生活環境の変化などをきっかけに、一度保育の仕事から離れた保育士さんもいるでしょう。再び保育士として働きたいと思っていても、離れていた期間のブランクが気になり、なかなか再就職に踏み出せない人もいるかもしれません。そこで今回は、ブランクありの保育士さんが抱える復帰への不安や求人探しをする際のポイントなどを紹介します。
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ブランクありの保育士さんが抱える復帰への不安とは
一度保育の仕事から離れたブランクのある保育士さんたちは、何かしら復帰への不安を抱えているようです。ここでは、保育士さんたちが抱えがちな不安をいくつか紹介します。
仕事内容への不安
保育現場を離れていた人がまず不安に感じるのが、現在の保育現場の仕事についていけるのか?という点だそうです。
保育業界の常識は時代とともに変化しており、数年前には当たり前に行なわれていたことが現在ではやってはいけないことになっていることも少なくありません。そのような違いについていけるか不安になり、保育士としての復帰に躊躇してしまう方もいるようです。
また、保育士さんの日々の業務を軽減するためにICT化を積極的に取り入れている園も増えています。業務でIT機器を使いこなせるかどうかに不安を感じて、復帰に踏み切れないことがあるようです。
体力面や健康面での不安
ブランクの期間が長かったりある程度年齢を重ねていたりする方は、体力面や健康面で子どもたちについていけるか心配になっているようです。
複数の乳幼児を相手にするのは、想像以上に体力を消耗します。体調を崩すことなく保育の仕事ができるのか、元気いっぱいな子どもたちと遊んで体力が持つのかと不安になることも少なくありません。
人間関係や職場環境への不安
これは保育の仕事に限らず、どのような仕事でも言えることですが、人間関係や職場環境に関することも復帰への不安要素のひとつとして挙げられます。
特に前職で人間関係や職場環境に苦労した経験があると、その傾向が強くなることがあるようです。
家事・育児などとの両立への不安
小さなお子さんがいる方や家族を介護している方など、家事や育児と仕事が両立できるのか不安に感じてしまう方もいるようです。
いくらICT化が進んでいるとはいえ、休みが取りづらかったり残業や持ち帰り仕事が多かったりする保育施設も少なくありません。家庭と仕事との両立に難しさを感じ、復帰することに不安を抱える人が多いようです。
ブランクがあるなら潜在保育士向けの制度や支援を利用しよう
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こども家庭庁が公表した「保育士の有効求人倍率の推移(全国)」によると、2024年1月時点での保育士の有効求人倍率は3.54倍だそうです。
この有効求人倍率は求職者一人に対して何件の求人があるかを示している数値なので、一人の求職者に対して3.5件の保育士の求人があるということになります。
同時期の全職種の有効求人倍率が1.35倍であることを考えると、保育士がいかに高い数値であるかがわかるでしょう。有効求人倍率が高いということは、仕事を探している保育士さんが全員就職したとしてもまだ求人が残っているということになります。
求人を募集する施設が多い一方で保育の仕事に就こうとする求職者が少ないため、保育士不足となってしまっている現状があるようです。
しかし、保育士資格を保有しているのにも関わらず、保育士として働いていない人もいます。こども家庭庁が公表した「保育士の現状と主な取組」によると、2021年時点で潜在保育士は約107万人にものぼるそうです。
同年の保育士資格を持つ登録者は約173万人でしたが、そのうち約107万人が潜在保育士となると実際に保育士として働いている人は約66万人しかいないという計算になります。
なお、潜在保育士が保育士として働かない背景には以下のような理由があるようです。
- 給料の低さ
- 責任感の重さ
- 労働環境への不満
- 人間関係の悩み
人手不足という深刻な状況を解消するために、国や自治体、民間企業は、潜在保育士の復帰をサポートする取り組みとして以下のような制度やセミナーを実施しています。
- 就職準備金貸付
- 未就学児をもつ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業
- 未就学児をもつ保育士の子どもの預かり支援資金
利用にはそれぞれ定められた条件を満たす必要がありますが、これらの制度を利用することで再就職するときの費用を貸付けてもらえます。
一定期間勤務をすることで貸付金の返還が免除される場合も多いようです。復帰を目指す人にとってはありがたい制度といえるでしょう。
また、自治体主催のセミナーでは保育内容を中心とした研修や就職相談、民間企業主催のセミナーでは復職相談に乗ってもらえたり、実際の求人を紹介してもらえたりするようです。
保育士としての復帰を考えているのであれば、上記で紹介した制度やセミナーの利用を検討してみてはいかがでしょうか。
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ブランクのある保育士さん向け!求人探しのポイント
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ここでは、ブランクのある保育士さんが求人を探す際のポイントを紹介します。
保育業界に特化した求人サイトを活用する
保育の求人はさまざまな求人サイトに掲載されていますが、その中でも保育業界に特化した求人サイトを活用するといいかもしれません。
特定の業界に特化していることで、「ブランクOK」や「土日休み」など、こだわりの条件を絞って求人を検索できる可能性があります。
なお、保育士バンク!に掲載されているブランクOKの施設の求人情報を知りたい保育士さんは、以下のボタンからチェックしてみてくださいね。
ブランクOKの求人を見てみる転職支援サービスを活用する
転職相談や求人紹介、面接対策、給与交渉など、転職に関わるすべてのサポートをしてくれる転職支援サービスを活用するという方法もあります。
転職支援サービスでは専任のアドバイザーがつくので、復帰に対する不安や悩み、希望を聞いてくれます。
そのうえで最適な求人を提案してくれるので、復帰に悩みを抱えている人でも安心できるでしょう。
なお、保育士バンク!はブランクのある潜在保育士さんたちの転職活動のサポートを行なっています。この機会にぜひご相談ください。
再就職の相談に乗ってもらう出典:保育士の現状と主な取組/厚生労働省
出典:保育士の有効求人倍率の推移(全国)/こども家庭庁
出典:潜在保育士の再就職支援事業/東京都社会福祉協議会
出典:未就学児をもつ潜在保育士に対する保育所復帰支援事業/東京都社会福祉協議会
出典:未就学児をもつ保育士の子供の預かり支援資金/東京都社会福祉協議会
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ブランクの不安を解消して保育士としての復帰を目指そう
保育士として復帰するにあたっていろいろ不安はあると思いますが、保育業界は常に人手不足であるため、ブランクがある保育士さんでも経験者として重宝される可能性があります。
職場復帰のための費用や知識、スキルなどに不安がある場合は、国や自治体が取り組む貸付制度、自治体や民間企業が主催する研修やセミナーを活用するとよいでしょう。
保育士人材を募集する求人サイトでは、ブランクOKとしている施設の求人を探すことが可能な場合が多くあります。まずは求人をチェックするところから始めてみてはいかがでしょうか。
保育士バンク!では、保育に特化した求人情報を紹介する転職サポートを行なっています。ブランクに向けて抱えている不安や悩みがある場合は、お気軽にご相談くださいね。
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