はどちらでも構わないでしょう。
A4サイズは志望動機や自己PR欄のスペースが広めに設けてある場合が多いので、たくさん書きたいという方はA4を選ぶのがよいかもしれません。
手書きもしくはパソコンで書く
履歴書の書き方ですが、特に指定がない場合は手書き・パソコンどちらで書いても問題ないでしょう。
手書きのメリットとしては、どのような字を書くのかをあらかじめ知っておいてもらえることが挙げられます。学童保育の場では子どもの宿題を見る、掲示物を作成するなど、字を手書きする場面が多いため、子どもが読みやすい字かどうかという点は1つの判断基準になるでしょう。
一方、パソコンの場合、字のきれいさに自信がない人でも読みやすい履歴書を作成できるというメリットがあります。
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放課後児童支援員の志望動機の例文

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履歴書の志望動機は、自分がその職場に入りたいという熱意をアピールできる重要なポイントです。
どのように書けば自分の意欲や仕事に対する考え方を伝えられるかを、しっかりと確認しておきましょう。今回は、さまざまな場合に分けて、志望動機の例文を紹介します。
保育士から放課後児童支援員を目指す場合の例文
放課後児童支援員を目指したきっかけ、自分の強み、就職してからやりたいことの3点を軸に記述しましょう。
なぜ保育士から放課後児童支援員になりたいか、保育士としてのキャリアを学童保育でどう活かしていきたいかなどをわかりやすく書いていくことが大切です。
<例文>
小学生の成長を支援できる仕事がしたいと考え、放課後児童支援員を志望いたしました。 5歳児の担任を経て、幼保小連携の業務を経験して参りました。小学校入学を見据えた子どもの保育の難しさを感じるとともに、小1の壁問題の根深さを改めて実感しております。
学童保育において、家庭に代わった生活支援という観点から、保育で培った共働き家庭の子どもの援助経験を活かしていきたいと考えています。困難を抱えた子どもの生活を支えることで、すべての子どもたちが安心して育っていける環境づくりに貢献していきたいです。
放課後児童支援員として働いていて別の学童保育への転職を目指す場合の例文
同業の転職の場合、転職先の職場ならではの特徴を挙げて、そこでやりたいことを考えるとよいでしょう。
自分の持つスキルや経験、なぜその職場で働きたいかが伝わる文章を心がけることが大切です。これまでの役職や担当してきた業務などの経験、自分の強みをどう活かせるかを書くようにしましょう。
<例文>
子どもと関わることが好きで、学生の頃から学童保育のアルバイトをしていた経験から放課後児童支援員として働いてまいりました。子どもの頃からやっていた体操競技のスキルを活かし、運動指導を重点とした援助をしたいと考え、貴社を志望いたしました。
〇年間続けた体操では、選手としての経験だけでなく、子ども体育教室でコーチとしてのサポートを行なった経験がございます。運動指導のスキルと、学童保育で培った子どもへの対応力を活かして、子どもの健やかな成長を支援していきたいと考えております。
出典:放課後児童支援員の役割及び職務と補助員との関係/厚生労働省
出典:令和5年 放課後児童健全育成事業(放課後児童クラブ)の実施状況/こども家庭庁
保育士の資格を活かして放課後児童支援員を目指そう
学童保育(放課後児童クラブ)で働く放課後児童支援員になるには、放課後児童支援員認定資格研修を修了する必要があります。
しかし、保育士資格を保有していると一部のカリキュラムが免除になるため、実務経験からの取得を目指すルートよりは取得しやすいといえるでしょう。
保育士バンク!では、放課後児童支援員の求人を多数掲載しており、学童保育を中心にさまざまな施設の求人情報を取り扱っています。
放課後児童支援員の仕事に興味を持っている方がいらっしゃいましたら、お気軽にお問い合わせください。
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